こ こが知りたい遺言・相続手続き


3-2 自筆証書遺言?

■自筆証書遺言

一番簡単な方法 で、遺言者が全文、日付、氏名を自筆で 書いて、捺印すれば終わりです。手軽でいつでもどこでも書けるため、費用もかからない方法ですが、方式則っていないため に、有効か無効かで争われるケースが多く、無効になってしまうことも少なくありません。また、有効な遺言書を作っても、紛失、偽造、変造、隠 匿のおそれもありますので、できれば公正証書遺言がお勧めです。

先ず、全部自筆 で書かなければなりません。ワープロも代筆も無効です。ただし他人に 手を支えられて補助のもとに書いた場合は有効です。また、用紙はなんでもよく、ホテル、旅館等に備え付け の名入りの便箋でも構いません。

日付も正確に特定できなければなりません。”平成15年8月吉日”は無効です。”何歳の誕生日”という書き方は日付が特定できるので有効です。遺言は書き 換えることができるため、後の日付のものが有効とされていますので、いくつもの遺言が出てきたときに、どちらが有効かが判断できないからです。日付はきち んと書きましょう。

署名は、普通は本名でしますが、一般に知られている芸名なら有効です。押印は実印でなくとも認印で有効です。拇印は有 効か無効かで長年争われてきま したが、一応有効という最高裁判決が出ました。押印しておくのがが無難でしょう。

封印されている 自筆証 書遺言のは、死後発見してもすぐに開封することはできません。開封する前に家庭裁判所の検認手続を受けなければなりません。これは自筆証書遺言が遺言者 の意思によって作成したものかどうかを確認し、偽造や変造を防止するためのものです。検認手続には1ヶ月くらいかかりま ので、それまで相続人は遺言の内容を知ることはできません。検認の手続をしないで遺言書を開封しても、遺言が 無効になるわけではありませんが、開封した人は5万円以下の過料に処せられる ます。


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行 政書士  くぼあきら