SFCRPG名作24将・4
アクセス24000記念
〜RPG本来の姿?〜
ウルティマY
(1992年・ポニーキャニオン)
| 容量・8M |
| 購入価格・680円 |
| 物語★★★★★★★ |
| 容量★★★★★ |
| 内容★★★★★★ |
| 操作★★ |
| 絵柄★★ |
| 音楽★★★★ |
| 調整★★★★ |
| 特殊★★★★★★★ |
| 総合★★★★★★ |
| キャラ・A |
| 難易度・A |
日本のRPGとは違う、「クリアさせてくれない」RPG。
日本のRPGは先に進めるようにバランスをとるが、このウルティマはあくまでゲームと
いうことを、日本で「ゲーム重視」と言われているRPG以上に感じさせてくれます。
| シナリオ・ストーリー |
「1人1人の世界観」の確立が魅力のストーリーが特徴です。
プレイヤーは聖者アバタールとなり、8つの神殿にとりついたガーゴイルから神殿を
解放するために旅に出ます。
神殿を解放するための8つのルーン探し、予言の書探し、気球作り…といった壮大な
謎解き重視ストーリーなのですが、
日本の数多いRPGと違いイベントでプレイヤーが置き去りにされることは
なく、常にゲームが展開されます。
その一番の特徴として、イベントキャラや王のみならず、衛兵や民草に至るまで、
1人1人、全てといってもいい、深く話に関わってくるのです。
普通のRPGは1回話せば終わりですが、ウルティマ6の場合、一度話しかけると
更に尋ねることなどについて選択肢が出ます。
その選択肢から更に次の選択肢へと話は更に複雑化します。
たかが村人1人からここまで情報が引き出せるのか、
ストーリーに食い込んで来るのかと、DQタイプに慣れていた人に驚きを覚えるでしょう。
…なんか、いつの間にかシステムの話になってるので項目、変えよう。
なお、ボスキャラという存在はなく、ラスボスも当然ありません。
| システム・操作性 |
他では見られないシステムが多いゲームですが、しばしば日本でもみかけるものといえば
「カルマ」でしょうか。この値は間違った行動を取ると数値が下がり、
どんどん商品の値段が上がって行ってしまうというシステムです。
(他に、最大にしていないとクリアできないイベントあり)
会話間違った選択をしても下がりますが、他には…
日本のRPGのつもりで民家のアイテムを入手すると下がります。
ていうか日本のRPGがおかしいな、これは。
なんか攻撃できる牛や馬や鳥がいるので攻撃してみると、無抵抗のまま死亡。
これも当然カルマ下がります。てか攻撃するなよ。
しかし、場所によるのですが
兎や猫が襲い掛かって来るのは勘弁して。犬は分かるけど。
ちなみに戦闘は画面が切り替わらないので、ちょっとしたタクティカル
方式のバトルになります。
アイテムは重量があり、キャラごとに持てる総重量も変わります。
他のRPGと違って持たせるアイテムも計算する必要があります。
これだけでもイライラするのですが、呪文に関しても
覚えたものをそのままMPを消費して使うと言うのではなく、
マンドレークの根、血の苔、黒真珠、にんにく、人参などといった秘薬を
組み合わせる(勿論呪文によって組み合わせは異なる)
ことで初めて使用できるという面倒さ。
改めて100種類以上ものアイテムを99個ずつ持てたり、
秘薬も使わず自分の力だけで魔法を放てたり、
民家の物を盗んでも何も言われない
日本のRPGの勇者たちの力、人徳には頭が下がる思いです。
| グラフィック |
キャラクターは斜めに傾いているのに、画面は真上俯瞰なため
非常に最初、違和感を感じます。
そのキャラクターも紙っぺらに見えるほど生命感に欠け、ちょっと笑えます。
また海のグラフィックは周囲に何もないとまるで滝です。
| 音楽 |
既存の曲を流用してるのもありますが、日本では出せない
独特の雰囲気がゲームを彩ります。
フランス製RPGのドラッケンもそうですが、渋い、寂寥の雰囲気が全体を包んでいます。
メニュー画面の曲はたまりません。
ただ、曲数があまりに少ない(確か10曲もなかった)のが難点。
| バランス・難易度 |
まず、城から出られません。
何なんやねん。
まあ、単にグラフィックが見にくくてドアとかレバーが分からない
だけなんですが。
ちなみにDQ1同様いちいち鍵使います。
一本道のストーリーと違って次の冒険の場所が決まっていません。
その一地域で小さいイベントでも完了しないことが多く、
情報収集だけでなく、敵の強さなども考慮して進まねばなりません。
もっとも、遊び半分で無抵抗の者に攻撃するのも自粛したほうがいいでしょう。
前述の牛や馬なんてのはうっかり殺しちゃった、で済みます(おい)が、
衛兵にうっかり喧嘩を売ったらこっちが殺されかねませんので。
まあ戦闘よりもつらいのは謎解き。
たかが村人1人からも多くの話を聞かなければならない。
(もっとも、村人もみんな名前があり、なんらかの肩書きがついているのだが)
またテキスト量も多く、意図を読み取るのが子供にはちと辛いかも。
最近のように話の展開を説明するような話だけ延々と続くイベントや
ムービーが皆無なので、今どの程度話が進んでいるのか、というのが
確認しづらいというのもあるかなあ。
| まとめ |
名作とはしていますが、非常にとっつきにくいシステムをしているため、
おすすめはしませんし、中古店で見かけてもよっぽどのマニアでなければ
購入しないほうが身のため。
ただ、クリアするかどうかを別として、本場(はもう日本だと思うのだが)の雰囲気を
味わいたいなら、プレイする価値はあるでしょう。
でも城を出るだけでやめとくのが賢明ですよ。
(この項・了)
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