バカゲーだよ!全員集合
File・9 デュアルオーブ1
〜聖霊珠伝説

(1993年・アイマックス)

容量・12M
購入価格・1980円
物語★★
容量★★★
内容×
操作★★
絵柄
音楽★★★★
調整
特殊
総合★★
キャラ・
難易度・

限りなくクソゲーに近いバカゲー。つーかクソゲーでもいいと思う。
今度、9栄神からクソゲー12神将にしたら入れよう。
そのくらい、なんでこのRPGから続編がでたのか不思議なほどだ。

シナリオ・ストーリー

シナリオそのものは非常に壮大。中世の地上世界と、産業革命時の地下世界が舞台。

〜皇龍ディグバディノンの怒りに触れた人間は、科学技術の全てを奪い去られ、地上と地下に二分された。

しかし。地下世界ではまたも科学が発達し、自然を破壊し始めた。皇龍は再び怒り、
「パンジェ」の封印を解くことで人間の滅亡をはかった。

(不信、虚栄、嫉妬、裏切り、欲望の感情が満ち溢れた)

もう1体の皇龍ラーゼスは、これを過ぎた干渉だとし、これを封印するため、
自らの力の輝き「霊珠(オーブ)」を、

選ばれし4人の少年少女たちに授け、人間に自らの力で運命を切り開く力を与えた〜。

これもドラッケンと同じだね。人も人なら神も神。

名作ゲーム「ヘラクレスの栄光V&W」も似たような傾向があるけど。
でもどっちかというと今回ももとは人間が悪いのね。

それにしても、なんだってこういう時に選ばれるのって、少年少女ばっかりなんだろうね。
なんで前途ある子供たちを危険にさらす。

アルバートオデッセイのストーリーやエンディングをスタッフにみせてやりたいね。
オヤジキャラが生き残り子供が(以下略)。

しかし何なんでしょう。こちらにも書いてあるけど、

主人公ラルフが唐突に「お前は選ばれし者だ」と言われ、
ちょっと先の村へ進んだら、何も特別なシーンのないまま1人目の仲間テオと出会う。

2人でゴブリン退治に行くと、そこで2人目の仲間リズと出会う。

もう3人揃っちゃったよ。このDQUの出来損ないみたいな話は何ですか。

それが悪いとはいわんけど、どうみてもストーリー主導型RPGなんだから、
もう少しなんとかならなかったかね。

なにしろマップが狭く、何気なくおこるイベントを何気なくこなしていくだけ。
「幼稚園の遠足RPG」と揶揄された多くの和製RPGゲームの典型だ。
それでいてテンポが悪い。

地下世界に入ってからは少しだけ面白くなるが、六魔将との戦いなどあっさりしすぎ。
ダンジョン攻略や謎解きと、ストーリー展開との噛み合わせが半端。

だいたい、主人公たちが暗すぎ。ラルフが全く喋らないのはともかく、他の奴らまで
口数が少ない。ストーリー主導型なのに、ここだけはDQUだ。

そして最後のエンディングは‥もう、馬鹿らしい!!


システム・操作性

はっきり言ってオーソドックスなシステムなんですが、
下手にオリジナリティを出そうとして失敗した箇所が多々あります。

「あかん!ウリがない!他に勝てんでェ!なんか変わったシステムはないのか!」

って意見がでたのかどうかは知りませんが、とにかく変なのばかり出来ました。

(データロード時に、今までのあらすじと目的が表示されるのはよかったのですが‥)

ゲームを始めてしばらくして、店で買い物をすることにしました。
びっくりしたのはこの時です。

アイテムがその場で買えません。
おかしいなあ?仕方なくその場はキャンセルし、店の外に出ようとしたら、

入り口のオッサンが「金払え」。

いちいちレジと商品棚を分けるな。

このシステム、結局最後まで馴染めず、何度万引しそうになったか分かりません。
こんな、嫌われてまで出すオリジナリティはいらないよ。

ところで、要らなくなったアイテムが店で売れません。
途方にくれて町を歩いていると、

「ここはいらないものを売るところです。何か売りますか?

