平成16年度全日本強化選手選考会

日 時:平成16年4月3(土)〜4(日)

会 場:東京都 郵政局体育館

結 果:片田 貴士    個人形 合格 (3年目)
     内海 健治    個人形 初挑戦 残念ながら不合格
     長谷川 伸一  団体形 合格 (22年目)
     長谷川 克英  団体形 合格 (13年目)
     長谷川 行光  団体形 合格 (18年目)

日本代表!すなわち、世界No1の使命を背負うのが、ナショナルチームである。
今年は11月メキシコで行われる第17回世界選手権大会を控え、全国からしのぎを削った猛者達が東京蔵前にある郵政局体育館に集結した。

この選考会に出場する為にも厳しい条件がある。
・前年度の強化選手で推薦されたもの
・前年度国民体育大会各種目3位までの入賞者
・前年度全日本選手権大会各種目5位までの入賞者
・各地区、団体、流派の推薦者 など。
このように選考会に出場するだけでも大変なことであるが、全国から述べ167人。その中からさらに世界に通じる選手をふるいにかける。大会とはまた一味違った緊張感がある。たとえ世界チャンピオンであっても選考会で結果を出せない場合は失格となる為である。
選考会は2日間に渡り、初日は女子形、男子形、団体形、女子組手の順に。2日目は男子組手となる。
長谷川空手スクールからは内海・片田・長谷川3兄弟の5名が出場し、昨年に引き続き4人が合格した。
初挑戦の内海選手は惜しくも残念な結果に終わったが、内容は出し切れたように思う。今年からは学連で実績を積み、次回に期待したい。
今年の形の選考方法はいつもと違っていた。一人が指定形と自由形を続けて行う。呼吸と精神の乱れに注意しつつ、最高の演武を行ならなければならない。
午前の女子形のあと、午後から男子形の選考が始まった。独特の緊張感の中、いつもと番う環境の中でやはり呼吸の乱れる選手も見られた。
   左から行光・克英・伸一・片田・内海選手

しかし世界を狙う為には、この程度の試練は乗り越えていかねばならない事は当然であり、冷静に受け止めていた為、いつも通りの演武ができたと思う。我々は今年2月にアジア大会ヶあったために、試合感覚は例年より早く調整できていた。
選考の結果、今年の全空連ナショナルチームには57名の選手が決定された。※下記表参照!
女子形には昨年のメンバーに新人が1名追加。男子形は昨年メンバーに2名の新人が、男女団体形においては昨年同様のチームメンバーがそれぞれ選考された。
今年もナショナルチームとしての自覚と自身を持ち、世界チャンピオンになる為に死にものぐるいで精進していこうと思う。

 [片田貴士選手のコメント]
今回の選考会は、セイエンチン、アーナンとともに自分の中では、良い形をうつことができました。アーナンに関しては、選考会の前に沖縄に行き、仕上がりが良かったので、演武するのが楽しみでした。しかし、まだまだ、たくさんの課題があるので、その課題に向かって努力してきいたいと思います。また、今年は世界選手権、国体と大きな試合があるので、そのチャンスを生かせるよう、日々精進したいきたいと思います。
 
 [内海選手のコメント]
今回は自分の持ち味である”技のキレ”をアピールして少しでも多くの先生方に僕の名前を覚えて頂きたいと思ってました。自由形はインターハイで使った「スーパーリンペイ」ではなく、スピード感あるキレが持ち味の「チャタンヤラ・クーサンクー」を選びました。選考会では勝負を考えずにリラックスして演武する事ができました。僕の中では今回の目的である「自分の持ち味をアピールする」ことが達成できたと思います。来年は選考される事を目標に頑張ります。

 [長谷川先生からのコメント]
世界チャンピオンになることを目標に頑張ろう!                

   平成16年度全日本強化選手
男子組手60kg級 粂田力 今井謙一 茅原史穏 真島和也
男子組手65kg級 藤村卓樹 穐山歩 斉藤祐樹
男子組手70kg級 稲田保久 永木伸児 浅野修 浅野真治 山本和貴
男子組手75kg級 森敏浩 平山真也 松久功 土居大介 二瓶卓郎
男子組手80kg級 志水亮介 本村寿規
男子組手80kg超級 松崎沢宣 細貝武司 乾雅博 木下貴博 廣渡了紹
女子組手53kg級 藤原菜希 椿小百合 荒賀知子 古市結 黒田莉央
女子組手60kg級 高橋優子 前嶋小百合 若林梨沙 水野庸子 佐藤祐香
女子組手60kg超級 奥田優子 佐藤愛美 新井彩可 本間恵美子
男子個人形 土屋秀人 古川哲也 片田貴士 土居耕太郎 山本和貴
女子個人形 若井敦子 豊見城あずさ 諸岡奈央 若林春日 中村智枝子
男子団体形 長谷川伸一 長谷川克英 長谷川行光 山本和貴 永木伸児 土屋和人
女子団体形 豊見城あずさ 嘉手納由絵 清水由佳