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〜SFCRPG史上最大の謎を持つミステリアス作品〜

WIZAP!〜暗黒の王
(1994年・アスキー)

容量・16M
購入価格・?円
物語★★★★
容量★★★
内容★★★★
操作★★★★
絵柄★★★
音楽★★★★
調整★★★
特殊★★★★★★
総合★★★★
キャラ・
難易度・

ソードワールド+ソウル&ソード÷2−マップ+ミステリアス。
フリーシナリオRPGというより、時間に追われるマルチシナリオRPGというべきか…。
とにかくSFCRPGでも最大級の謎を持つRPG。
僕はこの話を完遂していません。とりあえずラスボスは倒しましたが…。


シナリオ・ストーリー

街の中で、普段は職に就き仕事をこなし、金を稼いだり特技を身に付けていき、
時間によっていくつかのイベントが発生するので、それらを解釈していくという展開だ。

街の中と、イベントによって行くダンジョンだけという世界観の狭さと、1時期に
1つ起こるイベントというのは、ソードワールドSFCと通じるものがある。
1度に多くは掛け持ちできないのと同じだ。

しかし、このゲームはイベントの発生自体を知らずして、エンディングを迎えることが
奇抜だ。というよりソードワールドなどと違いイベントを発生させること、気づくこと
自体が難しい。初めのプレイでは3、4のイベントしか体験できず、
世界の滅亡を指をくわえて見ることになるだろう。

このRPGで充実したプレイが出来たと確信出来る点は、まずラスボスと戦えること。
主要のイベントをクリアしていないとそいつとすら戦うことが出来ずに世界滅亡だ。

このゲームのイベントは、量そのものは少ないが謎に包まれたところが多い。
イベントを7〜8クリアし、ラスボスを倒しても、とてもハッピーエンドとは
思えないような終わり方なのだ。

噂やサントラのライナーによれば、職業によって新しく受けられるイベントも
発生するそうだ。自分は見ていないイベントどころか、マニュアルに載っている
キャラクターで出会ったことがない人間もいる。

雰囲気もシブくて暗い、ディープな世界観を
ゲームの謎により更に増大させている…。


システム・操作性

まずは、自分や仲間を職に就かせる。
鍛冶屋や羊飼いなど、イベント量は少ないくせに職業は豊富。
選択した職業の仕事をこなすことで、能力値が上し、報酬を手に入れ、時間が経つ。

同じ職業で何度か仕事をこなしていると、スキルを習得することがある。
戦闘力を高めるもの、移動範囲を広げるものなど様々だが、1人が持てる数には
限りがあり、イベントの状況に応じて、スキルを忘れ、新たな技を覚える必要が
出てくる。何度もプレイしていると、そのあたりのコツは掴めてこよう。

また、能力値によっても、選択できる職業が変わってきて、収入の多い職、
スキルの強力な職が選べるようになるのだ。

…とまあ、随分な凝りようだが、容量が足りないためか、バランスをとるためか、
全ての職業に特有のスキルがあるわけではない。
能力の変遷もいまいちのバランスか。

やがてイベントが発生、ダンジョンに向かい、敵と遭遇すると戦闘になるが、
戦闘シーンへの切り替えはない。アクション的なバトル方法で、敵に向かって歩き、
斬りかかるのだ。しかしそこでの操作性は悪く、また魔法の実用性にも難がある。


グラフィック

主人公達にはないが、宿の主人などの脇役キャラには顔グラフィックがある。
これが実にシブいのだ。まあ、アメリカ的な肉ッ気というより、欧州的な
荘厳なタイプなので、拒絶反応を示す人は少ないと思うが。

そのリアル顔が載ったカタログを見ると、結構凄いグラフィックかと思えるが、
実際は顔以外地味な絵なんですよね。全体的にえらく暗い雰囲気も特徴。



ただ、最初だけは馬鹿に明るいが…。


音楽

なんつーか、ふた昔くらい前の、いかにもゲーム音楽って感じのBGM。
よく言えばメロ重視の旨みある音楽、
悪く言えば古典的ゲーム音楽の枠内BGM、というヤツだ。

尤も、雰囲気重視でないといっても、メロディによって、意識せずとも
いい雰囲気を出せている。音に頼ってメロを手抜きしているのとは違うということだ。
曲ごとのメリハリもしっかりしてるしね。古き良き時代。
それでも、もう少し音質が欲しかったとは思うけどね。
その雰囲気は、やはりゲームに合わせ暗い。



ただ、最初だけは馬鹿に明るいが…。


バランス・難易度

96年版TheSFC編集カタログでは
「発生するイベントとプレイヤーのレベルがつりあわないことがあるのが残念」
とあるが、正にその通りなのだ。

後半のほうは、ある程度プレイヤーのプレイの仕方によって戦力が落ちてしまう
ことがあるくらいで、製作者側の責任は重くない。
しかし序盤は、特に害虫駆除のイベントなど、
「いきなりこれはないんじゃないか?」ってくらいキツい。

ゲーム難度はストーリー、システムにも示した通り、非常に高い。
とにかくラスボスを戦えるところまで漕ぎつければ、とりあえずは「クリアした」といえる。

でもエンディングがアレでは、やっぱベストエンディングとは思えんなあ。


WIZAPエニグマは謎だ!

世界観が極端に狭い。ある程度狙いなんだろうが、こじんまりとした感は否めない。
その分何度も遊べるけど、ロマサガなどのような爽快さがなく、
ちょっとストレス感じるかも。システムも複雑だし。
でもソウル&ソードよりは親切なんだぜ。

シブい雰囲気に呑まれながらじっくりとやりこみたい。漢のためのRPG。

ちなみに俺は完全制覇諦めました。


(この項・了)

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