こ こが知りたい遺言・相続手続き


3-10 遺言の検認手続き?

遺言が公正証書遺言以外の方式でなされた場合、すなわち自筆証書遺言や秘密証書遺言の場合は、家族だからといって、勝手に開封することはできません。 勝手に遺言書を開封した場合は、5万円以下の過料を課せられます。

これらの遺言書 は、家庭裁判書に提出して「検認」という手続きをしなければなりません。遺言書に封印がしてあれば、家庭裁判所は各相続人 立会いのもとで開封 します。この措置は、本人以外の者による遺言内容の改ざんを防ぐためのものです。

検認は、遺言書 の筆跡を比較して、確かに本人が書いた遺言であることを確認するもので、遺言内容の正当性や分配 を認めることではありません。

検認の手続きに は、遺言者の戸籍謄本と相続人全員の戸籍謄本を添付します。相続人以外に遺贈を受ける人がいる場合は、その人の戸籍謄本か住民票を添付します。

このように、遺 言書の検認手続きには、相続人たちが謄本を揃えたり、手間と時間が必要ですので、自筆証書遺言や秘密証書遺言は向いていません。時間的猶予のない事柄は、 生前に家族に伝えておくほうが良いでしょう。


Web Legal Help Desk
行 政書士  くぼあきら