SFCRPG名作24将・7
アクセス27000記念
〜日本が誇る究極のカルトRPGシリーズ〜
真・女神転生
(1992年・アトラス)
| 容量・12M |
| 購入価格・1200円 |
| 物語★★★★★★ |
| 容量★★★★★ |
| 内容★★★★★ |
| 操作★★★★★ |
| 絵柄★★★★★ |
| 音楽★★★★ |
| 調整★★★★ |
| 特殊★★★★★★ |
| 総合★★★★★★ |
| キャラ・B |
| 難易度・A |
アメリカ製3D・RPGの王様が「ウィザードリィ」なら、日本はこの「メガテン」だろうか。
ただダンジョンを攻略していくだけでなく、そこに悪魔を仲魔にするシステムを採り入れ、
加えて荒廃的、世紀末的な雰囲気を生み出したことにより、より味の濃い冒険が
可能になったのだ。今回はそのSFCシリーズの第一弾。
| シナリオ・ストーリー |
世紀末の東京が舞台。そして荒廃的な雰囲気。
神や悪魔はともかく、他は現実味を帯びていて、実にのめりこみやすいシナリオだ。
…そうでない人も多いだろうが。
とにかく、独特の感性でストーリーが変化していく。
親しい人が死んだり、仲間だった者と戦ったりしても、変に湿っぽくならず、
そのうえでプレイヤーの心に訴えてくるというのは実に上手い見せ方。
ハンカチ狙いのどっかの大手メーカーさんとはエライ違いですね。
そのストーリーも中盤からプレイヤーの行動により多様な変化を見せる。
途中、ロウ・カオス・ニュートラルのいずれかの属性に主人公は属することになるが、
その属性により話が変化するのだ。
仲魔にできる悪魔の種類、装備できる武具…戦う敵−ラスボスさえも!−
果てはエンディングまでかわってくるのだ。
お使いイベントは少なく、自主的な行動が要求されるから、余計面白い。
ちなみに「ニュートラル」の属性だけは、そのロムで一度ロウかカオスの属性で
クリアしないといけない。俺の友達はみんなカオス、弟もカオスでクリアした。
…俺だけかい、ロウなのは。
| システム・操作性 |
最大のセールスポイントである、悪魔合成システム。
意外とハマってしまう、という声は多い。
仲魔を増やすためにはまず戦闘中に彼らと交渉しなくてはならない。
時には威圧的に、時には友好的に、様々なパターンを試して仲魔になってくれると
非常に嬉しい。シリーズがどんなに進んでも変わらない楽しさだ。
ただ、戦闘に関しては、さほど戦術を必要としない。というより力押しになる。
コレクター要素のほうが強いから別にいいのだが、
どんな強力な悪魔でもそれほど特徴が感じられないのが残念。
てなわけで、ほとんど通常戦闘はオートバトルになってしまう。
もの凄いスピードなので、ついつい利用してしまうのだ。
| グラフィック |
カクカクしてる、全体的に。しかしそのカクカク感がなぜか現実味を帯びさせる。
所詮人の体は借り物であって実体ではないのだ…ってよう分からんけど。
ただ、敵グラフィックは、もうちょっと鮮明にして欲しかった。
これならガデュリンのほうが綺麗。
| 音楽 |
これも独特。音も独特。
雰囲気は非常に良いが、全般的に、意図的なものなのだろうが、
単調すぎるのがちょっと物足りなさを感じさせる。
しかし邪教の館(悪魔合成場所)の曲は凄い。
エンディングの曲も切ない。
| バランス・難易度 |
仲魔で大事な奴は強力な攻撃魔法が使える奴、というわけではない。
てか役に立たねえんだ、攻撃魔法自体が。
タルカジャやラクカジャといった攻撃・防御UP魔法、メディアラハンなどの回復魔法を
操る味方のほうがはるかに有難い。
大体、攻撃魔法はオートの際に使わないし。前出通りオートは快適なので
戦闘にコマンドを入れるのでさえ億劫になる。
ちなみにオートバトルでより多くの戦闘を楽に勝つには、弾丸は「催眠弾」を
装備しておくのがいい。
ちなみに、ボス戦やラスボスさえタルカジャなどを連発するなど下準備さえ
しっかりしておけば、オートバトルで勝てる。
もっとも中には通常攻撃を吸収してしまう奴もいるので、その場合だけ魔法で
戦う必要がある。オートに慣れているから、異常にうざったいこと間違いなし。
上にあるように攻撃魔法弱いしな。
さて、ゲーム自体の難度だが、非常に高い。
自主的な行動はともかく、ダンジョンはダークゾーンやトラップが異常に多く、
あまり時間をかけたくないなら攻略本や、ネットの攻略ページを利用するべし。
| まとめ |
メガテンの魅力とは、自分で考えるという冒険を楽しみながら、
なおかつ高度な展開力を持つストーリーを進めて行けるところだろう。
それに仲魔というコレクター要素が加わり、遊びの幅も限界があるとは
いえ、広げていることは間違いない。
もともとストーリー性やコレクター要素は和製RPGのセールスポイントだが、
この女神転生にはそれに十分なオリジナリティが備わっているからこそ
高い評価を受けてきたのだろう。
洋ゲーと和ゲーの両方の要素が合わさったゲームといっても過言ではないと思う。
ところで、ネームバリューの高い名作でありながら、DQやFFのように
(半分は不当なものだが)批判というのはあまり聞いたことがない。
クソゲー扱いされたという話も聞かない。
見た目が難しそうだから万人が手を出さないというのもあるが、
ゲームに不必要な部分を全て削ぎ落としているところが
好感を持たれているからだと思う。
(この項・了)
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