SFCRPG名作24将・18

アクセス38000記念

〜ACTの名手が生み出した名作シリーズ第1弾〜

ブレス オブ ファイア〜竜の戦士

(1993年・カプコン)

容量・12M
購入価格・1000円
物語★★★★★
容量★★★★★
内容★★★★★
操作★★★★
絵柄★★★★
音楽★★★★★★
調整★★★★★
特殊★★★★★
総合★★★★★
キャラ・
難易度・

カプコンといったら格闘やACT…まあ今でもそうだが、当時はRPGといってもピンとこなかった。


シナリオ・ストーリー

ストーリー的には至ってオーソドックスなタイプ。しかしそれはいい意味での
壮大なスケールのシナリオのもとに進行しているため、普通の話よりは楽しませてくれる。
基本的に一本道だが、仕掛けの多いダンジョンを配置したり、隠しアイテムを各地に点在
させるといった工夫を施しており、さほど単調に感じない。
しかもそれらは、決してストーリーのテンポを壊すものではない。
ちなみに、エンディングも複数存在する。


システム・操作性

93年当時を考えると、なかなかに斬新な要素が盛りだくさんだ。
クォータービュー(斜め見下ろし画面)で表示され、ボスのHPさえ分かるバトルシーン。
1人1人の特徴を生かして、いろいろとやれることが多い面。特に後者だろう。

キャラごとの特殊攻撃は他のRPGにもあることでさほど賞賛できるものではないが、
移動時にまでキャラの特徴を利用した行動はそうそうなかったはずだ。
先頭キャラによって森が通れるなど行動範囲が広がったり、釣りや狩りが
楽しめるようになるなどバラエティに富んでいる。
戦闘でもキャラ同士の合体なんてけったいなのがある。もっとも、人間タイプの奴が
合体ってのもどうかと思うのだが…。

なお、主人公はイベントを通して2段階の変身が可能だが、どこまで変身可能かで
最終ボスとエンディングが変わってくる。


グラフィック

フィールド上では夕方時の色合いが美しく、段差の部分も他のRPGに比べ
表現がしっかりしている。戦闘シーンの草禿げなどこだわっている。
生命感を出そうとしているのが良く分かる。ダンジョンにおいても、街においても。
まあ、質はそれほどでもないが…。


音楽

…初めて聴いたのはFFYも既に知ったあとだが、それでもすごいと思った。

ピアノを中心的に用い、美しくメロディアスで、かつガツガツしたアルフ・ライラ・ワ・ライラ
(当時のカプコンサウンドチーム)らしい音楽がMAXレベルで展開されている。
壮大になりながら、かつ曲の楽しさを守っている面がいい。

街のテーマ曲も7、8曲はあり、ゲーム進行とともにフィールド&戦闘BGMが変わっていく。
店や民家にも違った、しかも凝った曲を流す。イース並みのこだわりようだ。

…MAXとはいわんか、ボス曲がちょっと…。

ところで「大技林」の読者の音楽評価が平均3点台(5点満点)というのは低すぎると思う。
それにしても、現在Xまで出ているこのシリーズだが、最も優れた音楽クオリティを持つ
このTだけサントラがないのは納得いかん!


バランス・難易度

ダンジョンの仕掛けはちゃんとゲームと一体化しており、凝りようも新桃太郎伝説、
エストポリス伝記Uに匹敵するが、両者の難度を2で割った、なんとかクリアできるレベル。

また、キャラクターの性質をよく理解していないと、序盤からつまってしまう。
システム面でキャラごとに行動範囲が変わることは前述したが、
これ、実はマニュアルには説明がない。不親切やなあ。
あったかも知れないが、はっきりと書いていなかったことは確かだと思う。

戦闘の難度はそうでもない。キャラ8人は同じパーティー内にいるから、特定の場所で
入れ替える必要がないから、キャラごとのレベルアップに気を配る必要がなく、
やりにくさを感じない面が大きい。
他、ザコもボスも特徴が少なく、HPも見えるので戦いやすい。

隠しアイテムを入手するイベントがけっこう見つけにくく、完全クリアは難儀。


まとめ

格闘・ACTのカプコンのRPGということで、購入当時はさほど期待していなかったが、
ここまで面白いとは思わなかった。当時のインパクトは凄かったはず。
PSのV以降は良く分からないが、話を聞く限りは名作シリーズなようだ。
ただ、音楽面のクオリティはUから既に大きく落ちてしまっているが…。

内容的には肩の凝るタイプなので、重いのが好きな人におすすめ。


(この項・了)

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