たどたどしい記憶を頼りにお送りするライブレポ(毒含)。2人の会話はNot文字起こし。

2005年6月

2005.6.27 Monday Be-Point
家に届いたDMに、『MC・キャン×キャン+大野泰広(ハレルヤ)』と書かれており、「一人足んないなぁ…。」と思った、ある意味、見所満載のライブです!

オープニング。
登場したのは、キャン×キャン・長浜氏と、ハレルヤ・大野氏!
大野氏 「お互い、
探り探りでMCして行きます!」
長浜氏 「………みたいなね。」
大野氏 「語尾が分かんねェよ!」
長浜氏 「ごめんなさい。」

確かに、お互いがジリジリと見合ってる状態で(笑)。微妙に噛みあってない感が滲み出ています(苦笑)。

大野氏 「そもそも、何で今こうなってるかと言うと、前に桂さんに蕎麦をご馳走になった時があって。思い切って、
『MCやらせて下さいっ!』ってお願いしてみたんですよ。そしたら、『そーゆーのを待っていたんだ。よし!じゃ、大野と長浜で行こう!』って言われちゃって。『え?相方とじゃ…』と言いたかったんだけど、桂さん飲んじゃってるから言えなかったんだよね…。」
長浜氏 「俺も急に桂さんから電話がかかってきて
、『大野とMCやれ!』って、一言だけ言われて電話切られちゃって。『どこの大野なんだ?』って、不安でしたよ。」
大野氏 「
割と知ってる大野でよかったね。」
この間、細かなギャグとトークの応酬があったんですが、お互い一方通行気味だったので割愛(苦笑)。

大野氏 「で。自分で言うのもなんですが、今回、
『できる子』と『できない子』でMC別れてるんですよ。」
長浜氏 「ネタを作る方と、天然君の方とね。」
大野氏 「さっき『後半戦スタートです!…でいいかな?どうする?』とか、
裏でずっとリハしてんの(笑)。中MCを練習してる人を初めて見たよ。さっきも、加藤が一人で練習してたから近づいて行ったのね。で、ブツブツ何か言ってるから、耳を澄ましたら『ど〜も〜』だって。そっから!?って思ったよ。」

そんな可愛らしい(?)相方話をしつつも、まだ手探り・ノーヒントな二人。
ポンポンと矢継ぎ早に繰り出される長浜氏のボケに、大野氏応対できず。
「ボケを殺してるね〜。
やっぱ、コンビってすごいや!俺、今、ゆっきー(長浜氏)が何するのか全く分かんないもん!」
その言葉通り、ステージの後ろにあるカーテンをめくり、戻って来る長浜氏に何もつっこまず、苦笑しながらカーテンを直すだけの大野氏(笑)。完全に緊迫の鬼ごっこ、もしくはだるまさんが転んだ状態です。
「芸人は追い込まれると、ただ笑ったり、意味の分からない事をします。
皆さんと一緒です。

続いて、
出演芸人の香盤順の発表です。
長浜氏 「まずは、
楽屋泥棒のロケット団!このライブでは必ず、4000円がなくなります。
大野氏 「リアルな金額だよ。」 
長浜氏 「次は、イー☆リャン!」 
大野氏 「
順番飛ばし過ぎ!
長浜氏 「次はハレルヤ〜!」 
大野氏 「
いつもいっぱいいっぱいな人と出てきますからね。」
長浜氏 「次は、イヌニャー…
猫ひろしですね!」 
大野氏 「猫さんはいないから!
ポーツマスポーツマス!

最後の最期まで空回り感が拭えなかったお二人(苦笑)。
強打者ばかりを集めて玉砕中の、某球団にさも似たりでした。やっぱり、コンビってすごいなぁ(笑)!

