SFCRPGクソゲー9栄神
「欺瞞」ライトファンタジー1

(1992年・トンキンハウス)

容量・8M
購入価格・980円
物語★★★★
容量
内容×
操作××
絵柄
音楽★★
バラ×
特殊★★★
総合
キャラ・A
難易度・A

「最低のゲームですね」

「すっげえ‥クリアしたんだ


「ぼくはあまりのつらさのあまり途中で投げ出しました

「子供にやらせるもんじゃないよ」

「こわしました」

随分昔の話ですが、オレが知り合いや、ネットでいただいたオレの意見へのレスなどを集めてみまし
た。嘆きの海です。

このゲームは、とにかく見た目がかわいい。そしてパッケージ裏を見る限りでも
「ライト感覚で誰でも楽しい、何度でも楽しめるRPG」

なのでしょうが、実際プレイしてみりゃ全くの逆であることが分かります。

これだけ宣伝と中身のギャップが激しいゲームは他にも沢山あるのですが、これはその中でも
最も衝撃的なひとつといえましょう。

シナリオ

要約すると、気弱な主人公が光の国の姫を助けるために旅立つと言う、実にオーソドックスなものです。
まあFF某のように、目的がわからぬまま迷走しとるよりはわかりやすい、って人もいるかも知れませんが。

まず前半は闇の国が立ちはだかり、そのあと後半は竜王らしき者と戦っていきます。凝っているところは特にありません。
展開力もさしてありません。話自体異常に短いので凝る暇もないのですが。

イベント数を数えてみたら、たったの17、8しかありやがりませんでした。

シリアスな話をコミカルに描く、という点では半熟英雄と結構似ていて、敵を一切殺さないという設定もまあ、
好感がもてます。

FFZではわざわざ殺すまでもない兵士をボコボコ虐殺していましたからねえ。ジェノサイド。
しかしこのイベント量ではちと少なすぎます。

そのくせテンポが異常に遅くてプレイ時間は20時間を越します。FFWよりかかるのかよ。操作性、バランスが
関わってくるのですが、結局クリアして「つらかったのに達成感もなかった」と感じてしまいます。

まあ、このゲームをクリアしたこと自体大きな勲章だとは思いますが。

システム・操作性

ここがクソゲーとしなければならない要因です。移動速度、エンカウント、キーレスポンス(ボタンの反応)、
魔法設定など、全てが疑問符。他の2流RPGと比べても特にひどい。

移動。なんでこんなに重いのだろ。ドラッケンの方が、よっぽどスピーディーですわ。

エンカウント。移動スピードが遅いのに、移動スピードの速いデュアルオーブ2
などと
ほぼ同じ敵出現率。

更に問題なのは、その戦闘自体が、マップ全体を移動しながら戦う、タクティカ
ルバトルであるという点
です。

これも敵の数がそれほど多くなかったり、スピーディーであれば問題はなかったんでしょうが、最初はともかく、
中盤くらいから普通に7、8体はごまんと出てくる。しかも動きはメチャクチャトロい。

「いたい」とか「しぬ〜」とか情けない声を連発してみんなで仲良くじゃれあっているのだ。

一度の戦闘が終わって時計を見上げると、15分は普通に経っている。つまりはこんなの序の口で、
前半のボスの闇の王など、2時間近く戦った覚えがある。

大体タクティカルバトルにした時点でコンセプトからモロに外れていると思うのはオレだけか。普通のコマンド形式でよかったと思うのだが、
あくまでもこのゲームの場合は。

最も戦略性はさしてないのだが。

最大のウリである敵を仲間に出来るシステムだけは変に凝っておらず、コマンド一つで仲間に出来るのはいい。
失敗した直後にボコされて全滅しかけることもあるけど。

グラフィック

ペラペラな絵。コミカルタッチだが粗い部分も見られる。しかしその分を時折出てくるビジュアルシーンでカバーしている。
悲しい努力、いやなかなか可愛いんですけど‥。

というかこのゲームの場合、ビジュアルをとってしまうと終いだからな

音楽

ターンタタタカターン!」「ダダダッ・ダッ!」

やかましい。

近所迷惑だぞ。マンションだったりすると、マジで。普通のゲームよりひとまわり小さい音でプレイするべき。
音質の良くない遠因のひとつか。

曲自体はなかなか気持ちいいものがある。フィールドはノイズが目立つ以外はいい。特に後半の曲は、テープにとるのを
後悔しているほどだ。データ飛んじまったもんで。

その分、戦闘やイベントに物足りなさを感じた。特に戦闘はお子様を意識しすぎのため絶望的。

バランス・難易度

どうもこうもありゃしねえ‥。

繰り返すようですが、こりゃきつすぎですわ、子供には。ただ単にテンポの遅さに加えたダメージのバラつき、
敵のカタさが凄いだけじゃないんです。

ステータス変化が毒やマヒのみならず、炎とか氷とか食べ物とか無駄に多く、
またこれらのステータス回復魔法は30やら50やらのMPを消費してしまいますので、
すぐにMPが尽きてしまいます。

おまけにこういうキツいステータス変化を特殊攻撃に持つザコキャラがあまりに多く、
しかも彼らは群れをなして一斉に特殊攻撃をかましてくるため、
回復するヒマさえありません。

そのうえほとんどが動きが止まってしまうものや自分で動かせなく
なるもの
ばかりで、一瞬で全滅することもしばしば。

しかもそんな戦闘ですと30分くらいは余裕でかかりますんで、それを連続でやられた日にゃたまった
ものではないです。

今考えてみると、よくそんなゲームを続けられたものだと思います。
そもそも、何でクリアできたのか不思議でなりません。

まとめ

特殊システムは敵を仲間に出来るというのだけで留めておけばよかったのに。
勇み足でタクティカルバトルにしたせいで、

2流どころで済むはずがクソゲーになってしまったんですからねえ。

ちなみにこのゲームを終わらせたあと、中古屋をあさっていると、こんなものが見つかりました。
「Light FantasyU」

即購入。これも結局はクリアしたのですが、
気の抜ける戦闘BGMも、トロトロしたタクティカルバトルも健在でした。

「な‥何も分かっちゃいねえ‥!」

とにかくライトファンタジーシリーズには注意しましょう。

(この項・了)

※P・S こんなにひどいゲームですが、女の子のファンがえらく多いです。
かなり昔、イラストを手掛けられた方へのサイトへお邪魔してその点伺ってみたところ、
どうやらキャラへの愛でクリアしたそうです。

ここでも愛か。

じゃあオレもアーサーと姫に愛を注げば魔界村(初代)をクリアできるんですね。
まだ出来ませんけど。

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