第22回全日本実業団空手道選手権大会

期 日:平成15年11月24日(月)
会 場:日本武道館

東京エレクトロン 5年ぶり2度目の団体全国制覇!!

団体形優勝メンバー:内田一守・井上浩一・長谷川行光
個人形準優勝:長谷川行光

東日本実業団選手権大会、西日本実業団選手権大会、そして全自衛隊選手権大会の各予選を勝ち残った個人・団体が社会人日本一をかけ、日本武道館において全日本実業団大会が行われた。

平成10年初の全国制覇以来、決勝戦で涙を飲んでいた東京エレクトロンチームは今年、よみがえった。
団体形の総エントリー数は15チーム。A,B各コートで予選。うちそれぞれのベスト4が決勝へと進む。
Bコートの東京エレクトロンは「バッサイ大」で予選を1位通過。
決勝戦においても「バッサイ小」が見事に極まり、予選と同様、沖縄電力に0.1ポイント差でうれしい2度目の優勝を果たした。
5年ぶりに団体形メンバーに復帰した長谷川行光先生をはじめ、井上浩一、内田一守指導員共に「団体優勝」を目標として稽古に励んだ成果が実った。
                      参考写真:月刊空手道

今回の勝因として、年度の目標として計画的稽古をした事、仕事のやりくりをそれぞれが行い、優先順位を稽古に向け、限られた時間内で集中できた事が挙げられる。
また、稽古方法も漠然としたただ「合わせる」だけではなく、具体的にそれぞれの形の特徴とアピール点を皆で考え、「見せ場」を意識した取り組みに注意を注いだ。各個人にポイントの意識付けができたら一人ずつ演武を披露し確認を行う事で体と頭で技を体得していった。社会人で限られた稽古時間をどのように使うか。それぞれ家庭を持っている為、早朝練習や、残業を終えた夜10時から夜中までの稽古など、3人のチームワークで勝ち取った優勝である
                                                         左から内田一守、長谷川行光、井上浩一


また個人形出場の長谷川行光先生は予選をセイエンチンで1位通過。
決勝戦ではチャタンヤラクーシャンクーで挑むも土屋選手のソーチン惜しくも敗れ準優勝。
女子個人形の新井美樹さんは今年黒帯を取得したばかりの成長株?東日本実業団大会では5位で通過し、全日本実業団大会に挑んだ。予選で敗れはしたものの、初出場とは思えぬ堂々とした形を打ち、今後の活躍が期待される。1週間後に結婚式を控え、気合を入れたとか。
個人組手出場の内田一守指導員は東日本実業団大会では75s級で準優勝。 今大会も期待されたが5-6でに惜しくも1回戦敗退。 団体組手も1回戦、対自衛隊富士に0-3で敗退。
組手はやはり、試合形式の練習不足が原因であると言えよう。

結果はさておき、夢の武道館で試合ができた喜びと、全国レベルの技を体感できた事を部員が感じ取っていたようだ。それぞれのテーマを持ち、来年に向け、頑張ろう!