SFCRPG魁!B級リーグ
アクセス68000記念
〜究極グラフィック&マニアックバトル〜
ワンダラスマジック
(1993年・アスキー)
| 容量・16M |
| 購入価格・2200円 |
| 物語★★★★★ |
| 容量★ |
| 内容★★★★ |
| 操作★★★ |
| 絵柄★★★★★★★ |
| 音楽★★★★ |
| 調整★★★ |
| 特殊★★★★★ |
| 総合★★★★ |
| キャラ・A |
| 難易度・B |
異色RPGと呼ばれるゲーム数あれど、3Dを除けばこのワンダラスマジックこそが
真にその名称に相応しいセンスを持っている気がする。
最大のウリはグラフィック。童話風のストーリー。
それらの雰囲気からは想像もつかないマニアックな戦闘システム。
とにかく「趣を異にする」作品なのだ。
| シナリオ・ストーリー |
| システム・操作性 |
メニュー画面のアイテムがアイコン表示されるなど、従来のRPGと少し変わった
システムになっている。変わってるのはストーリーとグラフィックだけかと思いきや、
やはりゲームの根幹を成すのはここなのだ。
町の移動は行き先を選ぶだけとかいうのはさておいて、最も目を引くのは戦闘だ。
まず、ファイナルファンタジーのようなリアルタイムでのバトル。戦闘シーンは正面向きだが
四方を敵に囲まれる。つまり「アレサ」と同じだが、こちらは少し変わっている。
Aボタン、Xボタンによって魔法と道具のアイコンを切り替え、Bボタンで選択するという
独特の手法をとっているのだ。勿論慣れないと分かりづらい。途中で投げた人も多い。
理不尽とは思わないが、レスポンスの悪さなど操作自体もしにくい。
アクション性があって面白いが、パッケージから易しいゲームを連想したプレイヤーの
ダメージは大きいものがあっただろう。
「戦闘ゲーム」だとしても、もう少しとっつきにくさは排除してもらいたかったところだ。
| グラフィック |
SFCのRPGで、グラフィックの1位を挙げろと言われれば、自分はFFYでも
テイルズオブファンタジアでもなく、このワンダラスマジックを選ぶ。
細かくシブく、抜群のセンスで描かれた独特の絵柄と究極の質感。
切迫のバトルシーン、斜め俯瞰のダンジョンとカラフルセンス。
リアルなビジュアルシーン。
このグラフィック自体が「ワンダラスマジック」だ。
正直、これに容量を使ったから、イベント数が少ないのではと勘繰りたくなる(笑)。
| 音楽 |
こちらもいかにも童話風でゲームの曲としては独特の感あり。
また音質も美しい。ボリュームが少ないせいか、多少バリエーションに欠ける
きらいはあるが、フィールドは主人公フィーリスの可愛らしいイメージが良く出ているし、
城などのイメージは荘厳。雑貨商の金満な印象といい、雰囲気がいい。
いまいちなのはバトルだろうか。ザコはピアノを基調とした、テンポは速いが大人しめと
いった感じで面白いが、ボス、ラスボスはこのゲームには似合わぬ
「単なるオーケストラ」。ちょっと拍子抜けした。
| バランス・難易度 |
ヤバいですよ。戦闘。
パッケージやストーリー中心の内容でラクだと思うとひでえ目にあいまっせ。
このリアルタイムバトルの、しかも操作性のちょっとマズいバトルにはね。
しかも、強化魔法を使えない序盤から中盤は特に厳しい。後のほうがラクだったりするんです。
某雑誌で「序盤〜中盤にかけてラクだったゲームが、終盤一気にラクになることが
ゲームバランスがいいといえるゲームだ」などとのたまっていた御仁がいたが、
僕はそうは思わない。基本を覚える序盤より後がラクでどうする。
尤も、このゲームの場合、ボスがその分強力になっているし、
ステータス強化魔法を使うことで丁度ザコ敵とのバランスがとれているとも言えるが。
それにしても、ラスボス、以前やってみたが、全く歯が立たない。
19歳の時、どうやって俺勝ったんだろう。
| 異色さ存分に |
究極のグラフィックと荘厳なBGM、そしてバトルシステムまで独特といったこの出来、
グレートに異色な雰囲気は、ユーザーの評価が
途中で投げた人からも高いということからも、他にないもの、心動かされる
ものであるということが窺えよう。
やっぱりあれやね、グラフィックがいいと、みんな甘いのかね。
例のTheスーパーファミコン編集SFCカタログでは70点、ユーザー評価8・4643点。
僕自身は、グラフィックをウリにして、他をないがしろにしているゲームを好まないが、
これは他の部分も頑張っており(戦闘は頑張りすぎだと思ったが)、
何より絵自体がオーソドックスでなく独自の色。
個人的には、かなり思い入れのある作品だ。
ただ、名作とするには、いかんせんパワーとボリュームが足りないように思う。
(この項・了)
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