史記英雄伝 当時のゲームプレイ記

ていうほど大袈裟なもんじゃない。すぐ終わりますよ。






確信犯的バカゲー。この史記英雄伝のセンス、さっぱりわかりません。

ゲームそのものは雄大な中国大陸を旅するというものですが、まず自ゲームの宣伝が内容に反して
大袈裟すぎです。

このゲームは歴史RPGという全く新しいジャンルの作品です

あなた方は「スーパー伊忍道」「弁慶外伝」「夢幻の如く」をご存知ないのですか?

中国ならではの神秘的グラフィックが冒険の旅先々であなたを出迎えてくれる

ああ、FCの絵ですか。確かにFCのスーパーチャイニーズワールドよりはマシかもしれません。
あと95年でFC並みのグラフィック、それはそれである意味神秘的ですけどね。

まあ、さっさと本編に入りましょうか。


主人公は父母を殺され、兄は兵隊にとられ、妹は口減らしのために売られ、1人でむなしく日々
をすごしている少年が主人公。
ってことは、妹を売ったのは貴様か。

ある日、彼の住む村に、巻物を持って追われてくる武将がやってきます。
そして、主人公に巻物を渡して家の入り口から逃がします。

あのあと陳という老人に救われ、彼の修行を受けることになるのですが、
その内容は絵合わせ、色合わせ、石取りゲーム。

「いったい、これがなんの役に立つんですか?」
これくらい主人公と意見が一致するのも珍しいものです。
すると陳老人、

「うるさい!だまってやれ!」
‥。

こんなわけのわからん爺さんでしたが、
彼はその後、自らの命を賭して、気を送り込んでくれました。
ますますこの陳の行動、理解出来ません。

主人公は巻物の謎と仙人を求め、旅に出ることになります。
まず最初に着くのは洛陽の街。そこを経由し、嵩(すう)山南の仙人のもとへ。

と書くのは簡単ですが、これがキツいんですわ。
最初のほうの敵は金を全く落とさないしアイテムも落とさない。
宿にとまる金もないのでひたすら逃げまくるだけ。
ダンジョンにアイテムがあったので、それを売ってしのいだが、ああ、ツラ。

あと街でも※スタンプを押しただのティッシュを配ってるだの
タクシーチケットだの‥史記ですか?

(※Yボタンで人に話しかけると、スタンプを押してもらえることがある)

BGMもヘボ音質のくせに力が入っており、しかもなぜか洋風。
明らかに狙ってただろ、バカゲーキングを。

さて、話を元にもどしましょう。
その最初の仙人のもとで数年修行し、仲間が2人入り(リン(男)、ケイカ)、2人目の仙人の気を受け、
巻物の所有者、斉の陽なんとか君に巻物を返し(早ェよ)、やってきました燕の都・薊。

どうやらここに3人目の仙人、かの高名な孟子がいるそうです。
孟子は仙人なのか。

「こらこら 授業中にチョロチョロするでない。黙って話を聞きなさい。」
すみません。

言われたとおりに座ると、彼の講義を聞くことになります。
「よーし、今日の授業はここでおしまい。家に帰って復習するように。エイッ!

「★全員に『気』がおくられた。」

なんだそれは。

このお方は講義のたびに生徒に気を送っていたってことなんですね。
いくらフィクションとはいえ、ここまで史実をコケにしたゲームはないです。

ためしにもう1回話しかけてみると、
「こらこら授業中に(以下略)」

今日の授業は終わりじゃなかったのか。
ああ、もういいや。

さて今度は、理由は忘れましたが燕王に賞金をもらうため東に出るという白い馬を求める一行。

いました。
ぽつんとフィールド上に。

なんだかRPGツクール2の馬みたい。あれ、いらなくても出てくるから隠すの大変なんだよねえ。
ちなみにあまのじゃくなオレは、Yボタンを当然、押します。

「スタンプ帳?知らないねえ?」
うわー、馬が喋った。

おふざけはいい加減にして普通に話しかけると、なんと襲い掛かってくるではありませんか。
しかも殺しちゃいました。どうすんだよ賞金。

結局仲間のリンの機智で賞金はもらえましたが、燕王、
「3日経って名馬が集まらなかったら全国に指名手配するぞ」
とのこと。

でも関係ないね、とっくに指名手配されてると思いますよ。

あちこちで韓兵やら斉兵やらあんたのとこの燕兵やらを殺しまくってますからね。
むこうから襲い掛かってくるからしょうがないんだけど。

そんなわけで(どんなわけだ)、洛陽の呂不偉のもとに呼び戻された一行。
主人公は自分が売った妹と再会。
すいません、売ったなんて嘘です。

そのあと捕まった陽なんとか君を助けたあとに、魏のなんとか君(名前覚えにくいんだよ!)より、
巻物を求め3つの山へ行けとの言伝を受けます。
その巻物を手に入れたら趙の平原君のもとへ行けとのこと。
うーん、壮大なお使い。

で、その山の攻略に際して、陳老人がお遊戯のような修行を課したわけがようやく分かってきます。

(実はそれ以前にも一回だけあったのですが)山にはパズルモグラや木人という変な奴らが登場し、
石取りゲーム、絵合わせなどで挑んでくるのです。

「知力の全てに訴える、歯応え充分のRPG、ここに登場!」

それはRPGとは言わない。

エストポリス2のようなアクションパズルはともかくとして、石取りゲームや絵合わせはRPGと独立してるだろ。
知力に訴えるゲームとは、WIZ様のようなゲームを指すのですよ、もっとRPGを勉強して下さい、アウトリガーさん。

ま、戦闘のほうは食客関飛のおかげで楽勝だけどね。

3つの巻物を手に揚々と趙へ。ところが平原君はおらず、楚の都、寿春の春申君のもとへ行ったとのこと。
召使いは手紙とタクシーチケットを渡してくれます。



バブルがはじけて空き家が多くなりました」
「この物件もさばけなくてねえ」

楚の都、寿春の不動産屋のセリフ。やはり確信犯です。
まあ似たようなものはあったんだろうけど。

さて春申君と平原君に会った主人公らは名刀のありかを示した古文書を、まず盗賊から奪い返します。
平原君らと共にそれを読む。

「ここに名刀あり。名をダマスカスの剣という。これを手に入れし者は世界を(以下略)」

とことん洋風、好きなんですね。
まあこの元ネタは中東なんで微妙ですが。

その後、張羽という食客を仲間にし、関飛、張羽コンビが結成されます。

名前入れ替えただけのベタ名前。
元ネタは登場時代が違うからさすがにその名は使えなかったってことだろうが、
そんなに使いたいなら三国志世界のRPGにすればよかったのに。

ところでこの後、めでたく主人公が仙人となったところでデータが消えてしまいました。

あれから数年、未だやる気は起きません。



(この項・了)
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