SFCRPGクソゲー9栄神 首領
「破滅」摩訶摩訶

メーカー・siguma
容量・8M
購入価格・680円
物語★★★★★★★
容量★★★★
内容×
操作×
絵柄★★
音楽×
バラ★★
特殊★★★★★★★
総合★★★★★★★(別の意味で)
キャラ・(もちろん別の意味で)
難易度・


漫画家、相原コージ監修のRPG。それにしてもこのゲーム、相当終わっちまってる。
同人ソフトか?これは。


ごく普通の神経をお持ちの方ならば、このゲームをプレイしようなんて気にはならず、
クソゲーマニアは存在を知ったら即座に探索にでかけるという、夢のようなゲームだ

そもそも、あのパッケージをみれば即座にヤバいという判断はつくんだけど。見ただけで奇人、
変人、地球外生物と分かる面々がゾロゾロ。

オレ自身もそのウワサを聞きつけ、97年だったか、購入した。
ワクワクしながらスイッチオン。

ブ〜ン‥プァ〜ン‥ピコッ!
ブ〜ン‥プァ〜ン‥
ピコッ!


スイッチOFF。ってわけにもいかないわな。いきなり超音波かよ。

水色かどうかよく分からないバックに白い「Sigma」の文字。しかも妙に薄い。
なんとも貧相な社名ロゴ。もちろんとばせない。

不安と期待を入り混じらせながらプレイをはじめた。

シナリオ
ストーリーは、世界征服を目論むマカマカ団とかいうのをブッ潰す冒険活劇だった
ような気がします。いきなり主人公(デフォルト名はコルム)の両親を含む町の人々が
ミジンコにされるというオープニングイベント。
ショッパナから笑かしてくれるところは、ガイアセイバーのようなライトタイプのクソゲー
にはないところだ。

次のイベントで乗り込んだジェット機だったか何かが墜落。南国城とかいうところへ
そこで唐突にその城の姫、地球外生物シンシアのムコになるハメに。

そのあと愛媛みかんのダンボールを身に着けたニヒルな男、
ジョニーが助けてくれ、城を脱出。

そのあと、バグリまくりのダンジョン(システム編参照)に苦労させられまくり、
屁こいて攻撃するグルメ姫やKONISHIKIなど歯牙にもかけない腹の
オオグイ大王とかいうのを倒させられ、
ウルトラマンとキャラが被るけど常に泣いているウルウルボーイや、
顔の骨格が明らかに常人でない板前のマサらがついてくる。

女になるわフルチンにさせられるわ、地球外生物と再会させられるわ、
果てはババアの張り手で空を飛ぶわ。
このバグワールドを旅していると神経がズダズダにされてしまいそうです。

つーか、オレがコルムだったら廃人になってます。

そんな中で唯一の慰めはヒロイン(デフォルメ名はエル)でしょう。他のキャラの顔が
アレなので、実際よりいくらかかわいく見えるし、何より唯一まともな性格ですから。

しかしそんな彼女がゲーム終盤近くで洗脳されて外れ、
パーティーに変態しか残らなくなった時には、
オレはマジで断念しようかと思いました。

それでも後のイベントでエルを正気に戻し、パーティへ復帰。
外れていた他の変態共まで加わりましたが。

かくして、まともな主人公とヒロインは、残りの変態共をひきつれ、敵の首領・
マカマカ博士を退治に向かうのでした。
システム・操作性

か‥体が動かぬ!

まずはキャラクターの異常なトロさで目が覚めました。メッセージスピードもトロく、
これじゃやりにくいと設定をかえようとしたのですが、ボタン操作を片手でするとか、
どうでもいいようなことしかできません。やれやれ。

