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ニュース

 

 


2010年は楽譜出版をひとまずストップし、DVDの仕上げにほとんどかかってしまいました。年末にほぼ完成、2011年初めに、やっと10年目に世の中に出たのです。一つの大きな感動がありました。でも不思議なことに、出来上がったDVDの内容は、今もこれを撮影したとからずっと変わらずニレジハーザでおこなわれているのです。今まで何度もカンテムス、プロムジカとともに来日しているデーネシュ・サボーの授業であることで、ささやかながら小さな反響をよび、多くの方々からお買い上げをいただきました。

引き続き、2011年の終わりには第2巻が完成しました。ちょうどとりかかっている真っ最中に東日本大震災があり、東京では被害が少なかったとはいえ、仕事は順調に行かず、停滞しました。やっと2011年暮れにできあがりました。

2巻はエルケル・フェレンツ小学校のヴァレーリア・セベッレーディ先生の2年と3年生の授業です。

学校はブダペストの中央部、通リそのものが世界遺産に指定されているアンドラーシ通り近くにあり、周りにはオペラ座、英雄広場、リスト音楽院などがある素晴らしい環境にあります。そこで音楽を教えていらっしゃるのと同時に有名な「マニフィカート合唱団」の創立者であり、指揮者なのです。元気な子どもたちと一緒に踊ったり歌ったり、その楽しい授業はブダペストでの一番に見ていただきたいものでしたから、出来上がってすごくうれしくおもっています。合唱団は来日のチャンスはまだないのですが、セベッレーディ先生は、セミナーの講師として、また、コチャールコンクールの審査員としても日本を訪問されています。

そしてもう一息、第3巻もまもなく完成します。ここには同じブダペストの、ヴェレシュマルティ小学校のジュジャ・モルナール先生の12、4年生の授業です。セヴェッレーディ先生のエルケル小学校とは違った地域で、空港近くのたくさんの団地に囲まれた学校です。若手の先生で、大変子どもたちの教育のために研究をなさっているので、とても興味深い授業をお見せできると思っています。



<2011年の報告>


チャリティコンサートとプロムジカ25周年の記念コンサート

 

 2010年から2011年にかけてはDVDの制作にくれてしまいましたが、日本では大震災の影響で、合唱団も来日しなくて、あたらしい作品に接することもなかったのですが、ハンガリーでは、まず6月にニレジハーザのコダーイホールでカンテムス・ファミリーがそろって、日本のためにチャリティーコンサートを開いてもらったこと、また11月にはプロムジカ女声合唱団の創立25周年記念コンサートが同じくコダーイホールで行われました。

25年の間に、日本に演奏旅行に来るようになって20年になるのですから、プロムジカの25年のうち20年は日本との交流があったわけなので、考えてみれば多くの作品がその間に作曲され、歌われてきたことになります。コチャールさん、ジェンジェシさんが招待のゲストとして見えていました。

2012年7月には昨年来ることのできなかったプロムジカが来日しますが、2009年にリリースされたコチャールさんのCD「夢の声」の中の作品を、まだあまり日本のコンサートで歌われる機会がなかったので、もっと歌ってもらいたいと思いますし、また、新しいジェンジェシさんの作品を多く歌ってくれることを期待したいと思っています。

何しろ彼は日本でたくさんの作品が歌われているのを、実際にききたいこと、そして大好きな<おすし>をおなか一杯食べてみたいのが一番の希望なのですから、待つことにしましょう。

 

いずれにしてもプロムジカも25周年の記念のCDか、または日本交流20年の記念のCDの何れかをデーネシュ・サボーさんは考慮中らしく月7月にはサプライズがあることでしょう。

 

「ショマ・サボー君の作品集出版の予定」

  7月のプロムジカの後に、ハンガリーでは高名な写真家であり、映画監督のフェレンツ・コーシャの写真展を日本の大和田ギャラリー(東京、渋谷と日本各地)で行われることになり、彼はニレジハーザ出身であるとの「ご縁」でバンキエーリ シンガーズがオープニング セレモニーで「華」そえるために9月に来日します。リーダーのショマ君は今まで日本に来るたびに、日本のうたをアンサンブルにアレンジして歌っていましたが、それを編曲の作品集として出してみたら、と考えているところです。また新しいCDもリリースしようかと彼は計画中です。




ハンガリーの音楽教育1 「デーネシュ・サボー先生の授業」

   DVD 『デーネシュ・サボー先生の授業』



<ハルモニアおすすめCD!>


 プロムジカ女声合唱団来日と
  
  
ミクローシュ・コチャール生誕75周年記念コンサート「夢の声」
 

  CD 『ミクローシュ・コチャール生誕75周年記念コンサート「夢の声」』



プロムジカ女声合唱団による作品が
8曲、カンテムス混声合唱団による作品が7曲、計15曲が入っています。




 プロムジカの歌っているコチャールの作品は、
「クリスマス、黒のグローリア」
「怖れ」「雪を待つ」このCDのタイトルとなっている「夢の声」「大いなる神」など75歳を迎えての新しい作品が8曲おさめられています。

 後半の
9曲から18曲目までは、サボー・ショマ指揮のカンテムス混声合唱団の演奏です。
これは、コチャールの最近の混声作品の紹介として大変貴重なものだとおもいます。
彼らの
演奏が初めて日本に紹介されたのは数年前にリリースされたコチャール宗教作品、2番目のCD(※註) 「マニフィカート」 に収められている「第3ミサ」  「マニフィカート」 2曲でした。「奇跡の鹿」、「山を登る」2曲は、ハルモニアから楽譜が出版されていて、日本でもすでにかなり歌われています。
そのほかの「おお、夜明けよ」
「眼の病よ、消えうせよ」 などは、ハンガリーではよく歌われている作品でそ。

(※註)CDコチャール宗教曲作品集<1>と<2>は、 「ユビラーテ デオ」”Jubilate Deo”と「マニフィカート」”Magnificat”のことを指します。

 


バンキエーリシンガーズ「おくりもの」

  CD 『バンキエーリシンガーズ「おくりもの」』



古いルネサンス時代のものから、新しいものまで、数々のクリスマスの歌が入っています。