SFCRPG・俺の微妙な冒険I
アクセス87000記念
〜スクウェア最低RPG?〜
トレジャーハンターG
(1996年・スクウェア)
| 容量・?M |
| 購入価格・3500円 |
| 物語★★ |
| 容量★★ |
| 内容★★★★ |
| 操作★★★★★ |
| 絵柄★★★★★★★ |
| 音楽★★★★★ |
| 調整★★★★ |
| 特殊★★ |
| 総合★★★ |
| キャラ・B |
| 難易度・B‘ |
スクウェアの96年当時の濫造時代のほころび?
緻密な装飾のウラに見える「内容の薄さ」が目立ってしまった。
| シナリオ・ストーリー |
宝探しを生業とする一家、G家。
物語はその一家の父、ブラウンを追う旅に出る息子達、
レッド&ブルーらを主人公として描かれる。
彼らの冒険の大きな目的は世界を救うカギとなる、7つのオーパーツを集めることだ。
闇王(_l ̄l○)という敵の名を見ても分かるとおり、話の流れは至ってオーソドックス。
勧善懲悪でないとある程度話が成り立たないのは仕方のないことだし、
自分もそのテの話を推奨したいが、この作品のストーリーに限っては、
せめてトレジャーハンターという存在価値をもう少し際立たせて欲しかった。
完全な一本道かつ純粋な冒険感がないように感じる。
いや、至ってオーソドックスに終始し、中盤だと思っていたあたりから
展開を急ぎすぎて中途半端なラストを遂げた構成は、更なるマイナス材料だ。
敵役もライバル格が早々に消えるなど演出、表現のかみ合わせが半端。
ヘルやドラキューは一体どういう存在だったのか?
ちなみにボリューム的には、FF5でいうならバリアの塔をクリアして
終わりといったところだろうか。
スクウェアにしてこの内容はムゴい。
| システム・操作性 |
戦闘はタクティカル形式、一見個性的なように思えるが、
「ソードワールドSFC」「ライトファンタジー」などが既にやっていること。
それらに操作性をアップさせ、敵の側によると消費移動力が大きくなるなどの
「加工」を行って改良したという感じで、それほど独特なものではないのだ。
といってもLVアップの調整を考えて攻撃や回復をさせるといった
点が窺えるのはよい。
ところで操作は良いのだが、移動キャンセル不可な点や、味方に攻撃したり
LRで向きを切り替える点が、はじめは分かりにくいだろう。
ついでにいうと、メニューコマンド時にLRで向きを切り替えるなど
戦闘以外ににアクション要素を持たせた操作が分かりにくい。
こちらは慣れてもミスをしやすい。
店で商品をカウンターまで持っていくのは、デュアルオーブ1と違い具体的に
アイテムが示されているので万引きやらかしそうになるのは少ないが。
やっぱり少々オリジナリティが薄い。
戦闘の勝利条件も少なめだし、サブゲームのカエルゲームも力が抜け気味。
余計なものがなくていいと思う人もおるでしょうが、
シナリオが弱いのだからゲーム的な付属は必要だと思う。無論本編そのものが
しっかり出来上がっていれば問題なかったのだが…。
| グラフィック |
美麗。PSのポリゴンよりよっぽどいい。
いうことなし。でもこれを最大のウリにしてしまっては…。
| 音楽 |
FCやSFCの大部分は、メロディはいいが音質が悪く、
PS以降は音質は良いがメロディが弱くなる傾向。
その点このトレジャーハンターは音質とメロディのバランスがほど良くとれていて
曲が良い。特に街の曲はSFC中トップクラスで、
「次の町にはどういう曲が流れるのか」という、アルバートオデッセイでも感じた
思いを抱かせてくれる、さわやかで気持ちの良い音楽揃いだ。
しかし後半(中盤だと思っていたが)の町は3つとも同じ曲だったりと尻すぼみ。
テイルズらに比べダンジョンがやや弱かったのも残念だ。
| バランス・難易度 |
序盤は、操作をすぐ覚えたとしても、ややキツめか。
全体攻撃を毎ターン行ってくる敵のもとまでたどり着くのは運が必要なことも。
武器、魔法が強化されてきた中盤は比較的ラクになるが、
ザコ戦はともかく、ボス戦まで難度が下がっとる。
戦力の強化によるだけではなく、戦術的にもやや甘くなっている。
(というより最初のボスが意地悪すぎなのだが)
かと思えば中盤のヤマ…じゃなくてラストは異常なキツさなので注意。
数値の調整がスクウェアにしてはやや粗雑…か。少なくともFF5や
クロノトリガーのような緻密さは感じない。
戦闘に時間がかかる分敵の数を少なくするなど、考えて
作られている部分も勿論多いのだが。
| 既にやる気がなかったとか |
既にPS移籍を計画していた96年のスクウェア、
マリオRPG、ルドラ、トレジャーハンターと、段々出来が落ちていた
(前者2作は決して悪い作品ではないが)。
特にトレジャーハンターGは、タクティカルバトルもストーリーも、グラフィックで
カッコつけすぎたためか、完成度の高いものにならなかった。
RPGは結局、しっかりしたシナリオとゲーム性が命(前者だけで
十分という人もいるようだが)。グラフィックも最低限の質は必要だが、
それ以上はゲームの内容が伴っていなければ単なるまやかしにすぎないのだ。
…なんていってみてますが、
ほんと、作りかけの作品に感じましたよ。
(この項・了)
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