この世界の解説


 本当は、落書き漫画の中で世界観なり用語なりが分かるようにしていければ良いのですが、腹黒が遅筆だったり、用語の説明だけのシーンとか延々と出てきてしまいそう(コマわりとか全然ド素人なもので・・・)ので、別途このコーナーを設置しました。
 この「あくせら」や「しょーとさーきっと」の世界における世界観や、用語、もしくは常識となっている事について解説を記述しておきたいと思います。


 ・擬獣について

  「あくせら」や「しょーとさーきっと」の舞台となっている世界にて、数年前から突如現れた謎の生命体です。 何を目的として行動しているのか未だによく分かっていません。 分かっているのは、突如としてテレポートしてきて人間を見たら襲ってくるという事だけです。 また、軍隊などが現れると出現時と同じくテレポートして逃げていまします。
 姿形は千差万別ですが、概ね我々が目にした事のあるごく普通の生物の姿をしています。
 ただし、落書き漫画にあるように大きさは、実際の生物より遥かに巨大で、知能も比較的高いです。
 また、特殊な能力を幾つか持っているようです。

 1、障壁について
 擬獣は、自分の周囲に防御の結界を張り巡らせる事が出来ます。
 誘電率を変化させると(その差分のエネルギーは消費しますが)電界の強さが変化するのと同じように、自分の周囲の重力を変化させる事が出来ます。
 (現実ではそんな事出来ません。 あくまでこの落書き漫画の中の設定です。科学に乏しい腹黒ですので、どうか突っ込まないで下さいませ。)
 また光学兵器(レーザー)を分散・減衰させる効果もあります。

 この障壁を張られると、小口径の実弾や光学兵器(レーザー)が殆ど効果がなくなります。 但し、作中の名残が行ったように、擬獣の上から実体弾の攻撃ならば、威力を殺されずに攻撃する事が出来るわけです。

 また、障壁内部に入ったアンドロイドは、原因不明の動作不良を引き起こしてしまいます。

 2、テレポートについて
 どういった原理で行われているのか解明されていませんが、名残が行う「ダウンロード」に近い現象であるようです。 これも実体化するのに数秒かかります。


 ・アンドロイド・ガイノイドについて 

 深雪や長閑の様に、一般家庭の家事他を行う物から、燐や桜の様に戦闘用となるものまで様々な種類があります。 
 基本的に有機的な部分は、人工皮膚や毛髪程度であとは無機物で構成されたロボットです。
 一般にアンドロイドは男性型、ガイノイドは女性型のロボットとなっているそうですが、この世界では男女共人型ロボットをひっくるめてアンドロイドと呼び、女性型ロボットをガイノイドと呼んでいます。

 1、等級について

 アンドロイドのランクを示しています。 人工知能のランクとそれ以外のフレームを表すランク、その二つを加味した総合ランクがあります。
 アルファベットの”Z”が最下位で通常は”A”が最高ランクです。
 燐や桜の様に、ごく稀にそれ以上の等級(AA級、AAA級など)の機体があります。
 大体、”N”級辺りが外観上では人間と区別が付かない境目になります。

 2、D・C(デッドコピー)について

 死んだ人間に姿形を似せて、人間として振舞うよう作られたアンドロイドの事です。 通常は周囲の人間にも自分が「ロボット」である事を隠して稼動しています。
 作中にあるように名残もデッドコピーのアンドロイド(ガイノイド)です。
 中には、基になった人間の記憶をコピーされたアンドロイドもいるようです。


 ・名残・燐等、対擬獣用のガイノイドに備わっている特殊能力について

 擬獣は、人間を見ると襲ってきますが、しかし、軍隊が到着すると、さっさとテレポートして逃亡してしまいます。  そのため擬獣を攻撃・退治するために人間の姿をした戦闘ユニットが考えられました。 それが燐や名残の様な対擬獣用のアンドロイドです。
 戦闘モードに移行することにより、人間以上のスピード・力を得ると共に特殊能力を使用出来るようになります。

 1、名残について
 対擬獣用として、一番最初に作られた戦闘用ガイノイドの試作一号機です。
 主な能力は、様々な武器を”ダウンロード”する事のみです。
 擬獣に対して有効な戦術を調べるために、数多くの装備を使用する事が出来ますが、「バーストバンカー」の様に現在では有効性が確認されずに殆ど使用されなくなった装備も多々あります。
 また、最近では名残やその同型機では火力不足が目立っている為、現在では第二世代のアンドロイドが主力になっています。

 2、「ダウンロード」について
 名残と、その同型機が、軍本部から転送した装備を実体化する事です。
 ダウンロードを受け取るアンドロイドのジェネレーター出力が大きいほど、多量の質量を受領出来て、AIの性能が良いほど複雑な物体を実体化する事が出来ます。 作中のマイクロレールガンを「ダウンロード」するのに大体20秒程度かかります。
 ダウンロードする物質は、希少元素を含ませなければならないため、一般にはこの技術は普及していません。

 3、「シュレディンガーの猫」について

 名残の「ダウンロード」とは、全く違う方法で、擬似的にテレポートを行う、燐だけの特殊能力の事です。
 燐の筐体は、実は実空間と虚数空間にそれぞれ一体存在します。 「シュレディンガーの猫」とは、実空間の筐体を虚数空間に、虚数空間を実空間に同時に移動させる事によって実空間から見てあたかも「テレポート」したように見せる機能です。
 「ダウンロード」や擬獣のテレポートと違い、一瞬で実体化する事が出来ます。

 4、一般的な対擬獣用ガイノイドの内部図解

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