何でいちいち分けますか?
容量のムダだぞ。

質屋があるっていうリアルを追求したんだろうが、
嫌われてまで出すオリジナリティはいらないよ。

こんなんで戦闘大丈夫なんやろか。

1人で戦っているときは、時に疑問も感じませんでしたが、2人目を仲間にした後に異常に気づきます。
1人目のラルフのコマンドを決定したら、そのまま戦闘に入ってしまいました。

マイト&マジックのとき同様、慌ててマニュアルを見直すオレ。
そういえば、コマンドにしたって、「アタック」「オートバトル」「逃げる」しかない。

「あ!下にアイコンがある!」
今頃気づくオレ。っていうか、気付かねえよ。マニュアルなんか読まないし。

そのアイコンを動かして、キャラごとに行動を決めて、そして「アタック」を行うのです。

普通はメガテンのように「FIGHT」を押してからキャラの行動に移るものですが、
その逆とは何とも斬新。尊敬します。

でもこの戦闘ルール、
その後結局どこのメーカーも参考にしませんでしたね。
嫌われてまで出すシステムはいらないってことで
すね。


グラフィック

「いや、すごいわ、これ」

「どうしたんや」

「へえ、ボスキャラが全然ボスらしくない」

「ダメじゃん」


何とも迫力、生気ともに薄いボスキャラ。ザコ敵もそうだけど、まあゲドゲドにけなすほどではない。

それでも直前に出たブレスオブファイアTに較べると、
全体でも個々でも明らかに見劣りする。

ぺらぺらしていて、質感がないというのが、正直な感想。


音楽

これだけは、並みのレベルに行っていると思う。

「サウンドは、ステレオで聴くことによって迫力が倍増します」
って言っているほどだから、よほど自信があったんやろ。

硬柔一体となった音質で、聴いていて気持ちがいい。
メロディも爽快さと優しさを基調とし、あとは地上世界に静、地下世界に動という味を付け加えて完成型とした。

やや「色」の足りなさを感じ、妖精の村の曲がアルバートオデッセイの妖精の村に酷似
していたりもいますが、まあ、いいでしょ。


バランス・難易度

このゲームの戦闘はやりすぎです。

なんたって地上世界のヤマあたりから、ザコ敵3,4体に1人が集中攻撃されたら
1ターンで死にますから。

しかも、地上世界では敵のでてこなくなるアイテム「太陽のかけら」が結構買えたのに、
戦闘のよりきつくなる地下世界では殆ど買えなくなってしまいます。

それどころか、エンカウント率がただでさえ異常に高いというのに、
敵の出やすくなるアイテム(月のかけら)ばかり売っています。

嫌がらせか、これは。

しかし、これも製作者にとっては親切心のつもりなのです。

なぜならレベルアップが異常に遅いからです。
戦わせるためにエンカウントを高くしようと努力したのです。もう異常。

だからアイテムを99個持てるというのも当然。

手持ちのTP、MPだけでは、ダンジョンの序盤とて持ちませんから。

もっとも買えるのはHP回復のみで、MP回復アイテムは市販されていません。
準備万端、整えていってもダメなこともしょっちゅう。

特にその確率がもっとも高いのが鉱山でしょう。

鉱山は、何階降りて(なぜか登るものではない)行っても同じ構造の為、
無限ループにハマったと勘違いしがちになるからです。

しかし、その同じような道の中に、奥の方に道が付属していることがあるのです。
その先に行けば、どこかが必ず目的地であるはずです。

無限ループだと思ってしまうとあの戦闘を加えて精神が破壊されてしまいますので、
どうぞしっかり探索してください。

それなら頭が錯乱する程度で済みます。

このゲーム、大したボリュームでもないのにプレイ時間が30時間にも及んだのは、
ひとえに鉱山と戦闘のせいだったと確信しております。


まとめ

つーか、ほとんどクソゲーレビューだな、こりゃ。

一応正統派RPG。しかしその中身には、
明らかに製作者の意図から外れた「つらさ」が蔓延しております。

一定のレベルに達しているのは音楽だけで、あとは全て低ランク。

容量は12Mということですが、4Mでも作れそうな内容に見えるのはオレだけでしょうか。

それにしても、こういうゲームに限って変な親切心があるもので、
マニュアルの巻末に「保証書」がついてます。

「品質には、万全を期していますが、万一故障、不良などご不明な点が
ございましたら、下記当社までご連絡下さい」


誰か、ゲームそのものが不良品ってクレーム送らなかったのかね。

で、いまいち解せないのは、続編が出ているということです。
正直、Tよりも洗練はされていますが、はっきり言ってユーザーをなめてます。
(Tは出来はともかく努力の跡は窺えましたが‥。)

オレは、このゲームの続編を希望した奴に
瑪羅門の裁きを下してやりたいです。


(この項・了)

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エルフのルミエスをのぞく主人公3人とラスボスは家族でした。

最後に改心したラスボスとラルフらは抱擁(?)
一家団欒状態になる4人。


それでまるくおさめるなァ!
お前らのために死んでいったヤツらはどうなるんだァ!!!

こいつらにも瑪羅門の裁きを下してやりたい