こ こが知りたい遺言・相続手続き


1-15 未成年者の特別代理人
たとえ母親で あっても未成年の子の相続の代理をすることはできません。遺産 分割は潜在的に、共同相続人の間で利害が対立する可能性を秘めているものです。これを利益相反関係にあると いいます。

利益相反関係にある場合に、遺産分割協議で相続人の一人が他の相続人を代理したりすると、自分の有利なようにことを処理する可能性があるからです。

したがって、
親権者はその子のために特別代理人の選任を家庭裁判所に申し立てなければなりません。特別代理人は伯 父、伯母等身内の人になってもらうことで構いません。もし、母親が特別代理人を選任しないで親権者として子 を代理して一人で遺産分割の協議をしてしまった場合は、この遺産分割協議は無効になります。

また、未成年の子が複数いる場合は、それぞれにに特別代理人の選任が必要です。子同士も利益相反関係にあるからです。尚、子が成人した後に遺産分割協議を すれば、協議のときにさかのぼって効力を生じます。


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行 政書士  くぼあきら