中国遠征

期日:平成19年7月15日(日)〜17日(火)

場 所:中国広東省佛山市

大会名:第1回全中国空手道選手権大会

中国で初となる、国内選手権大会が開催され、糸東会の要請で選抜された長谷川空手スクールの荻原知佐、矢野彩、松浦早希の3名がこの記念すべき大会に模範演武で華を添えた。
3名の感想です。

 -矢野彩-
7月15日〜7月17日の3日間、中国広東省佛山市に於いて「第1回全中国空手道選手権大会」が開催されました。
私たちはこの大会の中で糸東会代表選手として、団体形(チャタンヤラ・クーシャンクーの形と分解)を演武しました。
      
演武は大会1日目と3日目にやらせて頂き、3日目には個人形も演武できるということで、私は糸東会第二指定形「ニーパイポ」を披露しました。いつもと違った雰囲気の中で演武することはとても緊張しましたが、本番ではいつも以上に3人の気持ちが一つになり、今までで一番最高な形と分解ができたと思います。

このような記念すべきすばらしい大会で、演武をさせて頂いたことに対して感謝の気持ちでいっぱいです。またこのような機会があれば是非参加させて頂きたいと思います。ありがとうございました。

 -荻原知佐-
私たちは7月14日〜18日まで中国の佛山(ぶっさん)というところで行われる、第1回全中国空手道大会に団体形を演武するために行って来ました。
中国の空手状況は、選手も審判もまだ初心者に近く、審判は試合の前に日本の先生による講習会を受けてから、試合に臨んでいました。
      
試合は3日間行われました。形については、まだまだな感じでしたが、ただパワーあるので技術がついたらコワイなあ・・・と感じました。驚いたのは組手の試合です。メンホーはつけず、足のサポーターをつけていました。試合は突きよりも蹴りが多く、サポーターをつけていてもすごい音がするほど、強い蹴りを何発も蹴っていました。
先生方の話によると、テコンドーから空手に移ってきた人が多いからだそうです。蹴りも含め、突きもペナルティーがものすごく多くて、見ていてとても痛々しい試合でした。
もうひとつ驚いたのは、女性の気の強さです!男性はわりと、当たるとすぐうずくまってしまったり、止まってしまったりするのですが、女性は当たろうがなんだろうがすごい勢い相手に向かって行っていました。蹴りもやはり強くて驚きました。
      
私たちが演武したのは1日目の昼休みと最終日の決勝戦前でした。初めて大勢の人達の前で演武したので、最初はとても緊張しましたが、全員から注目されている感じと、分解の技が極まってからの歓声など、演武ならではの雰囲気を感じることができ、本当に感謝したいです。とても良い経験となりました。
試合以外にも、観光は出来ませんでしたが、中国の街を歩いたり、料理を食べたりして楽しむことが出来ました。(ヘビとカメも食べました!!)
本当に良い経験が出来たと思います。これからももっと海外で演武できるように頑張りたいと思います。

- 松浦早希-
中国は凄かったです。中国は気温が高く、暑かったです。自転車が多いという印 象があったのですが、私達の行った場所ではバイクがうじゃうじゃと走ってまし た。交通マナーもあまりない感じで危ないなーって感じでした。 でも人間のパワ ーみたいなものを感じました。
    

食事ははっきり言って美味しくはありませんでし た。日本の料理がとても恋しくなりました。 また日本語や英語がなかなか伝わら なくて大変でした。でも漢字を書いたり、ジェスチャーをしたり、絵を書いたり して言葉が伝わった時はとても嬉しかったです。今回の中国遠征は、中国の全国 大会での団体形の演舞、中国の空手選手達との交流が目的でした。
団体形演武は成功し、形の途中や分解の時には会場から拍手もあり、とても嬉しかったです。



中国の選手は、まだまだこれからといった感じでしたが、組み手でのシャープな 蹴り技とかを見てると、本気でやり始めたらきっと上手な選手が出てくるなとい う印象を受けました。 負けないようにもっと練習しないと!
今回の中国遠征で得たことを自分のプラスにして、もっともっと技に磨きをかけて いきたいと思っています。 ありがとうございました。