バカゲーだよ!全員集合
File・18 熱血大陸バーニングヒーローズ

(1995年・エニックス)
(但し開発はジェイフォース)

容量・16M
購入価格・1480円
物語★★
容量★★★
内容★★
操作★★★★★
絵柄★★
音楽★★★
調整★★
特殊
総合★★
キャラ・
難易度・

高校の頃、不定期ながらもゲーム誌「電撃SFC」を購入していました。そしてその記事の中で、
このゲームが発売前後に大々的にとりあげられたのを覚えています。

だから結構面白いモンだったと思ってたんですけど、まさかここまで…。

4人の主人公らがオムニバス形式で冒険を繰り広げます。
それぞれのシナリオをクリアするごとに裏シナリオが現われ、最終的に更に4つのシナリオを
遊べるようになります。しかし‥。


シナリオ・ストーリー

オムニバス形式だといったけど、同じとこを旅するし、クリアするダンジョンも同じ。
クリアする順番や敵、セリフが微妙に異なるだけで、あとは全く同じといっていい。

それでもわかりやすいからFFZよりはマシという人がおるかも分からんけど、2つ目のイベントでいきなり
大きな謎をバラしちまうなど、底が浅い。

キャラも個性自体は良いけど、見せ方が悪い。タイトル名がゴツいから、
もっとドカンと爆発するようなもんやと思ってたに、爆発どころか小火で終わりですわ。

しかも仲間になるキャラ、
どのシナリオも固定キャラ以外全部同じ奴ばっか。

おまけに皆設定は怪しげな奴らばかりなのに、威勢がいいのは初めだけ。

「天才とは私のためにあるコトバだとおもいませんか?」

「さあ、正義を求めて旅立とう!」

「(前略)妖しい世界に旅立とう!」

「(前略)アクティブな旅に出よう!」


なんか面白そうな感じがするんスよね。キャラごとにサブイベントとか
出てきそうですよね、宣伝がかなりキャラクター重視で言ってるから。

もちろんそんなのありませんけどね。

それどころか、新・桃太郎伝説(93年)あたりからお約束の、仲間にしたキャラによってイベントの反応が違い、
違うセリフをいうというシステム、これもナシ。

仲間になる時だけは威勢がいいくせに、以降はどいつもこいつもダンマリです。

まあ戦闘中に「えいっ!」「ヘアッ!」とか叫んだり、
ラスボス戦もロマサガ3ばりに何か言ってたけどな。どのキャラでも同じだが。

思わせぶりしといてえらい期待はずれやなあ、インテル状態。

それでも8人分あるんやからボリュームはあるやろという人もおるかも知れんが、ロマサガと違って
全くの一本道だし、話も全然面白くないし。

ていうか全員同じ話だし。


システム・操作性

「多彩な陣形攻撃で熱血RPGを体験しよう!」

デュアルオーブ2よりすごい詐欺文句。

全136種類あるとかいうとるけど、名前だけ変えた同じ陣形ばかりじゃないの。
能力ボーナスも同じ。
まあロマサガ2も同じこと(キャラ総勢200人以上!でも実質32人)やっとるけど。

おまけに隊列をプレイヤーは変更できない。
キャラクターが勝手に立ち位置を替えるだけ。

だいたい、底の浅い冒険にロマサガよりも多い陣形があって何の意味があるんだ。

それよりも、あのバカな味方キャラをなんとかしてくれりゃ良かったのに。
そう、このゲーム、AI戦闘なんですわ。FCのDQW状態。

いきなりスッ転んじまったのが、作戦がないこと。

いや、コマンドには「作戦」があるけど、なんとこれ、主人公のコマンドを選ぶだけ。
なんなんだ一体。

まあ、このAIだったら、作戦あってもハチャメチャだろうがな。

回復して欲しいのに回復しない。逆に主人公が回復アイテムを使おうとした時に
限って攻撃の手を休め、回復して
きて行動がムダに。

魔法が効かないのにしつこく魔法を使う、水術士ステシアは役に立たんポイズンミストを連発する、
こわれてるとしか思えない。

操作やテンポはなかなかのモンやが、エンカウントが高い、敵の回避率が無駄に高い、画面切り替えがやや遅い。


グラフィック

なんか、バンプレスト然としてるな。ヒーローものだからか。
コミカルなタイプで、見やすいのだがペラペラで質感に欠ける。魔法の演出もちゃちい。


音楽

昔、「CYBER KINGDOM NEXT」という大手ゲームサイト(今は閉鎖)で「良くも悪くもない‥」と
書いてた人がいたが…全体にはノリノリの曲が流れてるんだけど、展開にかけるきらいがある。

バトルやキャラごとのテーマがあるフィールドあたりも、最初は仲々いいと思ったけど、
聴くごとに印象が薄くなってくる。クロノ・トリガーと逆ですな。

光田氏だったらそこから展開させていくところの、更に1段階くらい前で曲終了。惜しい。


バランス・難易度

これもさっきのCKNに、9点(10点中)ってつけた人いるけど、あくまで理論的に考えると、いまいちでないですかい。

最適の陣形にしたといっても、
終盤にきてもダメージ1しか食らわないってのは、一体どういうこと。

そのくせクリティカルヒットでもないのに同じ敵から70とか100食らったりする。
陣形も変えてないのに。

永遠のフィレーナで振った、ディープダンジョンどころじゃない、
これはもうドラクエUやVのゲームブックと同じ計算式だ。

他にも消費MPそれぞれ1、16の攻撃魔法、威力がほとんど同じとか、

これをバランス良いちゅうか。

少しはDQスタッフに手伝ってもらえばよかったんじゃないのか、
真・聖刻を創ったジェイフォース。

(ああ、やっぱりそういうことだったのか)


まとめ

このRPG、あんだけ大々的に宣伝こいといてこれでは‥当時のレビュアーの評価、覚えてないんだよね。
でも少なくとも8点以上つけた人はいないだろ。

まあ、当時電撃SFCは、RPGというだけでかなりとりあげていた。
なにせコンセプトが「電撃はRPGを応援します!」って感じだったね。

オレも横浜ファンだから気持ちは分からなくもないけど、
あんまり大したことないゲームを凄いって評されてもなあ。
もっとも、ゲームの場合はダメなものはずっとダメだし。

まあ、真・聖刻ですら攻略チャート載っけてたゲーム誌だしな。

ちなみにこのゲーム、最終的に8人分ものシナリオをクリアできますが、
ほぼ同じ話なうえ一本道なので正直苦痛です。

オレも2年ほど放棄していた残り2シナリオをなんとか終わらせて
8人全員クリアしました。ある意味バズーより大試練でした。

しかし、8人こうやってクリアしてみても、
一体どのへんの話が繋がったというんだろう。

そしたら、いつもどおりのエンディングの後、
8人御揃いのイラストが登場。

‥で?
それだけ?

8回も「同じ作業」をさせといてそれはねえだろーよ。

まあ、何もないよりはずっとマシだったですが、
この前仲間らと見た脱衣麻雀のクリア後の映像みたいに
果てしない脱力感
を感じさせるものでした。


(この項・了)
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