SFCRPG名作24将・10

アクセス30000記念

〜ワールドセレクトRPG〜

ライブ・ア・ライブ
(1994年・アスキー)

容量・16M
購入価格・1500円
物語★★★★★★
容量★★★★
内容★★★★★★
操作★★★★★★
絵柄★★★★
音楽★★★★★★
調整★★★★★★
特殊★★★★★
総合★★★★★
キャラ・
難易度・

9つのスペクタクル。ワールドセレクトRPGと呼ばれ、
はじめに7つのシナリオを冒険し、全てをクリアすると、新たなシナリオが現われる。
そして…。


シナリオ・ストーリー

7つのミニRPGは、それぞれ舞台もルールも全部違う。
罠仕掛け、格闘、謎解き、ダンジョン攻略と違いがはっきり分かれている。
それらに比べると8つめのシナリオはオーソドックスだが、
ストーリー自体がかなり異彩を放っており、納得のいくものになっている。

とはいえ、1つ1つのシナリオの小粒さが、全体にも浸透している感じで、
全てあわせれば結構なボリューム、とは思いにくい。

ラストの全員集合のシナリオも、どのキャラもやることが同じで、
うざったさを感じざるを得ない。しかも単調な作業が続くので、何度もやっていると
つまらなく感じるかも。それまでの8つのシナリオが魅力的だった
だけに、少し勿体無かった。


システム・操作性

シナリオ1つ1つごとにルールが違う。
操作方法が全く変わるわけではないのでやりにくさはないはず。

パズル的要素のある城の仕掛けを突破していく幕末編、
襲来する敵に備え罠を仕掛ける西部編、格闘ゲームのようなセレクト画面が
ある現代編などなど。
中でも幕末編はFCならそれだけで1つのゲームとなりえただろう。

しかし戦闘ルールは皆同じだ。「チェッカー・バトル」といい、
チェッカー(チェス)の盤上に似たようなバトルシーンで、敵の攻撃を見定め、
有効な手段を探し、繰り出していくといったタイプだ。

また、スクウェアらしく操作性は素晴らしく、不快さは少ない。
逃亡も100%できる。バランスも崩れていない。


グラフィック

パッとせんって?
PSのムービーシーンを見慣れてるからですよ。

まあ、確かにFCっぽいがコミカルな感じでそうヘボともいえないんじゃないか。
ボスキャラに画面からはみ出すほどデカい奴がいないのが残念かな。


音楽

さすがにフロントミッションやパラサイトイブ、マリオRPGなど、
あらゆるタイプに対応できる下村陽子嬢。てっきり各シナリオごとキャラ同様
違うコンポーザーが創ってるのかと思ったら、同じ人だったとは。
雰囲気も質量も十分。音質がちょっと弱いのが残念。

雰囲気に合わせるのはプロだし当たり前だといつも思っているが
更に増幅されていればよりよい音楽になる。
このライブアライブの曲には西部、中世編にそれを強く感じる。

下村嬢の担当するゲームの音楽が共通して素晴らしいところは、
曲のメリハリがしっかりしていること。
雰囲気もストレートに伝わってくるし、バラエティも豊富にある。


バランス・難易度

ライブ・ア・ライブの戦闘は戦術で勝っていくタイプだが、特にバランスに問題はない。
バランスが悪いというのは、単に戦闘がきついだけでは言えない。
多少のレベルの差異もあろうけど、戦術と根気で勝ちを掴んでいくものなんだ。
(レベルが適当でも)戦術を駆使してもどうにもならないほど理不尽な戦闘が
あったりするのをバランスの悪いゲームというのだ。
もう、そういうRPGは、大半戦術自体が存在せんが…。

話がそれたが、ともあれライブ・ア・ライブは戦術で勝っていくタイプだ。
フィールドの謎解きも、基本的なことをやっていれば大丈夫なはず。


まとめ

オムニバス形式のRPGはよく見られるものだが、それぞれが全く独立した世界観を
持っているのは、ライブ・ア・ライブくらいのものではないだろうか、少なくともSFCでは。

個人的には、あまり期待していなかったのだが、いざプレイしてみたら予想外に面白かった。
「ゲーム」ということを考えると、この時期のスクウェアは
全盛期だったんだなということを改めて感じさせられた。

ただ、FF5や6、クロノ・トリガーあたりと比べると、小粒で地味の感は拭えない。
「良作」ではあるけど、偉大な作品として評価できるとは断言できない。
しかし、意欲的な作品であったことは間違いない。


(この項・了)

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