こ こが知りたい遺言・相続手続き


1-13 寄与分と特別縁故者
父親の片腕として事業の発展に貢献したとか、父親の闘病 生活の療養看護を長年に渡ってしてきたという相続人は、遺産分 割について、法定相続分を越える額を遺産を相続できるものと定めています。このように、被相続人に寄与をした相続人が得る利益のことを寄与分といいます。

寄与分の額については、原則として相続人間の協議によって定められますが、協議が不調のときは、寄与をしたものが家庭裁判所に寄与分決定の審判の請求がで きます。寄与分が認められるのは相続人に限られ、内縁の夫や妻、亡くなった夫の両親の世話をしてきた嫁などには認められていません。

一方、法定相続人ではないが、被相続人と生計を同じくしていた 者、被相続人の療養看護に努めた者、その他被相続人と特別の縁故があった者については、故人の遺産の一部、あるいは全部を与えることを民法は規定していま す。

これを特別縁故者といい、内縁の妻や故人の生活にゆかりの深かった人がなどで す。ただし、特別縁故者が遺産の分与を受けられるのは、法定相続人が一人もいないと確定したときだけです。

法定相続人も特別縁故者もいないときは、財産は国庫に帰属します。

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行 政書士  くぼあきら