さて。ネタは、
「社内営業」
なぜか、前出の芸人さんがネタを終了しても、
BGMが流れなかった会場。さらに、呼び出しもなく、いきなり明転。
主任 「
静かな幕間だったなぁ〜。」
そんな今回の変更点は、部長と同じ学閥のハシモトゥに負けない為に、主任がアピールする台詞。「部長と同じ人間です!」でした。

中MC・1回目。
またしても、音楽もなく、いきなりの明転。一度出てきたカトゥ氏が、タイミングを失い一度引っ込みますが、
袖から思い切り押し出されて出てきます(笑)。
「危ないからっ!大野さんっ!」

そんな無理やり舞台に上げられちゃった子供みたいなスタートですが、のっけから
玉城氏はふてくされてます。
カトゥ氏 「ど〜も〜!ハレルヤ・加藤と〜!」
玉城氏 「…玉城です。」
カトゥ氏 「も〜!テンション低いな〜!」
玉城氏 「加藤さんが高いんですよ。も〜、
こんなセールスマン来たら誰も買わないよ〜!
と、まずはカトゥ氏の衣装に切れる(笑)。まぁまぁ、と嗜める彼に、さらにブーイングは続きます。
玉城氏 「
大野さんが頼むから〜。こんな事やるはめに〜。」
カトゥ氏 
「え?僕とやりたくないの?」
玉城氏 
「え?やりたくないですよ〜!」
こっちはこっちで温度差があって、楽しいなあ。やる気100%君とやる気ナシ男君と。

で。トークは、『アンネの日記』にも書かれてた、
ケーブルTVの高校野球チームに取材に行ったお話。
野球部に一日入部したカトゥ氏。その部員の子は、
ハレルヤをご存知らしく、嬉しそうにノックを買って出てくれたそうで。
カトゥ氏 「でもその17歳がさ〜!俺のコト知ってるからって、
俺がエラーすると『おいおいおい〜!カトゥ、ちゃんと取れよ〜!』ってマネするんだよ!俺もカメラ回ってるから、『主任!スイマセンっ!』とか言って、おとなしく主任ノックを受けてた。」
玉城氏 「大変ですね。」
カトゥ氏 「テンション低っ!」

そんなつまらなそうに応える
玉城氏も、近況を。
玉城氏 「実家から、食料で仕送りしてもらってるんですけど、ある日、送ってもらったダンボールの中に
救急袋が入ってて。中に、栄養価の低いお菓子と、500mlの水1本と、沖縄方言辞典が入ってた。
それで、これは何?って、母ちゃんに電話したら、
『あら。バレた?』って嬉しそうに言って、『地震とかに備えてね。入れといた。』って。」
カトゥ氏 「でも、なんで沖縄方言辞典が入ってんの?」
玉城氏 「
『暇になると思って忍ばせといた。』だって。沖縄弁話せるっつーの!」
そして、香盤順を発表し、二人は消えていきます。
カトゥ氏 「では、中盤戦スタートです!」
玉城氏 
「お。練習どおりだ。」

中MC・2回目。
再び登場の天然コンビ。相変わらず、テンションの高低さが見事です。
カトゥ氏 「ハレルヤ・加藤と〜」
玉城氏 
「またやるんですか?」
加藤氏の能天気な態度にイラついたのか、舞台袖で明転してるのに機材をいじってる
スタッフを蹴る玉城氏。
カトゥ氏 「何やってんだよ!」
玉城氏 「蹴りたかったから。」
カトゥ氏 「
その願望だけで蹴るなよ!働いてる人を!」
なんだ?どうした?加藤氏(笑)!?社会科教師の血が騒いだか(笑)?!

カトゥ氏 「そう言えば、昔、
学祭に行った時に、スタッフの人が生徒に『これからお笑いライブが始まりますから、盛り上げて下さいね。』って、見方を説明してたのね。で、有り難いなぁと思って、ステージに出てボケたら、笑いじゃなくて『イェ〜イィ!』だって。校長先生に『生徒に「イェイ!」と言わせた芸人さんは初めてです。』って言われちゃったよ。」
…それは、私の出身地の某学校のコトでしょうか(汗)。なんか聞いた事があるような…。

玉城氏 「最近、
天然は遺伝するんだな〜って思って。お袋以上にオヤジがすごくて、前実家に電話したのね。そしたらオヤジが電話に出たから「あ〜、俺だけど。」って言ったの。でも、返事がなくて変な間があって、受話器そのままでお袋になんか言ってんのよ。『オレオレ詐欺さんから電話だよ。』お袋が遠くから『切りなさい。』って言ってて、本当に切られた。で、仕方ないから今度は名前を言って電話したんだけど、これまたオヤジが出て、またお袋に『オレオレ詐欺さん、今度は名乗ってきたよ〜。』って報告してんの。で、また『切りなさい。』って言われて、結局電話できなかった。」
二人のトークもなかなか上々。どっちができる子チームなのか、分からなくなってきました(笑)。

