バカゲーだよ!全員集合
File・4 カードマスター〜リムサリアの封印
| 購入価格・680円 |
| 物語★★★★ |
| 容量× |
| 内容★★ |
| 操作★★ |
| 絵柄★★★★ |
| 音楽★★★★★ |
| 調整★★★★ |
| 特殊★★★★★ |
| 総合★★★★ |
| キャラ・B |
| 難易度・C |
「ウィザードリィやダンジョンマスター、意味わかんねえしクリアできねえよ、クソゲーだ!」
とかほざく言われる方には、是非お勧めしたい3DRPG最低級難度、入門用RPG。
| シナリオ・ストーリー |
ストーリーは非常にシブい。そしてドラマチック。
1章から長話に付き合わされたり、仲間に裏切られたり、味方がどんどん入れ替わったり、
とても3DRPGとは思えない展開。まあ、メガテンもそうか。
さらにメガテンなどと違い、少ない情報などを頼りにあちらこちらと回るわけではありません。
なんてったって、1章ごとダンジョン1つ(複数ある章もあるが、結局は1つ同然)、しかありませんから。
まあダンジョンだけならウィズやダンマスもそうですが、このゲームにはそれらにある
凶悪的な謎解き、いや謎解き自体が皆無です。
さらに、1章ごとといいましたが、全部で5章しかありません。
LV上げしながら町に戻ったりするのは1章と3章くらいで、あとの章は全部一発クリア可。
まさに初心者にやさしい、初心者のためのすっきりしたボリューム。そしてストーリー‥。
こんな3DRPG見たことがありません。泣いて喜んでくれビギナー諸君。
| システム・操作性 |
が、です。
おそらく初心者はむしろ、途中でイヤになってしまうでしょう。
システムの洗練性に問題があるのです。
オートマッピング機能はちゃんとあります。まあ、このゲームの場合、なくてもクリアはできるのですが、
ないと初心者向けどころか中級者でもキツい。
ウィズやメガテンでそれをやられたらお手上げですが。
そういやディープダンジョンV、俺クリアしてないな。
‥なんてこうやって俺はすぐ話を横道にそらすんだろう。
珍遊記じゃあるまいし。
で、まず動きですが、トロいです。
スピーディーなWIZに慣れている人はイライラするかも。
3Dの基本ともいうべき方向転換。ウィザードリィなどと違い、隣方向を向くのに
いちいち2段階の動きを必要とします。向きがはっきり分かるのはよいですけど、結局マッピングで
確認できますし、だんだんうざったくなってきます。
ていうか方向転換するだけで敵出るのはやめてくれませんか。
まあエンカウントはそんなに高くないとは思いますけど。
さあ戦闘だ。このゲーム最大の特徴は、主人公のルークスが特殊武器としてカードを武器として
扱えるところです。男爵ディーノです。
火や風などのカードを敵に投げつけてその属性のダメージを与えるのです。
多分カードのヘリが鋭利な刃物に改造されているのでしょう。
ますますディーノです。
でも、「カードマスター」というくらいだから、どうせなら
メイン武器をカードにして欲しかったもんや。
他の仲間もみんなカード使いにして、それぞれ違った種類のカードを使いこなせるとか。
ぼくら人間皆ディーノ。
だってカードの種類が「火・水・土・風・死・霧(逃げる)」だけじゃなあ。
でもまあ、ぼくが提案するようなシステムにしたら、ますます初心者が離れていって
しまうと思うのでこれで正解でしょう。
ただ、もっと問題になるのは、そのカードの、戦闘における重要性です。
最初はかなり目立つのですが、終盤はひたすら
「霧」のカードで逃げまくるのが役に立つ始末。
それもこれも、属性の存在がどこまで生かせているのか、という疑問に帰結してきます。
(魔法も一応あるのですが、属性を適当に組み合わせた感じで雑)
まああれば戦力にはなることはなるんですけど、
結局逃亡が一番役に立つんじゃ、本末転倒の気がしないでもないです。
でもカードは宝箱を除けば町にしかありません。切れたらわざわざ脱出魔法で帰り、
また元来た道を帰るなんて面倒。結局奥までツッコむことになるわけですな。
そうなると、念のためセーブしておきたいな、って思うでしょう。
しかしセーブポイントは町にしかありません。
WIZだっていつでもセーブできるぞ。
まあ、戦闘難度が低いので滅多に全滅しない(というか、オレは一回もしなかった)のが救いですけど。
| グラフィック |
やはり「シブい」という言葉はこのゲームのためにあるのでしょうか。
ダンジョンや町など、やや粗い部分もありますが、
