SFCRPG魁!B級リーグ
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〜無意味と言われようと、これがTRPGのこだわりである!〜
ソードワールドSFC2
(1994年・アスキー)
| 容量・16M |
| 購入価格・2200円 |
| 物語★★★ |
| 容量★★★ |
| 内容★★★★ |
| 操作★★★★★ |
| 絵柄★★★★ |
| 音楽★★★★ |
| 調整★★★★★ |
| 特殊★★★★ |
| 総合★★★★ |
| キャラ・D |
| 難易度・C |
テーブルトークRPGのテレビゲーム化第2弾。
前作で懲りてなかったのか。
といっても内容は前作を上回っていますけどね。
「Theスーパーファミコン」96年版SFCカタログではスタッフ評価75点、ユーザー平均8・1481点。
| シナリオ・ストーリー |
形としてはかなり変わっている。
それは、前作は自由に地域を回ることが出来たが、この2では
強制的に前に進まされるのだ。
しかし前作はただ自由に回れるだけで、イベントの起きる場所は結局決まって
いたので、決して自由度が高かったとはいえなかった。
それに比べるとシナリオ途中の分岐があったり、あるイベントを受けなかった場合に
別のイベントが発生したり、途中で進むべき方向を選択できたりするので、
むしろ前作より高い自由度…というよりマルチぶりを誇る、といったほうが正しいか。
ロマサガ2タイプの自由さと言える。
それでも強制的イベントが多く、ストーリーが大きく変化するわけでもない。
前作よりはマシだが、それほど自由度を声高に宣伝できる内容ではないかも。
かえすがえすも前作よりはいいが。
| システム・操作性 |
前作同様のTRPGのこだわりを見せたシステムは少し変更されている。
フィールド上などで様々な効果を及ぼす技能レベルのMAXが5から10に上がった。
とはいっても、これは単にゲームのボリュームUPに伴う変更だが。
また、バトルは3種類ある。といっても戦闘ルールは全く変わらない。
サイコロバトル、テキストバトル、アクションバトルの順に
うざったさが薄れてくるだけの話だ。
アクションバトルは敵のダメージしか表示されない。
テキストバトルは前作の形で、メッセージが表示される。つまり敵の名を知るのに使える。
しかし理解できないのがサイコロバトルだ。
攻撃するときに、サイコロが振られるのだが、要は戦闘計算の一部を
見せているだけで、ゲーム上は何のメリットもない。
しかしこれはTRPGのこだわりなのだ。
| グラフィック |
フィールドがベベルビュウマップ(遠景が霞む斜め俯瞰型のマップ)に変わって
綺麗になった以外は大して変わっていないが、キャラの顔は更にシブくなってしまった。
前作以上にキツい顔のオンパレードで、前作で唯一見やすかった
グラスランナーのプラムですら、シブみの利いたツラと化している。
もはや萌え系アニメ好きの方々は近寄れない。
まあ、アイ・オブ・ザ・ビホルダーやウルティマ7よりはマシだけどね。
| 音楽 |
前作同様、ゲームっぽさが目立つが、音質そのものの仕上がりは
非常にきれいでさわやかだ。
1に比べるとフィールドやバトルは、趣や渋みを減らしてノリを良くした感じだ。
その分、ただでさえ他の部分の曲が甘かったのに、ますます全体的に
音楽が貧しくなってしまった。宿の曲が消えてしまったのは残念。
しかし、音がいいためだけならもっと点は低いはず。
巨人の村の美しくも繊細なメロディや、ダンジョンの雰囲気が
なかなかの存在感を示していて、上のマイナスを相殺している。
更にボス曲の凄さは驚愕に値するものがある。
「カードマスター」のような流麗系のボス曲で、一度聴くとやみつきになる。
GMランキングでも1ケタ台に入れた、個人的に特にお気に入りの音楽だ。
ザコ戦、ラスボス戦の曲がちょっとアレなので、実に不思議な感じだ。
まあ、他のRPGでも、よくある現象だが…。
| バランス・難易度 |
難度的には、前作よりやや上。分岐があったり、メッセージスピードや
移動スピードを変更しないと先に進めないところがあるのがクセ者だ。
特に崖をゆっくり登るイベントは、移動スピードを「遅く」することに気づかず、
最初のプレイでは諦めてしまった。
その後「もっとゆっくり話してくれ」といわれたイベントでピンときて、
諦めたことを後悔したものだ。
戦闘のほうは、最初がやたら苦戦する以外は、MPを0にしないと勝てない敵を
除いてはさしたる苦労もなく進む。
それというのも、敵の種類が少ないからなのだが…
まあ、ガイアセイバーよりはマシだけどね。
| TRPGのこだわりである! |
なんだかんだ言ってるけど、前作より内容は濃くなっている。
でもシナリオ数27は多いか少ないか微妙なところ。マルチシナリオ仲間で
システムも練りこんであるロマンシング・サ・ガ2が44あるんで…
さすがにそれと比べるのは酷か。
タイプとしては、1のどこへでも行けるタイプのほうが良かったのだが、
あれはイベントの発生場所が決まっているし、自由度をウリと掲げる
ゲーム(ソウル&ソード、マイト&マジック2、ロマサガなど)の中ではちょっと
その点において劣っている。
しかしこのシリーズの真のコンセプトはそこにはない。
テーブルトークRPGというジャンルをテレビゲームに持ちこんだことだ。
TRPGのこだわりのシステムを堪能させることだ。
まあ、その点ビースト&ブレイドの方がずっと個性的なんだけどね。
(この項・了)
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