SFCRPG名作24将・3

アクセス28000記念

〜レガイア伝説のルーツとは知らなかった〜

レナス
(1992年・アスミック)

容量・8M
購入価格・1000円
物語★★★★★★★
容量★★★★★
内容★★★★
操作★★★★
絵柄★★★★
音楽★★★★
調整★★★★
特殊★★★★★
総合★★★★★
キャラ・
難易度・

このRPGに足りなかったものは只1つ、ネームバリューであろう。
異質ながらもさわやかという独特の雰囲気と世界観を持つ、ファンタジー・RPGだ。


シナリオ・ストーリー

異質な外観を持つ世界観、キャラクターが最大のウリ。
しかも、嫌気を及ぼすようなものでもなく、実にさわやかだ。
魔法世界という至ってノーマルな設定を見事にコーティングしている。

また、大半忘れてしまったが、ストーリーそのものもいい展開を見せる。
「あれ?まだ終わりじゃないのか?…まだか?まだか…え?まだ続くの?」
と思わせてくれる。
主人公の年齢が若すぎるのが個人的には好みでないのだが。

展開そのものも意外性があり、またドラマっぽくなりすぎない、
湿っぽくなりすぎない、それでいて壮大で感動的。
こういうのが一番、個人的には好きだな。
だからトレンディドラマは5分と見ていられない(笑)。


システム・操作性

十字ボタンのみを使って出来る戦闘、つまり左手一本で出来る戦闘。
魔法はMPでなくHPを減らして使う、
よってHP回復はアイテム(ボトル)のみというシステム。

移動はもう少し速くても良かった気がする。
戦闘の操作も、左手一本でプレイできるという親切心が慣れないプレイヤーには、
もしくはそうでなくても、却ってアダになってしまっているところがある。
攻撃効果の分かりにくさも問題。


グラフィック

ソフトバンクの96年版のカタログいわく「グラフィックの美しさだけでもプレイする価値あり」
とある。確かに異質な外観を持つフィールド、街は素晴らしい。
空想上の自然が画面いっぱいに拡がっている。
自分はよう分からんのだが、「パステル調」の絵柄らしい。

なんともゲームの特徴「異質ながらもさわやか」を地でいくグラフィックだ。
ただ、緻密さ、質感においてかなり劣ってしまうのが残念。
また、凝り過ぎているせいかフィールドマップもムチャクチャで分かりにくい。


音楽

時期が時期なだけに、サウンドプログラムのレベルは高くない。
音質もヘラクレス3よりはいいという程度で、ヴィルガストと互角くらいか。

曲そのものは評価できる。
カッコいい、というものではないので個人的には好きでないが、
さわやかで騒がしくなく、霞みのかかったようなイメージと
独特なリズムの取り方、ベース音の使い方がいい。
あとは、曲数がもう少し多けりゃねえ。


バランス・難易度

このゲームを難しいと感じる人は…いるかな、やっぱり。
マップの見にくさと攻撃効果の分かりにくさ、
HPを使って魔法を唱えるので体力維持が不安…。

でも、後者はともかく、前者は環境の問題であるから、慣れてくれば
さほど難しい代物ではない。
大体、どんなに難度の低いRPGでも、ゲームである以上、多少は厳しい戦闘が
あったり、頭を使ったりするものなのだ。

とにかくこのレナスは誰でもクリアできる内容だとは思う。
ゲームバランスについては、前述した環境の問題のほか、中ボスが絶望的に
弱すぎて迫力がないこと、なのにラスボス運の要素が必要なほど
といったところがマイナス査定で、あとはまあいいでしょう。


まとめ

全体的にさわやかな感じの独特さが見られて面白い。
特にストーリーは、ゲームとしてのストーリーでは理想ともいえる形だろう。
万人向け!

…といいたいところなのだが、通常のRPGとやや違った操作感(悪くはないのだが)
のため戸惑う人も多そうなので、まあ千人向けということにしときましょう。

つまらんか。

ところでこのアスミック、他にもスクウェアのかわりにディープダンジョンシリーズ(4)を
出したり、「友達なくすテーブルゲーム」ドカポンシリーズを出したり、
なかなか面白いことをやってくれますね。


(この項・了)

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