SFCRPG・俺の微妙な冒険J

アクセス88000記念

〜豪華キャストと謳っているが…〜

G・O・D〜目覚めよと呼ぶ声が聞こえ
(1996年・スクウェア)

容量・?M
購入価格・3500円
物語★★★★
容量★★★★★
内容★★★
操作★★★
絵柄★★
音楽★★★
調整★★★
特殊★★
総合★★★
キャラ・
難易度・

シナリオ鴻上尚史、キャラデザイン江川達也、音楽総指揮・デーモン小暮と、
豪華キャストで贈る超大作RPG!…のつもりだった。


シナリオ・ストーリー

1999の7の月、突然現れたエイリアンの驚異。
主人公ケンはひょんなことから仲間とともに世界各地に散らばる「神の石」で
チャクラを覚醒させながらエイリアンと戦うことになる。

舞台は地球。古代文明、エイリアン…映画にしてもゲームにしても、
何やらポピュラーだと思われるものをかき混ぜたという感を受ける。
まあ、別にそれはいい。実にヘビーな物語で、中盤前の突然の悲劇で
意表を突いて来る面など評価出来る面は多い。

しかし、演出の重厚感に欠けるせいか、宿敵の存在が映えなかったり、
ラスト近くで続々現れる大敵にもいまいち釈然としなかったりと、
惜しい部分が多分に見受けられる。
また、流れそのものはあまりに当たり前なシナリオ進行にも思える。

巨大な物語の割には、DQ、FFを意識している(この2作と並ぶ出来にしたいとか
言ってたような)割には、突き抜けるものが少なかった。
鴻上氏も、ゲームであることを意識しすぎたのではないだろうか?


システム・操作性

パーティーシステム、おまけ要素、操作面、アクション要素システムなどに
工夫が少ない、典型的なコマンドタイプRPGであるGODの唯一の
オリジナル・システムは「チャクラ」だ。

力・楽・陽などの7つの属性を持ち、敵を倒して得られる
「サイコストーン」によりどんどんレベルアップさせるタイプ。
サイコ(魔法)を封じつつダメージとか、1ターンのみスタンなど、特異な手法・
効果を持つものが多いのが特徴的で、そのかわり無意味に近い技も
少なくない。

しかしレベル4以上で2種類のチャクラを掛け合わせて、
ステータスUP系のチャクラを得られたり、LV7(MAX)で
チャクラ自体の威力がUPしたり、最低限の面白みはある。
また、おまけ要素にさしたる点がないと言ったが、まんじゅうコレクションは
なかなかに面白い。日記もそこそこに特徴的か。

ただ「超大作」ならば、表面的なシステムではなく、
もっと奥深いものが欲しかった。

また、2大RPGを意識しているクセ、操作が良くないのも悪印象。
画面の切り替えが遅く、戦闘中の1キャラコマンド終了後の
切り替えも遅いなど、全体的にスローテンポだ。


グラフィック

豪華陣である超大作のパワーを最も下げたA級戦犯項目。
カラーの幅の狭さ、それに伴う質感の弱さ、ドット絵の粗さ…。
汚くないことが唯一の救いくらいで…。

自分もよく「ゲームはグラフィックだけじゃない」というけど、
グラフィックの悪いゲームは、例外を除いて大体、
ゲームの出来もそれに見合った程度のものが多い


音楽

別にひどくはないが、スタッフロールのコンポーザー自体はデーモン閣下ではなく
全く別の人ですが。デーモンさん自体は何曲担当したんですか。

また、このゲームの出来を貶めている音質についても、とても96年の、
しかも超大作の発する音質とは思えない。
半ばサギにかかった気分だ。通常ボス曲、フィールド、冒頭部分など、
優れた曲も多いのだが…。


バランス・難易度

序盤をはじめ、至るところでダメージのバラつきが目立つ。
各パラメータは1変わるだけで他のRPGより変化が大きく、
そのため特に序盤は理不尽に近い。

中盤以降もキツめだが、チャクラをうまく使って切り抜けられる戦術が
わずかながらも発生しているため、ブッ潰れたバランスとは言い難い。

とはいえ、チャクラの成長のさせ方によってはハマり状態に陥るかも。
ある程度仕方ないことだが、これはもう少し成長スピードを早めても良かった。
どうせ一本道RPGなんだからあまり無理させんでも良かったと思う。

また、装備によってサイコ守備力の数値がおかしくなるケースが…。


サギとまではいかないが

何も聞かされないで、パッケージ裏も見ないで、そのままプレイして
クリアした後、その人にこのRPGが豪華キャスト陣による超大作だと
言って、信じる人がどのくらいいるだろうか。

まあ、いくら有名人が携わっているといっても、所詮はほんの一部、実際の
ゲーム製作はイマジニアのスタッフなのだから…。
もしスクウェアやエニックス(当時は分裂)のスタッフだったら…と思う。

ゲームの内容に関しては、組織の名はある程度信頼できるが、
個人の名は信頼出来ない…。

更に付け加えると、信頼はしても信用はするな、ってとこかね。
投手と捕手の関係みたいでよう分からんけど。

なお、この作品はPSでも出ているので、
正直そちらを遊んだほうがいいと思います。

自分はやりませんがね。


(この項・了)

戻る