by. Muu "original" Paper 
【出演】大野泰広(ハレルヤ) 大濱琥太郎(48BLUES) 堀川裕樹(48BLUES) 【会場】中野 Studio twl

盛夏に行われた、大野氏ご参加ユニット「グリーンピース」による「不良品」
主任不在ではありますが、ちょこっとゥレポ。


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舞台は怪しいリサイクルショップ。
たまたまフラリと現れた、人とノリのいい客(大濱氏)と、これまた怪しい店員(堀川氏)とのイワクツキ商品を巡る攻防劇であります。



★オープニング
額と後頭部に着弾痕のある「銀行強盗に失敗した人の帽子」や、「夜逃げに失敗した人の靴」「ぼっとん便所に落ちた人の後染め(笑)Tシャツ」などを薦める店員(堀川氏)。当然、そんなものを買う訳もない客(大濱氏)は、ふと
緑色の全身タイツを着た人形(大野氏)を見つける。
客の「これはなんですか?」の問いに「マネキンだよ。どんな事をしても動かない。」と店員。ピコピコハンマーで叩いたり、筆でくすぐったりと、ハナ肇の銅像状態(古っ!)。動かないはずのマネキンに睨まれつつ、店員がさらに説明を。
「これはタイツだけ売ってるの。グリーンピース。」「グリーンピース?」
「そう。グリーンピース!」

MuU Eye'S :::::
映像が半端なく格好良いOP。この後も、次のコントへのフリが映像で繋がります。
大野氏は、お笑いファンならご存知の「スパルタ教育」さんの色違い(?)「緑の全身タイツ」を着用。「グリーンピース」って、「ワンピース」「ツーピース」の「グリーンピース」なのかぁと、どうでもいい事を勝手に感心。


★不良品(1): 電撃戦隊イケメンジャーフィギュア (売主:夢を無くした小学生)
ヒーローショーの休憩時間。緑の全身タイツに、ひらひらレース付ベルト、白いハイソックスに、お手製の星マークをつけた大野氏と堀川氏が決めポーズについて話している。すると、イベント担当のエライ人(大濱氏)が、『イケメンジャーショー』のクレームを持ってやってくる。
「体型がおっさんだ。」「衣装が違う。」「顔が丸出しだった。」「2人しかいない。しかもグリーンの同色。」と、ヒーローの「ヒ」の字も無い有様に呆れたエライ人は、バイト代も払わず、クビを宣告する。が、やる気だけはある2人はそれを納得する訳もなく…。

MuU Eye'S :::::
堀川さんがお腹に詰め物をして「オヤジ」を表現してた事が興味深い(笑)。顔とは逆に若々しいスリムなお体なんですね(失礼)。オチ後の大野氏の表情が細かい辺り、芸人さんの風格を感じました。

★不良品(2): ワンピース(「売主:テレビに出た事があるおばさん)
シーンは、平日渋谷の昼下がり。「夏が似合う芸能人は?」のインタビューを取るべく、街頭で若い子を探すジャストのレポーター・大野氏。
すると、それをめざとく見つけたおばさん2人が、さりげなく、かつ強引に出演希望アピール。
仕方なく、なんとかテキトウに撮影を済まそうとする大野氏だったが、一筋縄ではいかないおばさん陣の傍若無人っぷりに振り回されて…。

MuU Eye'S :::::
珍しく大野氏が振り回され役でした(笑)。おばさま達が予想以上に大きく、小柄な大野氏を挟むとその無敵っぷりがより一層際立ちます。ちなみに私、海の似合う男「玉木宏」の存在を知らず、「玉置浩二」だと勘違い。合点がいかずに首を傾げていた芸能オンチです(バカ)。

★不良品(3): ビデオ「ゲロッパ」 (売主:「ゲロッパ」ご出演の役者さん)
「なんかユニークな事ねぇかな。」と、赤甚平に、パンチパーマ、眉毛ナシの強面「鬼山」(大野氏)が、その舎弟、「生肉を食べる」頭も悪いノボル(堀川氏)とヤンキー座りでご歓談。すると、コンビニにいる大濱氏を見つけ、「どっかで見た事がある!」と鬼山。「ザ・芸能人だ!」とテンションが上がる彼等が、足早に帰ろうとする大濱氏を捕まえ、「誰なのか。」「何に出演しているのか。」等、失礼極まりない基本中の基本事項を尋問する(笑)。
とりあえず、
手のひらに(笑)サインをしてもらうも、そのサインを見て、「コイツ偽者だ!」と、突然根拠の無い結論を出した鬼山が、大濱氏に喧嘩を売り、たかり始めるのだが・・・。

