SFCRPG 魁!B級リーグ

アクセス67000記念ということにしておいて

〜荒々しいフリーシナリオRPG〜

ソウル&ソード

(1993年・サムス(開発・パンドラボックス))

容量・12M
購入価格・1700円
物語★★★★★
容量★★★★
内容
操作★★★
絵柄×
音楽★★★★
調整★★★★★
特殊★★★★★★★
総合★★★★
キャラ・
難易度・

フリーシナリオはロマサガだけじゃないぜ!と、挑戦状を叩きつけてきたパンドラボックス。
何もかもが新鮮で、システムの不親切ささえ絶大なパワーの渦に飲み込まれてしまう。
アイデアだけなら間違いなくトップクラス。ついでにエンカウントもトップだぜ!
…あれ?

例のSFCカタログでは70点、ユーザー平均8・5397点。


シナリオ・ストーリー

このゲームのフリーシナリオぶりは、ロマンシング・サガシリーズとは一線を画している。
いや、シナリオ自体が、大きく他と違うコンセプトだ。

ロマサガを例に取れば、そのシリーズのように邪神だとか七英雄だとかいう大敵は存在せず、
聖王の伝説といった壮大な設定もない。
冒険の舞台となるヴォルカノン島の旅を、とことん楽しむだけなのだ。
10年という期間にどれだけ充実した冒険を送れるか、それが目的なのだ。
よって、何もしなくてもエンディングを迎えることができる(つまらないが)。

かのマイト&マジックの原作者は
「真のRPGとは、決められた結末を追い求めるのではなく、冒険の過程を楽しむもののはずだ」
必死だが、このソウル&ソードも冒険の過程を楽しめるタイプだ。

もっとも、エンディングは結構凝っている。それは仲間の人数やイベントクリア数など、
いわば達成率によるもので変わってくるようだ。これはおそらくベストエンディングと思われる
のを見たが、万感の思いで満たされるものになっている。

さて、かんじんの旅の内容だが、実にユニークなイベントが待ち受けている。頭の痛くなる
ような謎を解いたり、借金を返さないで金貸し屋に殺されたり、従来のRPGを
皮肉った王国の話(これはマジで傑作)が出てきたりするのだ。
意外とキャラクターの個性も強く、面白い奴等が揃っているのも特徴だろう。

ストーリーが変化していくわけではないが、だからこそ、余計なことを気にせず楽しめるというものだ。


システム・操作性

勿体無い。

せっかくの魅惑のゲームだというのに、こんなに苦痛ばかりを伴うシステムにしてしまったのか。

プレイヤーはボードゲーム風のマップを進んで行き、行き着いた先々でイベントを受けていく。
その中ではRPGの華である戦闘も数多くこなす。
しかし、問題はこれなのだ。

やたらと「かったるい」。戦闘終了後にLVではなく能力値が上がること、こちらの強さにより
敵の強さが変わるのはロマンシング・サガと同じだが、敵は見えず、エンカウント形式だが、
その率が異常に高い。異常の数倍だ。
その上、ダンジョン自体もムチャクチャ長く、目的を達成したあとも歩いて帰らねばなら
ない。


冒険のリアリティを追求したかったのだろうが、せめてこの場合は敵を消すか、強制脱出
させて手間を省くべきだった。ゲームとして楽しむものだし、ウルティマやウィザードリィとは
タイプが違うのだから、その辺は考えるべきだった。

しかもだ。こんな中で展開される戦闘自体も異常に単調。異常の数倍だ。
ロマサガもたるくなるケはあるが、このゲームはロマサガに比べ技や敵の魅力が薄く、
毒などのステータスが1人ずつダラダラと表示されるなど、億劫になる要素が盛りだくさん。


グラフィック

ノーコメントとさせていただきます。


音楽

音質は非常に粗く、そのせいでダンジョンのBGMの豊富さもあまり感じられなくなって
しまっている。ノリの良いタイプの曲が多いから、それほどうんざりはしないだろうが…。

戦闘はさすが西澤洋氏といったところ。アツいぜ!
ただ、このページのGMランクにも載っている最高にいい大ボス曲の使われ方が変。
山賊、海賊、王家のファラオ。

「なんだこのメンツはぁ!」
「せっかくだから、俺はこの海賊を選ぶぜ!」


魔王や聖剣の守護竜が普通のボス曲なのにねえ。
もしかしたら、イベントクリアの順番によって曲の配置が替わってるだけ…はないか。


バランス・難易度

そのイベントが別のイベントに直結していることもあったり、1年に1回しかないイベントが
存在したりそうそう簡単にはいかない。たまに強制イベントに突入することもあるので、
セーブはこまめにするべきだ。

戦闘は、システムで述べたとおりタルいことこの上ないですが、バランス自体はいい方。


まとめ

@げぇ、シナリオ以外全部マイナスのコメントばっかり!
これでは名作24将の説明がつかないじゃないか。

しかし、この圧倒的なオリジナリティ、みなぎるパワーは、あらゆる可能性を後世に残した。
問題点にケチをつけてきたが、それを補ってあまりある自由な冒険の魅力が、
このRPGにはあるといえるだろう。

RPGがほんとうに好きで、なおかつ気が長く、苦労を快楽に変えられる、
ロムを壊さない自信のある人におすすめ…Aやっぱり、名作24将の説明がつか
ない。

(てなわけで24将から除外致しました)


(この項・了)

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