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〜素薔薇しき古代文明〜
サンサーラ・ナーガ2
(1994年・ビクターエンタテイメント)
| 容量・12M |
| 購入価格・1180円 |
| 物語★★★★★ |
| 容量★★★★★ |
| 内容★★ |
| 操作★★ |
| 絵柄★ |
| 音楽★★★★ |
| 調整★★★ |
| 特殊★★★ |
| 総合★★★ |
| キャラ・C |
| 難易度・B |
里見の謎じゃないが、遥か昔の古代技術の粋を尽くして創られたRPG。
とにかく古い、古き良きというより、古い。
「竜を育てる」ということがメインテーマだが、それにしても‥。
| シナリオ・ストーリー |
スラップスティック(スクウェア)の直後だっただけに、キャラは桜玉吉だし(まんがの森の絵を描いてる)、
「またライトな雰囲気のRPGをやるのか」と思ってゲームを立ち上げた。
ところがすぐに
「重い‥なんだ、この重さは?」スーパーシリアス。
キャラクターは主人公をはじめ時折ふざけたセリフを話すし、なにより姿そのものがほのぼのとしているので、
ストーリーそのものとのギャップがハゲしい。
サガ1のような階層世界。竜使いギルドを裏切った女竜使いアムリタ。
彼女を追う役目を負ったのは幼なじみの主人公。
アムリタの竜から生まれた子竜は災厄の竜だった。
しかし彼女は自分の竜を殺すことなど出来ない。竜を守るため逃げたのだ。
だがその災厄のエネルギーは階層世界の1つ1つを滅亡に追い込んで行く。
主人公は8階層ある世界を一気に駆け上がっていく。
1階層上がるごとに下の階層は滅んでいく。
そして‥ほんと、シリアスすぎますわ。
しっかし、パシリ、いやいやお使いイベントが多いため、50以上もあるボリューム満点のイベントも
いまいち物足りないし、うざったいのが多い。
また、絶望的に演出が欠けているのも物足りなさを感じる要因だろう。
他にないタイプのシナリオなんで勿体無かったかなあ‥。
自分の竜が子竜を産むというメインイベントはだからこそ却って温かみがあるともいえるけど、
肝心の育成が‥まあ、これは次の項で。
| システム・操作性 |
おお、素晴らしきかな古代文明!
ふるえるぞ単調!燃え尽きるほどシンプル!
とにかく単調。子竜育ての方法まで、泣けてくるくらいシンプル。
いや、ばかにするな。
飯を食わせて、おもちゃを与え、その繰り返しも、なかなか楽しいものなのだ。
‥それが終わったあとが問題なんだが。
特に戦闘はず〜っと、ほとんどA連打(通常攻撃)にブレス攻撃を加えるだけ。
戦闘というのは、BGMとあいまって気持ちが昂ぶるものだが、
このゲームの場合は逆に萎えて来る。
テンポがスットろいせいで余計単調さが体を蝕んでくる。
おまけに、これに加えて武器の耐久度まである。
そーゆーのはもう少し手ごたえのあるゲームでのみ必要なシステムだぞ。
‥そうか、分かったぞ。このゲームのシステムとは、
ライトなゲームとヘビーなゲームの双方のイヤな部分だけを抽出させた
ナイスシステムになっていると‥。
アイテムと交換できる「はらたまスタンプサービス」は良かったかなあ‥。
| グラフィック |
良く言えば古風、悪く言えば古くさいだが、後者の方を強調させてもらおう。
このゲームのグラフィックのウリは桜玉吉のキャラクター。
このキャラとシナリオのミスマッチぶりが却って魅力を醸しだしているものの、とにかくこのキャラクターだけ。
質感がないだけでなく、色合いもやたらと地味。
時代に逆行する地面、床以外は真っ暗なバトルシーン。
水の表現は単に熱気がこもってるだけのように見え、水とはとても思えない。
演出もヘボと、もはやいうことなし。
このグラフィックにハマるころが出来れば、あなたはもう、日本屈指のオールドファンの1人だ。
| 音楽 |
SFCではちょっと地味に感じるが、エスニックな雰囲気とシブい音色がたまらない魅力。
アレンジCD(既に廃盤)ではそれらが飛躍している。
しかし、全16曲という少なさと、戦闘がダサい上に1曲というのだけは大いに疑問だ。
| バランス・難易度 |
トロい戦闘だが、敵の攻撃はイヤらしくないし、つらいのは子育ての時くらいだろう。
中盤は比較的ラクに闘え、最後でまたつらくなる。このバランスは良いのだが、手応えがあるというより
ただ面倒に感じてしまうのはやっぱりシステムの弊害か。
また一番の問題は、主人公がやられたら即ゲームオーバーという点だろう。
なぜ、そうであるのか。
なぜなら、他の3体の竜よりも、中盤以降は打たれ弱いからだ。
しかも復活薬が効くのは竜だけ。
はっきり言って竜がやられるくらいなら、その前に主人公が死んどるわい!
‥まあ、全滅なんか1回もしなかったけど。
謎解きの要素も、やっぱりお使いでうざったいだけという感じなんですよねえ。
| まとめ |
シナリオはすばらしい。しかし話の進み、システムは単調、絵、音は3流‥。
俺の持論は「ゲームは見た目じゃない」だが、このゲームに限っては
「もう少し、ハデにせにゃあかんで」といったところやろう。
個人的には他にないタイプのシナリオを堪能させてもらったつもりだが、やはり全体のオリジナリティとして
見渡すと、あまり強烈なものではなかった。
96SFCカタログでは65点、ユーザー平均評価8点ジャスト。規定投票回数ギリギリと思われる。
RPG全体平均が8・1点とはいえ、ある程度シナリオが評価された形だ。
しかし、発売当時のレビュアーの評価が辛辣だったのをよく覚えている。
地味、たるい、うざったい‥。
それでも6点評価にとどまっていたのは、間違いなくシナリオが良かったからだが、
なぜゲーム性が悪かったのか‥まあ、バズーはもっとひどいけど。
もしかしたらスタッフは、わざと地味に創ったんじゃないかなあ。
それが「サンサーラ・ナーガ2」の魅力なのだと言わんばかりに。
‥推測しすぎか。
(この項・了)
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