SFCRPGクソゲー9栄神
「崩壊」ブライ〜八玉の勇士伝説
(1993年・I・G・S(PC版開発元パンドラボックス))
| 容量・8M |
| 購入価格・780円 |
| 物語★★★ |
| 容量× |
| 内容×× |
| 操作××× |
| 絵柄★ |
| 音楽★★★ |
| バラ★★ |
| 特殊★ |
| 総合×× |
| キャラ・B |
| 難易度・C |
パソコンやPCエンジンでバカに人気があった作品。まあイースみたいなもんですか。
「パソコン界初の超メジャー大作」と自ら言い放つほどの自信作。
しかしSFCしかプレーしていない人はみなこういうのではないでしょうか。
「ウソだろ?」
そう、名作だったのはPCエンジンまでだったのです。
そういう例多いけどね。
今まで紹介してきたクソゲーには多少バカゲー要素や、それなりにいいところもありましたが、
これはほんまもんのクソゲー。
正直、ほんとにパソコンで人気あったのか、疑いたくなってきます。
このゲームを始めて購入した当時はまだSFCRPG完全制覇を本気で考えてないときで、ゲームも
さして詳しくなかったです。ロックマン4もトードマンしか倒せなかったし、
白球を追いかけてる(プロフィール参照)ほうがよっぽど楽しかったです。
だから、カッコいいパッケージに簡単に騙されてしまったんですな。
| シナリオ・ストーリー |
98年12月、このゲームのパソコン版のアレンジ・バージョン音楽CDを中古で購入してきました。
そのライナーでプロデューサーが、このゲームのディレクターと会話したときの文の一節。
「(略)ストーリーを聞いているうちにその壮大で実に見事な構築された世界にひきずりこまれ‥(略)」
とあるように、設定や世界観は確かに悪くない。だが少なくともSFC上で見せている物語では、
キャラクター、個性は出ているんですけど、設定に素直すぎるんですよね。
「あなたは八玉の勇士です」
「そうか、やったるわ」
って感じだもん。少しは拒めよ。
さて、話の流れは、まず八玉の勇士が7つの章に分かれ、それぞれの冒険を繰り広げます。
なんや、ドラクエWと同じかいな。
そして終章でみんな集まって(これまたやけに素直で、一斉に集まって何の疑問もなしにGO)、
皇帝ビドーと配下七獣将を倒しに行きます。
ここからが本番か‥このかったるいテンポで今までよりも広い世界を旅しなきゃならんのか‥。
で、いくつかイベントをこなすと意味ありげな城が目の前に見えてきました。
いままでのRPGのボリュームや話の流れからいって、「中盤のヤマかな」と思って入ろうとしたら、
BGMがいきなり緊張感あるものに切り替わり、
「いよいよだ」
「ついに、この時がきましたな」
‥ラストダンジョンだよ、おい。
ふとパッケージ裏の宣伝文句が浮かんできました。
「敵は2億4千万!巨編RPGブライ!」
何がだ。
大体、皇帝配下の七獣将、逃げられたりとかでまだ全部倒してないんだぜ。
‥ともかく画面が切り替わると、ダンジョンどころか、早くも皇帝ビドーと七獣将の残りが登場。
ここで初登場の奴もいやがる。
そのあとイベントがおこって、なぜかダール神とかいう奴とラストバトル。
勝つと、残りの七獣将がどっかに飛ばされただとか、それを追うと言い出す奴があらわれたり、
続きあるみたいじゃないか。
もう1度資料を見直すと、
「移植されたのは上巻にあたる部分」
一首。
上下巻 分かれてたんか パソコン版 あんなにひどく スカスカスカで
反骨
ちなみに下巻は移植されてません。
| システム・操作性 |
とばせないロゴと、なぜか文字がホラー系のスタッフ紹介。
メチャクチャ不安。
ゲームスタート。ボタン音がすげえ変。
「前にセーブしていたデータが消えますが、よろしいですか」
もちろん。はいスタート。
ん?何か妙な違和感を感じたが‥まあいい。気のせいだろう。
気にせず冒険をはじめよう。動き、トレェ。
しかもまだ先があるのに、フィールドがスクロールしなくなったぜ。まさか‥。
