たどたどしい記憶を頼りにお送りするライブレポ(毒含)。2人の会話はNot文字起こし。

2005年11月

2005.11.11 Friday Shinjuku Fu-
さらに続けます。

B言えない。
手帳を持った主任がステージ前方に立ち、カトゥはその後ろで同じく起立。
イメージ的には、朝礼台に立ってる校長先生と後方に控えてる教頭先生ですね。

主任 「さて。日頃
『言いたいけれど、言えない事』が多々あると思います。今日はそれをここで思い切って言っちゃおうと思います。」
うん?何だ?主任とカトゥ設定のままだけど、何が始まるんだ?会社の朝礼か?!

★主任 「上司が近づいてくるけど『口臭い』って言えない。はい!♪言いたいけれど、言えないよ♪
突如、
振り付きでオリジナルソング(ブリッジ?)を歌いだす主任。
これには、カトゥも客席も
鳩が豆鉄砲です(←違)。一同、驚きのあまり、笑うことすら忘れています(笑)。
しかし、主任はめげません。始めてしまったからには、
後には引けません(笑)。

★主任 「上司に焼肉誘われるも、『昨日焼肉でした。』って言えない。」
シ〜ン。

主任 「(笑いが)
減ったぞ?
加藤 「あ〜。
浅草ならウケるんですけどね〜。『あるある(ネタ)』が古いんですよ!」
主任 「そうか。
ここは新宿だからな。」
カトゥの好サポートのおかげで、姿勢を建て直し、
おっさん再チャレンジ。

★主任 「得意先の人に『加藤さん、○○ですよね〜』 『加藤さん、××じゃないですか〜』、『加藤さん』『加藤さん』って、散々言われて、今更『大野です。』って、言えない。」
スタンダードなあるあるネタに苦笑するカトゥですが、主任は素直に『ややウケ』を喜びます。
主任 「増えたね〜。
今、上野くらいまで行ったぞ!」

★主任 「『バーベQやるんだけど、今週暇?』 『今週なんだけどさ、バーベQ来ない?』・・・って、誘われてないから、空いてるって言えない。」
加藤 「??」
主任 「言い方間違えた。
浅草に戻ったよ。

★主任 「山手線で、隣のおばちゃんの荷物のせいで電車がたくわん臭いって言えない。」
加藤 「…言わなくていいんじゃないでしょうかね?」

★主任 「今日は女性が多いから女性向けに…。太ってる友達が、『試着してくるね。』って服を持ってたけど、『着れないんじゃない?』って言えない。」
加藤 「
視聴率的に言うと、ケーブルテレビですね。それに、女性向けじゃないですよ。」
主任 「そうか・・・。」

★主任 「太ってる友達が、『今ダイエットしてるんだ。』ってハンバーグ食べてるのを見て『じゃ、普段どんだけ食ってるんだよ!』って言えない。」
加藤 「なんでさっき『太った友達』で
ダメだったのにかぶせるんです?もうBSとか。スカパーですね。」
主任 「
地上波は無理か…。」

★主任 「え〜。今日は男性もいらっしゃると言う事で…。ブルマからパンツが出てるよって言えない。」

加藤 「そりゃそうでしょう。」
主任 「…そうだな。」

★主任 「¥980の商品をレジに持っていったら、¥9,800だった。いりませんて言えない。」
加藤 「さすがに言うよ!」

★主任 「はげてる人に『禿げてる』って言えない。」 加藤 「・・・・・・。」
主任 
「細木数子に細くないって言えない。」 加藤 「・・・・・・・。」

主任 「お母さんのセーター、虫食ってるのにおねだりできない。」
加藤 「???意味がよく分からないんですが。」
主任 「だからぁ〜。本当はそのセーターをおねだりしたいんだけど、虫くってるから言えないんだよ!」
加藤 「?な〜んか。古いんですよね〜。
『あるある』が昭和なんですよ。もっとエッジの効いた奴をお願いします。」
主任 「何だ?エッジの効いたやつって?」
加藤 「…え?だ、だからもっと
シュッと尖ったヤツですよ。」
漠然としたアドバイスです(笑)。イメージだけじゃん(笑)。

主任 「高島忠男が元気なくて『イエ〜イ!』と言えない。」
その結果がこれです(笑)。否めない。

あまりの客席との温度差に、電光石火の如く『言えない』ネタを読み上げる主任。
逃げる気です(笑)。
そのスピードは増し、カトゥさえもつっこめない速度に。ある意味…懸命な判断ですね(苦笑)。

主任 「今、何分?」 
加藤 「4分です。」 
主任 
「帰っていい?」 
加藤 「ダメです。
笑いとれてないから。
いつになく厳しいカトゥに、主任は力なく苦笑い。痛々しく老け込んだのは気のせいだけじゃない(笑)。

主任 「先輩と話をしてて、『うんうん。そうですよね〜!』と盛り上げといて、意見を聞かれた時に『聞いてませんでした。』って言えない。
主任 「ライターを先輩に貸して、そのまま持って帰ろうとする先輩に僕のだって言えない。」

主任 「細木数子に細くないって言えない。」
加藤 「何で
2回も言うんですか!さっき言ってたじゃないですか!」
主任 「さっきウケたから、またウケると思って…。」

完全に反省モードな主任は、一旦俯いてから気丈に顔を上げ、ある意味感動のラストスパート!
主任 「最後にターゲットを絞って……コホン
♪言いたいけれど、言えないよ♪
ふるだけふって、何も言わずに
歌って踊ってごまかす主任。やっぱり逃げる気です。
しかも微妙に振り付けがアレンジされており、合わせた加藤もびっくりです!
主任 「
フリ変わるから。ちゃんとついて来いよ。」
お互いに顔を見合わせて、ただただ苦笑。ウケなかった時特有の空気ですね。

主任 「え〜。普段は言えないような事も、たまには思い切って言うのもいいんじゃないでしょうか。ギクシャクするけどね。」
やっとおしマイケル。←?!

最後の台詞など、『もう笑うしかない』的に不審に微笑みながら、この微妙なコント(漫談?)は終了となりました。
結局、主任と加藤だったのか?何の設定だ?研修か?プレゼン会議か?
混迷極める中、分かった事は、大野氏は『あるあるネタ』が向いてない事。センスが微妙な事。チョイスが古い事。
…なぁんて。♪言いたいけれど、言えないよ♪


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