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あまりにも普通なビッグプロジェクトRPG

超魔法大陸WOZZ
(1995年・BPS)

容量・24M
購入価格・2480円
物語★★★★
容量★★★★
内容★★★★
操作★★★★
絵柄★★★★
音楽★★★★
調整★★★★
特殊★★★
総合★★★★
キャラ・
難易度・

小学館とBPS、レッドカンパニーが組んだ、ビッグプロジェクトソフト。
中身自体は和製RPGを象徴するような、死ぬほどオーソドックスな作品。
エンディングを見る限り、ロックマンばりになんかの応募を行ったようだ。

シナリオ・ストーリー

3人の少年少女が、魔法世界ウォズに勇者として、間違って召喚されてしまう。
彼等3人の中から主人公を選び、人間界に戻るため、魔王バラムを倒す旅に出かける。
ブレスオブファイア並みに種族が多く、世界マップが緑や氷の世界などで区切られ、
大変カラフルであるところなど、食傷気味と批判されていた魔法世界を、
開き直ったかのように思いっきり、露骨に表現している。

次々と加わる仲間と協力しながら、各大陸に点在するバラムの配下を倒し、彼へと
近づいていく。ストーリーも王道そのもの。
下手にクサかったりあざとかったりというのがないのは個人的に好み。
(別にエストポリスやFFが駄目だと言っているわけではありません)
各種族のしゃべりにも語尾にいろいろ付けるのもお決まりのパターン…。

ここまで普通過ぎると却って独特に写るから不思議だ。

選んだ主人公によって話が違うらしいが、1回しかプレイしていない
(一番主人公っぽいショットとかいう奴)ので何も言えん。
ただ、基本的には一本道なので、そんなに大きな違いはないはずだ。
一旦個々の自宅に飛ばされるときと、エンディングが違うくらいだろう。

それにしても、最後のどんでん返しにはびっくりしたなあ。
システム・操作性

電話を使って町間を移動したり、仲間を呼び出したり、成長に応じて魔法が変化するなど、
従来のものを加工してなんとか頑張っているタイプ。

より特徴的なのは、武器や防具はおろか、ロボットや乗り物まで作り出せる「発明」だ。
アイテムをいくつか組み合わせて作るのだが、組み合わせに無理がないか。
弓やお茶で作れるちゅうのは、どういう乗り物や。

その乗り物はほとんど戦闘力が違うだけで、いまいち特徴が薄い気がする。
陸用、水用、空用と分かれとるだけ。1つだけ岩をぶっ壊して進むというのがあるが、
それもイベントだけだ。ダンジョンの中で乗れるとか、ある程度の高さの山なら登れるとか、
水用でも浅瀬から海まで範囲ごと分けるとか、それに合わせて見た目だけじゃなく
それに合わせて地形を工夫すりゃあよかったんじゃなかろうか。
ドラクエYみたいに露骨にやれとは言わないが、
そうすりゃFF7のチョコボシステムにも先んじることとなったのに。

まさかスクウェアが
「それは俺等の次回作のネタだから、特徴を抑えろ!」
とか圧力をかけたとも思えんしねえ。

あと、通常では斜めに動けるのに、乗り物だと出来ないですねえ。
空でザコ敵が出るのもうざったい。FFVのように場所限定なら良かったが…。

さて、戦闘についてはあまりに普通なので特に解説することはないが、
アニメーションのON・OFF機能がいい。しかもボス戦では自動的にOFFが解除され
迫力あるボス戦の演出を大切にしている。割には音楽面では…。
グラフィック

山の側に林があったり、戦闘シーンの背景をさわやかに描いたり、
マップがカラフルだったりと、工夫が見られる。
全体的に個性がないのはこのゲームのコンセプトだから仕方ないか(違う)。

まあ、いかにもコスプレといった感じの主人公らのコスチュームは充分印象的だが。
当時のゲームショウで、このコスプレしてた奴いたのかなあ。

音楽

サウンドチームのひとりは、「ダークハーフ」「テトリス武闘外伝」などを担当した濱田智之氏。
街やバトルの曲で既に分かったけど、曲調さわやかで音もみずみずしく、
ゲーム音楽としていい雰囲気。しかし中ボス曲がないのはどうにも理解できない。
これでゲーム自体の評価も少し落ちていると思う。演出的に大事だと思うが…。

バランス・難易度

かなり手応えのある戦闘だが、ちょっとそりゃないんじゃないかってのもある。
全体回復が出来ない状態なのに、全体の3分の1を削ってくる攻撃をするボスもいる。

後半は大量に回復アイテムが手に入るので、技や魔法を使い渋る必要は全くないが、
ゲームバランス上、それで丁度よくなっている…いや、やはり多少ヌルめかな。
旅そのものは、至って普通の「フラグ立てRPG」だから楽。
ダンジョンのちょっと凝らされている工夫も、小規模で難度も低め。

まとめ

このゲームの前、「ラプラスの魔」「エメラルドドラゴン」とぱっとせんものばかり
遊んでいたので、楽しくプレイ出来てしまった。
正統派(あくまで日本の)がこんなにも面白いものであったとは。
話、ゲーム内容、装飾面すべてにおいて一般的で無難。

ビッグプロジェクトソフトの割には、あまり冒険してないな。
下手に特色を出して、失敗するよりは安全策をとったというところか。
そのあまりの普通さが充分特徴的なんだけどね。

(この項・了)

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