で、そのまま画面端まで行ってしまい、別のフィールドへ切り替わりました。
アクションRPGではよくあることだけど、まさかRPGの、しかもワールドマップのフィールドに
切り替えが必要だとは思わなかったよ。
ま、行き止まりじゃなくてよかったけど。‥おっと戦闘だ。
残りHPが分からないんですけど。
このゲーム、HPや技Pがなぜか玉で表示されているため、ピンチになっても(玉が黄色から青に変わる)
どの程度ヤバいのか分かりません。仕方ないのでマニュアル(全13ページ)に目を通すと、
どうやらメニュー画面では具体的な数字を見られるようなので、ここで初めて開いてみました。
で、1秒くらい時が止まった後、画面が切り替わります。
DIO様でも内蔵してるんですか。
ここの切り替わりもまた異様に遅く、言い忘れましたがキーレスポンス(ボタンの反応)もトロい。
またメニュー画面を見るようになって気が付いたんですけど、
普通に攻撃するだけで攻撃力や素早さが減っていくじゃないですか。
回復アイテムはあるけど、なんで玉といい、クソゲーやバカゲーは妙なところにこだわるんでしょう。
はあ‥疲れた。セーブしてやめるべ。
セーブしますか ⇒YES セーブしました。
おいおい。セーブファイルくらい選ばせてくれよ。‥じゃなくて、
1つしかセーブファイルがないのか?
この薄っぺらいゲーム内容で。
冒頭の違和感はこういうことだったのか。こりゃソングマスターの逆をやってるよ。
| グラフィック |
ウリであるビジュアルシーン、まあまあですけど、ほかが‥敵のボスはなかなか存在感ありますが
あれはあれで浮いてる感もあるしな。
| 音楽 |
曲そのものは悪くないです。なにせゲームディレクターが「ゲームより先に音楽があり‥」なんていうくらいですから。
だからゲーム内容はアレなのか。
そんな話はさておき、曲は悪くないですが、ミスマッチかなと思える箇所が。まあ多少ミスマッチくらいな
ほうがエネルギーを感じるんですが、大ボスとか露骨にヒーロー系過ぎじゃないか。
ノリはJDKなどに対抗してるのか、いい感じ。音質が劣悪なのが残念。
ただ、街の曲と終章のフィールドは音質の悪さに関わらず綺麗です。オレの所有サントラのマイベス
ト曲にも入ってますし。
それでもイースのほうが上だと思いますけどね。
| バランス・難易度 |
バランス難易度どうこういう以前に、うざったくてやめちまう奴が多いんじゃないか。
| まとめ |
総指揮者の飯塚武男氏。彼は「龍騎兵団ダンザルブ」も手掛けており、そのゲームは好き(いや、そ
のゲームも結構アレなのだが)なので好意を持っている。しかしこのゲームは別だ。
またまたCDライナーノーツより抜粋。
「(前略)今までのゲームに対する挑戦状、そして新たなゲームの世界を生み出すためのパイオニア。
BURAIには、そういったあらゆる意味でかけ離れた存在になってくれるよう、細部までとことん気を
遣ったつもりだが、このゲームをプレイした皆さんにその片鱗でも伝わった今(中略)」
ええ、実にかけ離れた存在でした。
ただ挑戦状は今までのゲームに対してではなくプレイヤーに対してのような気がしますが。
「(中略)今後、BURAIは更なる飛躍を遂げる。これから如何なる世界へBURAIが旅立つのか、
パソコン・ゲーム界初の超メジャー大作を温かく見守って欲しい」
自分でいうかしかし。
ただ、実際パソコン版は大ヒットしましたし、評価も高いです。ただそういう人たちもSFC版だと‥‥
らしいですね。でもクソゲーとまでは言ってません。
しかしSFC版はこの上巻がクソゲー扱いされたせいで下巻が出なかったという噂もあります。
つまりは、パソコンユーザーとSFCユーザーの嗜好の違いを考えないまま、
SFC版に移植したことが失敗だったのではないでしょうか。
まあ、ここまで書いておいてなんですが、開発が外注だったのも問題だったのでしょう。
でも大技林のSFC版ブライの評価、知ってます?30点満点中21・6点。高っ!
こうして今回も結局は愛で締めることになるんですね。
(この項・了)