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〜死に方を競う馬鹿共の熱き戦い〜
カブキロックス
(1994年・アトラス・開発・パンドラボックス)
| 容量・12M |
| 購入価格・1580円 |
| 物語★★★ |
| 容量★★★★ |
| 内容★★★★ |
| 操作★★★★ |
| 絵柄★★★ |
| 音楽★★★ |
| 調整★★★★ |
| 特殊★★★★ |
| 総合★★★★ |
| キャラ・B |
| 難易度・C(ラストのみS) |
江戸時代+近未来という、あくまで特異な世界を、歌で敵をブッ飛ばしながら冒険していくという
随分変わったRPG。7つの世界を、17話に分けてストーリーを進めていく。
| シナリオ・ストーリー |
楽団ロック一座の物語。主人公のロックは、仲間たちと共に天斎を倒すため江戸を目指す。
なかなか面白そうなストーリー展開が予想されるが、
その実はキャラが次々死んでいくだけ。
自分はいつもカリカリくるんやが、シナリオライターの中には
キャラを死なせればそれだけで感動させられるという考えを持っている人の多いこと。
まあ、それも効果的に殺していれば問題ないのだが、
このカブキロックスはちょっと殺りすぎだ。
でかいイベントのたびにパーティキャラが死亡する(予感がある)。
見た目の軽い雰囲気とは裏腹に、
まるで死の美学を追求する戦国時代の武将のごとく死んでいく。
盗賊じらいや(8歳)。
ロックの弟分。
爆弾の罠にはまり爆死。
お七(16歳)
奮戦(なんだったのかは忘れたが)むなしく火の海に落ちて死亡。
仲間になるキャラに名前が書いてあったのに、結局ならずに死にました。
ちなみに辰五郎というデュエットのコンビも一緒に死んだと思われましたが、
あとで復活していました。
ジロキチ(10代だったと思う)
法界坊(40〜50くらい)
獣化の矢を食らってモンスター化したジロキチ。
後のイベントで、彼を法界坊が食い止めて結局相討ち。
あとベンケイというキャラも一時死んだかと思わせてくれ、
実質4人、未遂を含むと6人という凄まじさ。
しかも平均年齢はかなり低め。
しかも脇役じゃなくてこれ全員パーティキャラよ?
FFUなどのようなシリアスな雰囲気でもないし、そこであえて殺す。
さすが死から悦に入るパンドラボックスだ。
「ONI」では大人しくなったとはいえ、
ラストバイブル3もひょっとしたらパンドラボックスが関わってたのかもしれない。
それにしても、
よくこれで最終ボス時に面子が揃っていたな。
| システム・操作性 |
さて、先ほどお七について仲間になる前に死んだといったが、実は使うことが出来る。
実はパーティキャラにイタコを使うキャラがおり、これで死者を呼び出して闘わせることができるのだ。
このシステムのために上記の方々は殺されたといっていいだろう。
そのイタコをはじめ、各キャラクターは様々な「十八番(オハコ)」を使い、戦闘を彩ってくれる。
しかしこのゲームのメインシステムは、作曲することで魔法のような効果を生み出せる「歌武器」だ。
自分で作曲して技をつくるというのは面白い。
作曲と言っても、音符は16しかないので、それほどイラつくことはないはずだ。
個人的には曲名が面白い。実際の歌のパロディになっており、
「君の瞳は一万ボルト(電撃攻撃)」「勝手に死んだバッド(一撃死)」
「歌えなかったラヴ・ソング(沈黙回復)」「毒をかける少女(毒)」
など、なかなか楽しませてくれる。
大層な名前付けといて、
歌は単なる魔法である某ソングマスター(言っとるやんけ)とは一味違う。
ただ、武器、防具の1ランク差があまりなく、買い替えの意味がさほどないのが残念。
| グラフィック |
顔グラフィック、でかすぎ。見やすいがちょっと戸惑う。
フィールドや戦闘はさほど色を細かく使っておらず、シンプル。
舞台のようなバトルシーンは面白いが、やっぱり物足りなさを感じるな。
| 音楽 |
プレイをしていた当時は町を除いて、いかにもタイトルに合っている、
ノリが良いタイプでやや高めの評価だったのだが、メロディラインが、やや浅い。
メガテンの和風ロック版と言ったところだが、
あのカルトな雰囲気以外でこれをやられるとちとツラい。
戦闘などいかにも増子節なのだが、心なしかメガテンよりメロディが弱い気がする。
ラスボスに至ってはイベントの曲をそのまま使っている。
その他もバリエーションに欠け、メリハリが効いてない上、たったの21曲しかない。
テーマが音楽っぽく、増子氏だったわりには、いまいちコケた感がある。
最初から低い評価だった町の曲に至っては超音波だしな。
| バランス・難易度 |
ムカつくくらい素晴らしいテンポでゲームが進む。
しかしこのRPGは珍しく、直接攻撃力がどいつもこいつも低く、歌武器中心の戦闘となる。
おそらく意図的なものなのだろう、これでまあまあかなという戦闘バランスにはなっている。
謎解きの面では、ラストダンジョンへ向かう通路だけが激ムズ。
直接的なヒントが一切ないため、どんなプレイヤーでも迷ったはず。
なぜだか知らないが、最終面だけ異様に難度の高い「ダライアスツイン」を思い出してしまった。
…って、シューティングじゃねえか。
| まとめ |
なかなか良かったと思う。
ストーリーの強引さを除けば、作曲は面白いし、そこそこに遊べる内容。
個人的には、歌の名前や見事な死にっぷりを見るだけでもプレイする価値があると思う。
世界観的にやや好みが分かれるだろうが。
(この項・了)
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