SFCRPG名作24将・3

アクセス44000記念

〜SFC最後の問題作〜

スターオーシャン

(1996年・エニックス 開発・トライエース)

容量・48?M
購入価格・忘れた
物語★★★
容量★★★★
内容★★★★★
操作★★★★★★
絵柄★★★★★★★
音楽★★★★★★
調整★★★★
特殊★★★★★★
総合★★★★★
キャラ・
難易度・

様々な事物をつめこんだストーリー、貪欲なまでに内容を追求したシステム、
熱い半アクションバトル、美麗なグラフィックと音楽…。意欲的な大作だ。


シナリオ・ストーリー

ある惑星の小さな村。自警団を務める3人の少年少女らが、大いなる陰謀に巻き込まれ、
それらに立ち向かっていくという、流れ自体は、オーソドックスな感を受けるタイプ。
しかし、地球とレゾニアの対立、第3勢力の介入という壮大な世界観や、パーティキャラに
よって展開が変わるなど、イベント量自体はそれほど多くないながらも充実している。
このゲームならではの、街中でキャラが自由に行動する「プライベートアクション」によって
味方キャラのプライベートを垣間見ることが出来るのも魅力だ。

しかし、手を広げすぎたせいか、中盤を過ぎたあたりから意味が分からなくなってくる上、
謎のまま終わってしまう部分が多いという点が目立って来る。

大敵の名前が唐突に挙がってきたり、その敵が結局何なのか分からなかったり、
最終ボスの話も単なる逆恨みなような…。深く読み取れば矛盾があるようにはさほど
思えないのだが、まとまりに欠けていた。


システム・操作性

一言でいえば、意欲的にゲーム性を創出している。前出のプライベート・アクションから
見ても、オリジナリティが十分伝わって来るが、それだけでは語りつくせまい。

システム面では、アートや調理、細工などといった数十種類のスキルが存在する。
それらを駆使し、アイテムを創ったり、能力を上昇させたりしていく。
地道な作業が求められるが、単純な面白さが見えてくる(といっても内容そのものは
マニアックだが)。そして戦闘シーンでは、サイドビューの戦闘シーンを動き回って戦う
ハーフアクションの迫力あるバトルが楽しめる。

アイテムクリエーションを特にやらなくてもクリアできる点、戦闘で、自由に動けなかったり、
画面が狭すぎるなど、問題点は確かに多い。プライベートアクションにしたって、
さして多くのことができるわけではない。

が、これらのほとんどがPSのセカンド・サードで改良・大規模化しているのだから、
このファーストの布石は確実に効いていたはずだ。
また、SFC作品としては合格点を与えていいだろう。


グラフィック

開発元が同じだから当たり前だが、テイルズオブファンタジア(以下TOP)と同タイプ。
質感、ドット絵がしっかりし、色彩も見事なものだ。
あえて苦言を呈するとすれば、ボス格の敵キャラクターが…ラスボスがちょっと…。
まあ、その程度の揚げ足取りくらいしか文句はないということだ。
…いや、ちょっと見にくい箇所があるか?


音楽

これも作者が同じ、桜庭統なので同タイプ。
硬質感ある音質に芸術的なメロディを乗っけた音楽は聴き応え十分だ。
ただ、TOPに比べるとメロディがやや弱く、メリハリがない。街に限って言うと、
同じ曲の街が多いといった不満点もある。


バランス・難易度

アイテムクリエーションによる戦力強化は比較的効果的ではあるが、
前述通りそんなに力を入れなくてもクリア出来る。
「細工」や「カスタマイズ」でこうすればこうできる、というのがはっきりしないため、
あまり重要性を持たせるとマニアックな難度になってしまうと考えたのだろうが、
おかげでアイテムをアイテムクリエーションをしっかりやると(やらなくてもだろうが)、
序盤に比べ中〜終盤は異常にラクになってしまう。

ザコ敵はそうでもないが、ラスボスなどは20秒もたずして倒せてしまう悲しさである
(運良けりゃ5秒ってのもある)。

HPをもっと高く出来ればと思ったが、セカンドではこれが全く逆に…。


まとめ

ストーリーそのものの量はそうでもないが、システムの質量は
大貝獣物語(2も)、ロマサガ3、FFYをもブッ飛ばしそうな規模。
意欲と野望とその未完成ぶりがある意味絶妙な融合を果たし、SFCRPG屈指の
破壊力を誇っている。その荒々しさは次回作を期待させてくれるものだった(?)。

次回作の「セカンドストーリー」では、フィールドをダンジョンタイプではなく、通常のフィールド
に戻したり、戦闘シーンを広げて、更に自由に動けるようにしたり、エンディングの幅を
増やしたりなど、質量ともに上がっている。難易度も激増したが…。

さらにサードは、自分はプレイせず見るだけだったが、ちょっと大人しくなったな、いう印象だった。

最近はテイルズシリーズのほうに力が入っているようだが、トライエースの
進化には、目が離せない。


(この項・了)

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