MuU Eye'S :::::
「笑う犬の冒険」の「トシとサチ」シリーズや、ストロング・マイマイズの「鬼の斎藤夢のマサノリ」を彷彿とさせるヤンキー&チーマー(って、今も言うのか?)コント。手のひらにサインしてもらって、「コピーをとる!」と言う、鬼山案はかなり賢いと思う。

★不良品(3): 本「声に出して読みたい名ゼリフ」 (売主兼著者:店員)
本を片手に、タキシード姿(?)で登場する3人。「僕は死にません!」「なんで現場に血が流れるんだ!」など等、
映画やドラマの名ゼリフを次々音読。
・・・が、大野氏のみ「光る雲をつき抜けフライアウェイ〜」とドラゴンボールの
歌詞だったり、「あっ…先生スゴイッ…」と、「AVビデオ」だったりと、見事な三段オチを展開。
それに呼応する様に(?)、「月に変わっておしおきよ!」「ゲッツ!」「かんぢ(あくまでも「ぢ」です)、SEXしよう!」等、全員で間違った方向に流れてゆく…。

MuU Eye'S :::::
ネタ中、「普通の感想言ってんじゃねぇよ!」「何笑ってんだよ!」「「面白い事言えよ!」と、なぜか堀川氏に冷たく当たる大野氏がツボでした。ハレルヤの対カトゥ氏との関係に酷似の辺り、大野氏の『お笑いスタイル』なんでしょうかね。いや〜、でも漫才でもない、言葉だけの応酬は構成的に良かったです♪良い意味の口直し(箸休め)になってて。ドリフの合唱隊(?)みたいですね。

★不良品(4): WSW(ワールド・新小岩・レスリング)プロレスチケット 
とある夫婦(夫:大濱氏/嫁:堀川氏)が、「夫方の母」の
お葬式に行く為にしんみりと準備をしている。そろそろ出発だと言う頃、喪主である父親(大野氏)が、真紅のプロレス用マスクを被って登場。そのままの格好で葬式に出ると言い張る。それを止める夫婦であったが、実は奥さんもその町内プロレス同好会に入っており、いつの間にか、形勢が逆転。実際にタッグを組んでいるという「キャットマスク」「エンジェルまさみ」vs旦那の構図となる。
そんなある意味、
マスク剥ぎデスマッチの結末は、予想もしない人物の乱入であった…。

MuU Eye'S :::::
ちらりちらりと、ハレルヤカラーが見えてたコント。マスク on the メガネの不思議さと、はぁはぁと息を切らせての熱演が素敵です(笑)。合唱隊の次は、仲本工事大活躍の「体操」と言った所でしょうか。(←もうドリフはええっての!)

★不良品(5): CD「稲川淳二の怖い話」 

「夏と言えば、チューブと稲川淳二!」と言う訳で、稲川淳二(堀川氏)とその新人マネージャー(大野氏)が、怪談ツアー担当のプロデューサーとの企画会議に参加。プロデューサーの話を全然聞かずに
「とんでもないです。」「あいすいません。」「めっそうもない。」を間違った使い方で繰り返すマネージャーの横で、青い顔をしている稲川淳二氏。
「実は霊感なんかなくて、今までも全部作り話だったんだ!」と、突然爆弾発言をする。「じゃ、コワイ話をみんなで作ろう!」と言う事になり、各々知っているコワイ話を提案。どれもこれも使えない話の連続に、疲れきった3人が休憩に入り、大野氏がトイレに出かける。すると、一本の電話が入り…。

MuU Eye'S :::::
個人的に、マネージャーのハキハキした意味の無い応対が大好きです!言葉のデッドボールを受けて、ハレルヤファンになった私にはストライクゾーンど真ん中でした♪(←うまくねぇよ)しかし、似てるなぁ。堀川氏の稲川淳二。そして、元気だっただけに可哀相なマネージャー。悲惨だな、悲惨だな、悲惨だな〜(だから、うまくないってば/笑)!

★不良品買取 
「あと3分後に熱が出る!」と店長より予告熱出しを受けたアルバイト(大野氏)が、とある家に不用品買取にやってきた。
老けた観葉植物に、薄明かりの電気スタンド、老けたリクライニングチェアーに、妙な音楽を奏でるデカコンポ。冷凍庫だけが老けてる2ドア冷蔵庫に、愛せないミッキーマウスや、老けたバイキンマンやら、ぱちもんくさいNovaウサギのぬいぐるみ。バイクで前が見えない程、ウィリーした仮面ライダーフィギュアに、魚がなまらでかい、北海道土産の木彫りの熊。(全て、黒全身タイツの堀川氏と大濱氏がボディアートで演じてました。)など、そこにあるのはどれもこれも売れそうに無いものばかりでした。ちゃんちゃん♪

MuU Eye'S :::::
体力勝負ネタは、時としてアドリブ合戦になりますからね。その臨場感と緊張感が伝わってきてGoodでした。何が飛び出すか、ハラハラドキドキ感満載です。コンポのCDの件は常に大爆笑。難しいお題(歌手)でもないのに、あんな回答ができるのは、ある意味、神の領域です(笑)。ちなみに、店長の「予告熱だし」はうちの会社でよくある光景です(笑)。明日の先発予告投手かよ!

