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〜何から何までマイナーだ!〜
蓬莱学園の冒険!〜転校生スクランブル
(1996年・J−WING)
| 容量・?M |
| 購入価格・1980円 |
| 物語★★★ |
| 容量★★ |
| 内容★★★ |
| 操作★★★ |
| 絵柄★★ |
| 音楽★★★ |
| 調整★★ |
| 特殊★★★ |
| 総合★★ |
| キャラ・B |
| 難易度・C |
「史上初の学園RPG」をウリとして出されたゲーム。
というより、それだけをウリとして出された作品です。
| シナリオ・ストーリー |
主人公はひょんなことから巨大高校「蓬莱学園」の新聞委員となり、
学校で起こる怪事件を多くの仲間と共に解決していきます。
学園を舞台にしたオリジナリティ溢れる世界設定は実に魅力的で、
キャラクターもそれなりに味があります。隠しキャラも1人いるしね。
学園七不思議もいい。俺は1つ逃しちまったけど。
でも、「学園RPG」としての魅力を充分出せたかと言うと、甚だ疑問。
イベントの進行はまあまあ無難なんですが、主人公とライバル関係にある
ロクの描写が半端で、単なるボス扱い。
味方キャラクター各々の特別イベントはないなど、性格的には
魅力あるキャラクターを活かしきれていない感があります。
それに行動の制限がやたらと多いし、期間が1年ってのは短くないですか?
流れも7月くらいまでは、騎馬戦や射撃のミニゲーム、
他にも学校ならではのイベント連発で気合が入っていたのに、
後半は学園っぽいイベントもミニゲームもなくなり、駆け足状態のように
「通常のRPGの処理」に終始してエンディングを迎えてしまいました。
惜しいなあ。
いや、ミニゲームに関しては、FFと違ってあったほうがいいな、と流れからみて
思ったわけで。
まあ、エンディングが呆気なかったのは
七不思議を全部見つけられなかったからだと好意的に見ていますが。
| システム・操作性 |
学園ものということで、他のRPGと差別化をしなきゃ話になりません。
そこで登場したのが、所属クラブの技を身につけていくというシステムです。
しかし、たったの1年で何十もの部活を掛け持ちした上
なおかつ全てマスターするなんて、貴様等そこの惑星から来ました?
まあ、ゲームだから仕方がありませんがな。
どんなクラブも簡単にマスターまで出来てしまうのは、
あくまでプレイのしやすさを考えてのこと。
話が短いのでその分マスター速度を高める必要もあったでしょうが。
まあまあいいんじゃないでしょうか。
キャラクターに文系、理系といった特徴をつけて入れる部活を違わせることで
ゲーム的なキャラの個性を出せていますし。
ただ、残念なことに身につけた技、あまり役に立たんのだなあ。
それに技自体も、既存のRPGの技や魔法にあたるものを
くっつけただけでこのゲームならではというモノがありません。
さらに、鉄道はともかくとして、電話がただ話するだけなのも勿体無いです。
操作性はキー移動スピードがやや遅め、十字キーを離していないと
選んだ一段下のコマンドが実行されることがあるなど、
嫌に気を遣わなければならなくなっていまして…整備がされてなかったと感じました。
| グラフィック |
92年や93年の2流グラフィックが96年に登場するとは、もはや訴訟もの。
俺自身はグラフィックを重視しませんが、「いくら何でも」ですよ。
適当な色合いのパーツを組み合わせただけじゃないですか…。
| 音楽 |
音質がこれまた92、93年の2流どころで、
メロディ自体は聴きやすいのですが、ちょっと物足りないかな。
また時期を考えると曲数が少なすぎ。戦闘曲も2曲しかないしなあ。
また、これは問題にしていいのかどうかと思いますが、
町の曲の前奏が妙にサイバーチックでミスマッチに感じます。
エンディングも迫力不足で、結局クリスマス時にしか流れない
フィールド・町のメロディが一番良いというのは寂しいなあ。
いや、ハチャメチャな感のあるザコ戦も結構いいかな?
| バランス・難易度 |
攻撃・守備力UP、2回攻撃など、体育会系の技や、外科手術研などの
回復術を一通り覚えさせれば、後半すらオートでサクサク進めるし、
ボスもステータスUPさせてから攻撃で楽勝(←あれ、それってメガテンと同(以下略))。
その他の様々な技をあまり使う必要がないのは寂しいですが、
攻撃術さえ使う必要がほとんどないのは寂しすぎないですか?
(あれ、これもメガテンと(以下略))
DQVなんか意味無いのはボミオスくらいなもんですよ。
それはさておき、序盤戦とラスボス以外は、普通にLVを上げさえすれば
ボスさえ苦戦しない。ヌルすぎるのである。逆に序盤のキツさを考えると
バランスはまさに劣悪。まあ、9栄神には及ばないけどね。
| まとめ |
「史上初の学園RPG」をウリとし、またそれだけしかウリを出せませんでした。
時期がSFCからPSの過渡期にあった上、
発売時期の前後をスクウェアに固められ、
そのウリさえ話題に上りませんでした。
発売時期のタイミングからして、見事なまでに最悪です。
ゲーム自体も設定の特殊性を活かしきれず、
結局はオーソドックス化してしまったので、余計に目立つことがなく、
一体、何しに出てきたんだJ−WINGって感じでした。
でも、中古でプレイするには結構お勧めかも。
一応らしい雰囲気は出ていますからね。
(この項・了)
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