それよりもその素晴らしくシブい絵柄の雰囲気が気持ちを落ち着かせてくれます。
また、味方、敵ともにカードで表示されるというこだわりよう。
システムはいまいちですが、このこだわりは評価してもいいのでは。
ただ、キャラの顔グラフィックだけは明らかに変ですね。
ヒロインの片割れ、サラはひっこんでるし、エルフのアーウィンはヅラっぽいし、
主人公のルークスに至っては、
魚眼レンズのアップを無理やり平面に戻したような、
異様な印象をうけます。
| 音楽 |
このゲーム一番のセールスポイント。
音楽がゲームを超えてるのはブライみたいでなんか嫌ですが、
ほんまもんの「苦味がかった美しさ」という表現が合った優れた楽曲の数々。
フルートなどを基調にした美しい音色で荘厳な「音楽」を形づくっている。ノスタルジーにも浸れる。
もっとも、そういうタイプの音楽は大抵、戦闘が地味になりがちですが、このカードマスターは違います。
流れるようなベース音に上品なメロディが乗っかるというか、特異な美しさを引き出して、
なんともアツい曲に仕上がっています。
今の1000円にも満たない価格なら、正直、音楽を聴くだけでも価値があると思う。
昨今の画面に合わせて流してるだけのRPGの音楽より、ずっと印象に残るはずです。
なんでサントラがないんだろう。
| バランス・難易度 |
属性の効果が、どこまで生かせているのか疑問ではありますが、それでも弱点をつけば一応は
高いダメージをあたえられますし、実際には目くじらたてるほどではないでしょう。
セーブポイントが町にしかなくても大丈夫(たぶん)。
少なくともオレは全滅したことないです。ダンジョンの難度も低いし音楽は快適だし、
ちょっとでも根気があれば大丈夫だと思うんですが‥。
| キャラクター |
主人公・ルークス
カードマスター。ちょい童顔ですけど態度や物腰は至って普通のRPGの主人公。
ところで、パッケージのゴツい男はあなたの父親ですか?
カードで顔が隠れていますが、半分だけ見えるその顔は、
あなたとは似ても似つかぬほどゴツいんですけど‥。
ヒロインの片割れ・ティーファ(サラの姉)
1章で登場。
FFZのヒロインと名前が似ていますが、全く関係ありません。
最初は何て女郎だ!と思いましたが、終盤は急にかわいくなっちゃったな。
仲間・アーウィン
2章で唐突に仲間にある男。ゲーム中では一番の美形。なんかヅラっぽいですが。
あと仲間になるとき、なんで何も持ってないんでしょうか。
魔物の群衆にフルチン、いや服くらい着てるか、丸腰でよくここまで来れたと思います。
こいつの装備をそろえる為にわざわざ町に戻ってやるような聖人がいるでしょうか。
ちなみに再登場が4章。以前に装備を与えていなかった場合、
ここでも何の装備もしちゃいません。ある意味、漢やな。
| カードマスターじゃなかったのか |
ついにリムサリアの封印が解かれる時が来た‥敵ボスを一身に引き受けて、ルークスを先に行かせてやる仲間たち‥。
急ぐ必要もないし、みんなで倒して先に進めばいいのではという気もします。
早い話、こいつらは普通のボスのほうが楽だろうから、
ラスボス戦は回避したんだと思います。
しかし人のいいルークスは感動したままラスボス、リムサリアのもとへ。
奴は突如変身し、その圧倒的な力と爆笑ボイスでルークスは瀕死に。
いや、ボイスは関係ないか。とその時。
「勇者ファーネスの声が聞こえてくる‥」
こんなんばっか。
「ルークス‥信じるのだ‥お前の力‥みんなの力‥」
そしてその力が合わさって形を成していく‥。
何もこんなゲームに元気玉を使わなくても。
で、出来たのが「最強の剣」。
タイトルはカードマスターじゃなかったのか。
っていうか、そのネーミングはないだろう。
せめて「最強のカード×9」だろう。
どのみちネーミングがアレだが。
最後の最後でゲームタイトルを完全に無視したこの状況。
もっとも以前からその傾向はあった気もするが。
まあいろいろいいましたが、3DRPG入門用として最適ゲームであることは確かでしょう。
実はほかに「夢迷宮きぐるみ大冒険」という3DRPGがあり、これもさして難しくないです。
が、2人目の仲間がどうしても見つからず、4つ目の塔で「3人いないとダメだ」といわれて
追い返されて以来、放置したままなんです。
っていうわけでおすすめはこのゲームです。
いうほどバカゲーではないので、安心してプレイして下さい。
(この項・了)
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