★不良品(6):パンツ 
稲川淳二のマネージャー・大野氏が
生きている頃の話でしょうか。彼が10年ぶりの同窓会に行き、そのまま友達(大濱氏)の家に泊まった次の日の朝。
二日酔いの頭で目を覚ますと、なんと
布団に黄色いアフリカ大陸が出現しているではないか。
30歳を過ぎた男が、おねしょだなんて…と項垂れる大野氏だったが、それよりも、サルティンバンコ並にアクロバティックな寝相をしているロッキー氏や、ポテチを部屋にこぼしただけで殺意を抱く家主・大濱氏に見つからない様ごまかす方法を考えるのが先。やがて、シャワーを浴びて出てきた大濱氏をなんとかやり過ごし、コンビニに出かけてる隙に就寝中のロッキー氏に罪をなすりつけようとする。…やがて、目覚めたロッキー氏は大慌て!大野氏に
金で協力を仰ぎ、なんとかごまかそうと考えるが、色々あって(苦笑)、結局「おねしょ布団」の存在が明らかになってしまう。
しかし、ロッキー氏には無罪を主張する完璧な証拠があり、コウモリな大野氏を追い詰めてゆく。果たして、真犯人は?

MuU Eye'S :::::
さすがラストの作品です。男3人が揃ってバカをやる、日常的な楽しさが滲み出てて思わずニマニマ。コウモリ状態の大野氏は、思わずご本人に「素なんですか?」と聞いてしまった程しっくりきてました(心無く頷いておりました/笑)。
このバタバタで狼狽してた朝に、大野氏は亡くなられてしまったのでしょうか(涙)。おねしょで命を落とすなんて(勝手に想像し過ぎ)。
ちなみにオムツは自力ではくタイプですよね?公演毎に誰かにつけてもらってたんじゃないですよね…(MAX失礼だよ)。


★エンディング
「・・・ここまで見といて、
冷やかしだろ?!」と延々商品説明をしたのに、何も買わない大濱氏にご立腹の店員。
「買う訳ないでしょ!」と言うリアクションの客に、「こんな商品ばかりじゃ仕方ないか。
不良品ばかりだもんな。」と残念そうに項垂れる。
「このままじゃ店がつぶれちゃうなぁ。」と他人事の店員に「貴方の店じゃないんですか?」とキョトンな大濱氏。
「違うよ。俺は隣の店の者だ。店番頼まれただけだから。」「え?じゃ、店の人って…。」
「あぁ、この人。」と、店員がグリーンピースを着たマネキンに話しかける。
「あ。ども!」


MuU Eye'S :::::
ラストに出てきた「不良品」の言葉に、思わずポン!と膝を叩く。グリーンピース店長に、「最初はマネキンだって言ってたじゃ〜ん!」と聞き分けのない子供のようにツッコミたくなるのは我慢しました(笑)。決して、スマートじゃないなんて言ってません(>_<)。←悪意はないけど有毒


★ ★ Comment ★ ★
QC(品質チェック)完了致しました(笑)!致命的な不良品は検出されなかった模様です(^-^)>。

タイトルに反して、すごく丁寧に作られた「コメディ(喜劇)」だったように思います。
台詞回しも、間合いも、計算されつくして&練りに練られていて、コントと言うよりお芝居を見ている感じが強かったなぁ…と。(じゃ違いは何かと問われると、うまく説明できないんですけどね。空気…ですかねぇ。お芝居には免疫がないから、余計に強く感じたのかも。)

でも、そんな「ジャンル区分」はどうあれど、「オモシロイ」ものは面白い。
どんな道を通ろうが、どんな行き方をしようが、目的は「笑」のただ一つ。
色々な「カタチ」があってもイイじゃない。様々な「カラー」があってもイイじゃない。たまには、こう言うのもイイじゃない。
そして、ついでに(?)「主任じゃない大野氏」もイイんじゃない…って、事で(笑)。

「不良品は、時として会社の財産になる。」
そんな私の会社の社長挨拶を、終わりの言葉にかえさせて頂きます(笑)。でも、リコールは勘弁して…(苦笑)。

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