SFCRPG名作24将・15
アクセス35000記念
〜この作品で野望を妥協したのか〜
ロマンシング・サ・ガ3
(1995年・スクウェア)
| 容量・32M |
| 購入価格・発売日購入 |
| 物語★★★ |
| 容量★★★★★★★ |
| 内容★★★★★★ |
| 操作★★★★★★ |
| 絵柄★★★★★★ |
| 音楽★★★★ |
| 調整★★★★★ |
| 特殊★★★★★ |
| 総合★★★★★ |
| キャラ・C |
| 難易度・B |
あれ?なんでこのシリーズに入ってるんだ?
世間の評価もそれなりに高いが、ロマサガシリーズでは個人的にもっとも評価の劣る作品だ。
戦闘の楽しさは増しているし、マスコンバットやトレードなどの新機軸は面白いが…。
| シナリオ・ストーリー |
「1」同様、8人の主人公の中から1人を選んで冒険をするシナリオ。
しかし今回は8人の人間関係が最初から強い結びつきを持っており、オーブニングも
開始地点は大まかに2つしかない。人間関係からストーリーを強めるためか、
初心者を迷わせないようにするためか知らないが、これが却ってストーリーの広がりを
狭めている。謎の少年や神王といった存在も拍子抜けで、イベント量が多い割には
総的に1よりも壮大さが失せていると感じる。自分の気のせいなのだろうか?
ラストダンジョンも貧弱だし。
自由度はオープニングイベント後は高くなるが、広がりが薄く、一本道じゃないのかと
思ってしまうようなきらいもある。つまりフリーシナリオらしさが失われていると思う。
マスコンバットやトレードといったミニゲーム(というよりFCならもはや1つのゲームだ)が強制
になっていなかったり、特定の主人公専用のダンジョンがあるなど、評価できる面は多いが。
| システム・操作性 |
魔法を徐々に簡略化してバランスを保ち、武器、技、陣形はより充実した。
今回は各地にレベルの高い、逃走可能な敵が点在し、技を思いつき易くなったのも良い。
更に主人公を戦闘に参加させず、仲間のみで戦わせる「コマンダーバトル」が登場。
自分はあまり利用しなかったが、こちらでは連携技、連携術といった独特の攻撃を活用
することが出来、主人公によってはこれで最終ボスに挑まなくてはならないキャラもいる。
と、やはり戦闘のこだわりはSFCでは随一だろう。
残念なのは、このため肝心の冒険よりも戦闘にハマってしまうきらいが強いことだが…。
ところで、完全に1ゲームといってもいいスケールのサブイベントも特徴的だ。
こんなのよりも肝心の冒険面をちゃんとしろと俺も思ったものだが、プレイヤーの
「やりこみ欲」を喚起させるものとしては大した内容だと思う。
大規模な戦争を体現した「マスコンバット」は、どの主人公でも行えるイベントがあるが
主人公が国王のミカエルなら全てを経験できる。
部隊と部隊の純粋な激突だけでなく、コマンドで戦術を使い味方を有利にしていくことで
勝利への道が開ける。難度が高めなのがやや敬遠される要因か。
対戦軍が決まっているのも残念。
これを更に充実させて完全に独立、1つのゲームにしてみては?とも思った。
会社を持ち、他企業をどんどん買収して力をつけていく「トレード」は
小難しそうなイメージと裏腹にシンプルなので意外ととっつきやすい。
様々な「トレード技」で形勢を有利に持っていくのは勿論、同業者を集めれば
「○○を知るもの来たれ!」と多額の資金を出してくれるので、それらを意識して
集めていくこともちょっとした戦略になった。
今思うと、なんかパワプロサクセスの友情タッグみたいな雰囲気があったな。
ちなみにもう1つ「施政」というのがあるが、ちょっと単調すぎ、規模が少なく、
自分はあまりこだわらなかった。
と、充実したサブイベントだが、やはりこちらに力を注いだために
肝心なところが弱くなったと見る向きが強くなってしまうんだなあ。
| グラフィック |
ドット絵もなめらかになり、色彩も比較的豊かになり、
トップクラスといってもいい陣容に仕上がった。
特に敵グラフィックはSFCでは最高級だと思う。
| 音楽 |
曲数が多く、あらゆる場面に異なる音楽が使われ、高い多様性を誇る。
戦闘も珍獣戦、レース、大ボスの四魔貴族に2パターンとこだわり十分。
しかし、音質が良くない。どうにも歯切れが悪い。
おまけに戦闘では効果音と共にベース音が消えてしまったりする。
メロディはメリハリのあるものだが、戦闘やキャラのテーマを除くと物足りないタイプばかり。
その戦闘にしても、ラスボス曲の音質が苦しい。
更にいうと、ボスの曲なら盛り上がるはずの敵を、ザコ敵の曲にしてしまっていたり、
そのダンジョンの曲のまま戦闘に入らせているあたりも不満。
(後者は、GBのサガ2やPSのFFZでもそう思った箇所があったが)
| バランス・難易度 |
なぜかロマサガ3をシリーズ最高峰にあげる人が多いのは、ここが調整されたことが
大きな理由になるだろう。
個人的にはちょっと荒々しさがなくなって物足りなかったが(汗)。
イベントを探すのは1よりは一本道色が強くて楽かも知れないが、
それでも初心者、ビギナーは迷うかも。
ところで、3では50が最大のはずの武器、術レベルが、2では最高に達したのが
ちっとも上がらなくなる。レベル最高の敵がでにくいというのに連動していると思う。
しかし実際には、鳥系最強のワンダーラストや、蛇系最強のザッハークは、プログラムミス
のため登場しないとのことだ。骸骨系のヤマもだったっけ…。
かつて最強のこいつらを求め何度も戦闘してきた時間が虚しい。
| まとめ |
前出したが、なぜこれを名作の一角に据えてしまったのだろう。
自分でも疑問だが、戦闘システムやマスコンバットなどの充実ぶりを評価しての
ものだったと思う。他のRPGはここまでこだわっていないからだ。
とはいえ、これでも肝心の冒険性が損なわれているのに、ストーリーに
マップを当てはめている感が目立ったり、BGMが物足りなくなったりした理由で
このカテゴリーから外したドラクエYはどうなってしまうのか…。
大体この作品でフリーシナリオが中途半端だったために、PS以降の作品では
「終了」してしまっているのだし。
まだこのカテゴリーに入れてはおくが、別のシリーズに移される可能性も否定できない。
一応個人的には、発売日に購入、データが消えてしまったサラ編を除き、
全てクリアしたほどハマったのだが…。
(この項・了)
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