エンディング。
レッドキング・ミトシ氏がネタ中に一回袖にはけ、頭をぶつけるも、出番なので我慢して出て行った話や、犬ニャー・わかやまZ氏の『ショートワンバンをさばく2塁手』のモノマネに、大野氏が「土手でやってくれる?」と冷たく切り離したり、いつもの2組に戻ります。
やがて、「ハレやまチョップ」の告知。相変わらず、ぎこちなくチラシを読み上げる加藤氏に、
「玉ちゃんとやってる方がノビノビしてるな〜!」と周りから野次が飛ぶ。それに、「そうかな〜?」とまんざらでもない様子の加藤氏。

しかし。

「俺はね〜!嫉妬してるんだよっ!!」

まるで一昔前の別マか、りぼんか、花とゆめか(笑)。まさかのジェラシーをカミングアウトする大野氏。
いつもクールで、相方を虐げている(ひどい言い様だ)彼の口から、そんな言葉が出ようとは。
「おっ…。俺だって…。お前だけだよ。」
ちょっとハニかんで、ギバちゃんぽく照れながらそれに答える加藤氏。まさに
「ラブストーリーは突然に」(笑)。

大野氏 「でもね。本当に
相方が何やってるかって、気になるんですよ。だから、俺ずっと舞台袖で白いタオル持って待ってたんだよ。重い空気に耐え切れなくなったら、タオルを投げてやろう!って。でも、すっごいウケててさ〜。投げるタイミング失っちゃって。思わず、袖にいたスタッフに『あいつら、面白いじゃね〜か。』って、捨て台詞しちゃったよ。」
そんな意外な相方溺愛秘話をしていると、他の芸人さんが更なる暴露を一つ。
「そんで、戻ってきた大野さんが
舞台を指して、『アレ、俺の相方!』って自慢してた。」
キスから始まるStoryとは、このことでしょうか(笑)。最近、富にイチャイチャしてますね〜!?

それから、マシンガンズの夜中にやってる『太田プロ』芸人の番組の告知(「川に連れて行かれ、
『流れろ!』って指示がある、信じられないロケがあるそうな)や、キャン×キャン・玉城さんによる『山手線ギャグ』(駅名にちなんだ都都逸…って言うんですかね?鶯谷から日暮里に行く途中で、噛んだりうけなかったりで泣きそうになってた。)の発表があったりと盛りだくさん♪

やがて
、結果発表!
まずは、桂氏が決めた予選通過の3組。「ハレルヤ」、「犬ニャー」、「レッドキング」。
そして、お客さんの拍手により、
レッドキングの優勝!
これには、大喜びのリーダー!今日はなんか噛んだり、空回ったり、ややテンパリ気味でしたが、優勝の嬉しさにさらにテンションアップ。
長髪を振り乱して歓喜します(笑)。すると、大野氏、長浜氏に向かって勝者コメントをするリーダーの後ろ髪が鬱陶しかったのか、急に彼の髪を後ろで結わきます。メイクもそのままの、ちょっとした落ち武者的な風貌に回りからドヨドヨと悲鳴が(笑)。
大野氏 
「早めの肝試しか!」

そして、優勝を奪われた腹いせか(ひどい)、レッドキングの暴露を。
大野氏 「今日は犬ニャーが盛り上がってたんで、レッドキングは、
『大野君、出たくないよ〜』って、赤フン姿のまま袖で震えてたんですから。既に肌は思いっきり出てるのにねぇ!」
とにかく、嬉しくてたまらない様子のレッドキング。その横で、長浜氏がニコニコと笑いながら伝えます。
長浜氏 
「はい!じゃ、本当の優勝者は〜!」
レッドキング 「…って、俺達じゃねぇの?」
お約束的オチも決まり、めでたく(?)ライブ終了となりました。



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