第35回関東空手道選手権大会

期 日 平成16年8月29日(日)

会 場 栃木県南体育館

結 果 長谷川スクール 形の部5種目入賞!


1都7県の代表が技を競う関東空手道選手権大会が栃木県小山市で行われた。
関東には、全日本強化選手や世界チャンピオン、流派のトップクラスがおり国体の前哨戦として
大変盛り上がる大会だ。今年で2年目を迎えた新ルールでの試合方式になれたか、監督会議の伝達が良かったのか、今年は失格者がいなかったようだ。
特に形の部では昨年はトラブルがあった。

関東大会では特別ルールとして個人戦16名はまず1,2回戦が指定形。しかも指定形は繰り返して行って良いことになっている。準決勝、決勝戦については形を変えての自由形なので最低3つの形が必要となる。団体形8チームについては1,2回戦が繰り返し可能な指定形、そして決勝戦が自由形で分解は無し。というふうに本来の新ルールではない。昨年はこの特別ルールが選手に上手く伝わらず、失格するチームが続発していた。団体形にかける練習時間や調整の難しさを考えると「失格」はかわいそうであった。今年はそんなトラブルも無かったが、国体前でもある為、せめて個人形は新ルールでやった方が「誰の時にはどの形をうつ?」というかけ引きの体験が多くできて面白いと、個人的には思うのだが...
       6面コートでゆったり


少年男子形では大木格選手がインターハイの雪辱を果たすべく、オール(5−0)の完全優勝!

[大木選手のコメント]
今大会はインターハイの仮を返すつもりで挑みました。決勝戦のチャタンヤラクーシャンクーでは2ヶ所ふらつきそうになりましたが気合が入っていた為、全般的に良い出来でした。
      少年男子形優勝 大木格選手


少年女子形の荻原知佐選手も準決勝、インターハイチャンピオン須賀選手と対戦し敗れたが3位入賞。

[荻原選手のコメント]
インターハイや高体連の関東大会の時よりも緊張しませんでした。自分らしい形が打てたので準決敗退でしたが、すっきりしています。
国体ではベスト8を狙いたいと思います。
     少年女子形 3位 萩原知佐選手

成年男子形に出場したのは内海健治選手と長谷川行光先生。内海選手は一般の部で初出場ながら先輩を倒しての3位は今後に期待したい。また長谷川先生は、1回戦片田選手を僅差で破った土屋選手と対戦したが、準優勝であった。

[内海選手のコメント]
今回の関東選手権は12月の全日本選手権につながる試合だったので全日本選手権に出場することが今年の目標の僕にとってとても大切な試合でした。試合には『スピードをみせよう』という気持ちで臨みました。3位という結果は僕としては嬉しい結果でした。全日本選手権に出場できるかどうかはまだわかりませんが、もっと練習をして一般選手らしい雰囲気のある形がうてるように頑張ります!

     成年男子形 3位 内海健治選手


片田選手は1回戦、いきなり土屋選手と対戦。共にナショナルチームのしのぎをけずる仲である。片田選手セイエンチンvs土屋選手ジオンは2−3で土屋選手に軍配があがったが、実力伯仲というところか。自由形の対戦も見てみたい。、

成年女子形はナショナルチーム諸岡選手と学生世界チャンピオンの大澤選手の神奈川県勢での贅沢な決勝戦であったが、諸岡選手が優勝した。
   優勝した諸岡奈央選手と準優勝の長谷川行光先生

初出場以来、負け知らずの男子団体形は大会の半分を優勝する17連覇を達成!
大木選手が生まれたときから連覇してます。

組手は県勢では無差別級の針生選手が一人気を吐き、見事優勝!他の選手は結果はでなかったが、団体戦では初戦、東京を破り、準決勝 埼玉と2敗2分けと惜敗。4位に終わったが組み立て方によっては優勝圏内にいる実力はあると思う。
さあ、次は国体目指して頑張るのだ!!

おまけ!

団体組手1回戦、東京都を相手に反則勝ちでチームの勝利に貢献?した内田一守指導員。額をざっくり切り、このあと病院に直行。2年連続反則勝ちは、ある意味すごい!