ところで、このゲームのキャラクターは自分の前世に変身することが出来、
それが他のゲームの魔法にあたります。

しかし、最初の仲間ジョニーを仲間にした時に気づいたのですが、移動時はなぜか全キャラ共通で
主人公の変身しか使えません。

つまり、変身を誰に使わせるか、主人公以外のキャラを選択しても、変身の欄がなぜか主人公
のものに切り替わってしまうのです。

そういうわけで彼らは主人公の変身しか使えないわけです。こうなるとジョニーの持っている
「脱出の知恵」は何の役にも立たず、
ダンジョンも歩いて帰るしかないのです

ふざけるな。

しかし悪夢はこれだけにとどまりません。
オレはその誰に変身を使わせるかカーソルを合わせたとき

「つばめがえし TP40つばめがえし TP40つばめがえし TP40つばめがえし TP40
つばめがえし TP40つばめがえし TP40つばめがえし TP40つばめがえし TP40
つばめがえし TP40つばめがえし TP40つばめがえし TP40つばめがえし TP40
つばめがえし TP40つばめがえし TP40つばめがえし TP40つばめがえし TP40

ってなっちまうことがあります。
きっとこのゲームは開発中を売ったんでしょう。そうに決まっています。

なんてったってダンジョンからしてバグってますから。
シナリオ面でもふれましたのでここで説明しますが、

どのゲームでもダンジョンの探索中に階段を使って場所移動するじゃないですか。
このゲームではその時、
電源をONにしているFCカセットを斜めにずらした画面を
彷彿とさせるバグゾーン
に突入してしまうことがしょっちゅうなのです。
敵に遭えば元の画面に戻りますが、もしそこが壁の中だった場合は、リセットするしかない‥

なんてったって、脱出魔法があっても使えないんだ
もんな。


全く信じられないゲームだ。何度も挑戦し、やっと正常な画面に突入するのに成功した時は、
「ふははは!俺は買った!
と、字を間違えてしまうくらい興奮したものです。

さて、操作性にもどりますが、ひどいもんです。動きのトロさは既に指摘した通りですが、
画面の切り替えもとてもロムとは思えない遅さ。
切り替わる間に鼻クソほじれるくらいです。

フィールドこそ動きが速いですが、なぜかマップが拡大されていて、周りが見渡せません
なぜだかメニューを開く時だけ普通のRPGの大きさに戻りますが、なんでこんな拡大をわざわざ?

早い話、普通のRPGマップの大きさで普通に歩かせると、狭すぎるからだと思います。

だからといって、この拡大してしまったフィールドは逆に無駄に広く、クソゲー白書にもあり
ましたが、目的地が見えとるというのに、くねくね曲がった道を歩かされて、

辿り着くのに戦闘時間と合わせて異常に時間を食うし、拡大の必要なんてなかったと思いますワ。

グラフィック

98年頃の話だが、ゲームの画面をゴミがチラチラしてるみたいで嫌いという
オレの母親は、よりによってこのゲームの画面をみて

「まあ、見やすいじゃない。新しいのかい?」
とか抜かしやがった。
まあ、確かに整備された感じがあって見やすいことは見やすいか。

でも画面全体がほのかに発光している
のはなんとかならんのか。
目に悪いよ、あれは。

音楽

作曲・J−WALK。ゲーム音源の打ち込みは難しかったのか、FCにも劣る絶望的な音質。
ゲームに合う音楽が分かりづらかったのが、疑問符がつく曲ばかり。

特にタイトルロゴとともに流れる奇怪極まりない音(冒頭参照)は、
どうやったらあんな音が出るのか聞きたいくらいだ。
その他も、このゲームの次回作の「イデアの日」もなのだが、聴くこと自体が苦痛である。

ただし、ボス曲だけはなぜだかやたらといい。それでもゲーム全体では、
SFCのRPGの中でもワースト3にはいるだろう。しかしそのうち2作がこのJ−WALK‥
相原コージが「もっとダサくしろ!」とか言ったのであれば同情の余地もあるのだが‥。

バランス・難易度・ついでにまとめ

他の面が破壊されている割には、
「いまいち」という程度で済んでいるんじゃないですか。バランスは。

難度に関しては、まずバグの嵐に耐えられるかどうかだしね。

それ以前に、(とばせない)社名ロゴに付随するあの音を聴いたあと、
スタートできる勇気があるかどうかということもね。

(この項・了)

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