SFCRPG名作24将・22

アクセス42000記念

〜パクリの名人〜

エストポリス伝記2

(1995年・タイトー)

容量・20M
購入価格・1500円
物語★★★★★
容量★★★★★★
内容★★★★★★
操作★★★★★★★
絵柄★★★★★
音楽★★★★★
調整★★★★
特殊★★★★★
総合★★★★★★
キャラ・
難易度・

あたたかいストーリー、抜群のテンポ、操作性。
分かりやすく心地よいグラフィックにサウンド、シンプルかつ手応え十分のゲーム性。
95年2月24日、理想の一本道RPG(なんかひっかかる言い方やな)が誕生した。
96年版ソフトバンクSFCカタログでは80点。ユーザー平均は9・3点(2位)と、
マイナーRPGとは思えぬほどの異常人気を誇った。


シナリオ・ストーリー

ストーリーは前作の100年前が舞台。四狂神に挑む人間たちのドラマを描く。

オーソドックスなようで、意外とそうでもない世界観とシナリオ。
前作のオープニングが、このゲームのエンディング(勿論そのまんまじゃないぞ)のため、
前作をプレイしているとあまり意外性を感じないのが残念だが、しっかりとまとまっていて、
ストーリーにはのめりこんでいけるだろう。キャラクターも個性あるし。

また、クリア後に「いにしえの洞窟」という、不思議のダンジョンやローグと似たタイプの
ダンジョンが現れ、これも本編以上にハマる(ヘラクレスWにも似たのがあるが)。
まさに「ひと粒で2度おいしい」といったところだ。

しかし気になったのはボスキャラの演出だ。
後で出てくるザコをボスキャラに使っている(DQ7もそうだが)ことはともかく、名前が問題。
「へいし」とか「デビルフラワー」「おおぐも」「せんしゃ」って…。


システム・操作性

このゲームのシステムは、よく行われている「パクリ」に近いものがある。

「カプセルモンスター」は魔物を仲間にするもので、よく使われている。
「いにしえの洞窟」はトルネコの大冒険の縮小版。
普通のダンジョンでは物を操ったり、投げたり、アイテムを駆使する「ステップムーブシステム」
を使ってダンジョンを攻略していくのも「ミスティッククエスト」などで使われていることである。
カジノもドラクエをはじめ良くあるものだ。

しかし、カプセルモンスターは女神転生あたりと違い、交渉して仲間にするのではなく、
見つけ出して仲間にするものだし、成長もアイテムを食わせるもので、一風変わった感がある。
ステップムーブシステムもミスティッククエストなどのそれとは比べ物にならない
バリエーションと操作性で圧倒しているし、いにしえの洞窟も一本のRPGの中に
壮大なおまけを組み込んだということで評価すべきだろう(後々、当たり前になっていくのだが)。

様々な素材を集め、見事に調理する。オリジナリティは薄いが、加工には優れている。
まさに日本を象徴したシステムではないか。

いや、既存のシステムに特有の息吹を吹き込んだということを考えれば、一概に
オリジナリティがないとは決め付けられまい。素材を加工してバラエティ豊かなものにする
この仕事自体、エストポリス2独自の色といっていいだろう。


グラフィック

コミカル、カラフルで見やすい。これは良い。
その分迫力不足なのが残念だ。特に敵キャラは、いくらなんでもちっこすぎるんじゃないか。
名前もアレだが、姿もカッコいい戦闘BGMとはミスマッチな感ありだ。
それ以外は文句ないんだが…ストーリー重視の特性上、顔グラフィックも必要だったかも。


音楽

バトル、フィールド、街。
個人的にRPGの基本3原曲と呼ばせてもらっているが、これが非常にいい。
雰囲気に合わせているというより、増幅させているという感じだ。
シンプルかつ練ったメロディが心地よい。特にボスは究極。

ただ、ダンジョン、城、イベントなどにもうひとつ「味付け」が欲しかった。
ミスティックアークや天使の詩、ファイナルファンタジーシリーズほどの力強さ、展開力はない。
前作ではクライマックス感にあふれていた飛行船の曲も、色のないものになり下がっている。
船は前作からもともと色がない。もっと爽やかなのでもいいと思ったが。

優しさや情熱が運命的なものを感じさせる、魅力的なバトルやフィールド曲のまわりを固める
その他の曲に力がつけば更に良くなったと思う。
このゲームの音楽評価が非常に高いが、いい部分が突き抜けているだけに残念に感じる
面も多かった。音質が貧弱なのも痛いか。


バランス・難易度

ダンジョンの仕掛けが前作の「スイッチのワンパターン」から
ファンタスティックなパズルワールドヘとグレードアップしたが、難易度自体は身悶えするほどの
ものではない(といっても俺はゲーム内容忘れたので分からんとこ質問されても困るが)。

ゲームバランスも悪くないが、これも一般の評価が高すぎだろう。決して絶妙とはいえない。
カラフルモンスターはあまり使えないし、ボスもあまりに弱すぎる。

一応断っておきますが、中古で購入したからといって4倍モード(一度クリアすると、
経験値と金が4倍になるモードでプレイ可能に)は使ってません。


まとめ

総合力は高い。ストーリー重視ながらもゲーム性は損なっていないし、
クリア後もいにしえの洞窟で楽しめる。もう一度ストーリーを楽しみたいなら「4倍モード」がある。

エラーも少なくないが、他の中堅やクソゲーに比べれば気になるほどではない。
気軽に、手応えを感じながらプレイできるため、RPGは好きだけど、
PS以降の長時間RPGは疲れるという人におすすめかも。


(この項・了)

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