SFCRPG四天王
アクセス59000記念
〜1000回遊べる「ダンジョンゲーム」〜
トルネコの大冒険
(1993年・チュンソフト)
| 容量・?M |
| 購入価格・?円 |
| 物語★★★★ |
| 容量★★★★★ |
| 内容★★★★★★ |
| 操作★★★★★★★ |
| 絵柄★★★★ |
| 音楽★★★ |
| 調整★★★★★★★ |
| 特殊★★★★★★★ |
| 総合★★★★★★ |
| キャラ・D |
| 難易度・C (本編後のダンジョンはS) |
RPGとは、広大な世界を旅し、町、城、ダンジョン、あらゆる地域を場所を廻り
謎を解き明かしていくものというものだ。
それをダンジョン一個に絞ったのが「ウィザードリィ(Xまで)」「ダンジョンマスター」なのだが、
2Dタイプ、スピーディーな戦闘、入るたびに形が変わる構造など、
あらゆる新要素があらゆるユーザーの心を掴み、以降のRPGへも影響を与えたゲームがある。
それがこの作品だ。
| シナリオ・ストーリー |
主人公は「ドラゴンクエストW」の主要キャラクターの1人、武器商人トルネコ。
不思議のダンジョンの噂を聞きつけた彼は、エンドールの店を捨て(アホや)、
家族と共に何年も旅し、ついにダンジョンを探し当てた(アホや)。
そして、ダンジョンで待ち受ける宝と冒険を求めて、その奥へと足を踏み入れる。
冒頭のとおり、入るたびに形の変わるダンジョンを旅し、成果(入手した金)により
店が段々と大きくなっていく。
始めは全10階の不思議のダンジョンを旅し、その後更なる深い不思議なダンジョンを
冒険する。これだけでは当時のRPGのボリュームとしてもちと物足りないが、エンディング
を迎えた後のデータでも遊べるし、クリアに必要なアイテムをとらなければ、どんどんと
奥へ進み、何階まで行けるか、極めるプレイに走れる。
しかも、クリア後にアイテムにあることをすれば、更なるダンジョンへ行けるのだ。
少々、厚みにかけるシナリオだが、その中でも成長する店や人の移り変わりを
感じられるのだからよろしいだろう。ゲーム重視のシナリオなのだから、こんなもんでよい(?)。
| システム・操作性 |
入るたびにダンジョンが変わる構成と、LVが常に1からスタートするルール。
自分の周囲は大部屋以外基本的に見えず、敵はロマサガのように見え、こちらと共に動き、
エンカウントはせずそのまま戦う。至るところに罠があり、トルネコは腹を空かせる。
これらを、敵を倒すことでLVを上げたり、様々なアイテムや武器を活用したり、
移動に工夫を凝らしたりすることで対処していく。
敵は一度に2歩動いたり、ステータスを下げてきたり、モノを盗んだり、眠らせてきたり、
混乱させてきたりと種類が少ない分、全てが個性的。
アイテムも、DQシリーズおなじみの呪文の効果をもたらす杖や巻物、回復や攻撃効果を
もたらす草、空腹を満たすパンなど、同様に多様である。
いくつもの要素が絡みあいながらも、至ってシンプルで分かりやすいゲームなのが素晴らしい。
しかも決して単調ではなく、何度も遊びたくなるような深みをも併せ持っている。
ハイスコアランクも、モチベーションを上げられる要因として評価出来よう。
操作性も非常に良いが、町だけは斜め移動ができないせいか、ちょっと窮屈かも。
| グラフィック |
キャラのサイズが大きいが、カラフル感、立体感はさほどでもない。
本家DQよりも薄味なように感じる。
| 音楽 |
ドラクエWでのトルネコのまったりながらも奇妙なテンポのテーマ曲をモチーフに、
6階までは2回ごとに3曲、7階から24階までは3階ごとに6曲、
25階&26回と27〜99階で2曲、また時折出るモンスターハウスと、
ダンジョンシーンの変化とともにBGMが変化。モチーフがほとんど同じなので、
その点は物足りないが、どことなくウィザードリィっぽさを感じさせる7〜9階が好み。
階が下がるにつれて増す緊張感は、規制がある中でもさすがすぎやま氏と思わせる。
ただ、25〜26階の溶岩地帯の曲は、ややハズした感が…。
| バランス・難易度 |
システム面で大体述べたが、ウィザードリィやダンジョンマスターと比べてとっつきやすく、
テンポもいい。難度は、アイテムの入手など運に左右されるところが大きいが、
パッケージ裏にもあるとおり、どの場面でどういうアイテムを使うのが適切か、
どのようなアイテムを残していくのか、ユーザーの腕というか感性が問われる割合も高い。
階が下がるに従って敵が強くなり意地悪になり、装備品の充実度も問われてくる。
幸い、持ち帰ったアイテムを残すことが出来、その数も店が大きくなるに従って
最大4つまで持てるようになる。やはり強力な剣、盾を残し、バイキルト、スカラの巻物で
育てるのがいいだろう。指輪は力+3かワナ抜け、もしくは腹減らずが欲しい。
しかし、そのアイテム持ち越しも本編クリア後のダンジョンでは不可能になる。
更にいうと、そのダンジョンでは新アイテムが大量に増える上、杖だけでなく道具まで最初の識別が不可能に。
自身に使うとマイナス効果を及ぼすアイテムも増加しているおり、恐ろしい難易度だ!
| まとめ |
あんまりハマらんだろうと思っていたが、ここまで中毒性があるとは思わなかった(↑でも、おい)。
プレーそのものがラクなわりにゲーム性が高く、達成欲をも湧かせてくれる。
クリア後、最下層を目指して続く冒険、更なるダンジョンの圧倒的な緊張感、
「ボスを倒した褒美に次の話を見せてくれる」普通のRPGとは一味違う、
ゲームのためにプレーするものだと思わせる。
「ヘラクレスの栄光W」「エストポリス伝記U」にも、クリア後のおまけゲーム(とは思えない
ほど大規模だが)に、このゲームを参考にしたダンジョンが用意されている。
それほど市場に与えた影響以上に、現場にもインパクトが強かった本作。
よりファン層を広げるため、オヤジから若者に主人公が替わったり、アラン○ラとか
不思議のテ○ションとか、パクリゲームが出たりしようが、
その序章は伝説として永遠に語り継がれるのだ。
(この項・了)
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