まさか『天下の奇祭はだか祭り』について再度記す事になるとは自分でも予想だにしていなかった。しかし書いてしまうのだ。
ところでmixiとやらからこの文章を読んでいる人は、「勝竜さんは、はだか祭りについて語るのが2度目なのか。私は1度目を知らないよ。ここは誰?私はどこ?もしかして記憶喪失?韓国ドラマの定番かしら」などと思われるかも知れない。そう言う方の為に捕捉しておくと、勝竜の運営する半死サイト『鼻が伸びちゃうよ』の日記のコーナーにて過去に1度はだか祭りについて語られているので、これが2度目なのである。『鼻が伸びちゃうよ』からこの文章を読まれている方は「あぁ、そうだね、2度目だね。もみもみ」と思われたはずである。
さて、実は今日がその祭りの日だった。通勤中に見たのだが、はだか祭りが催される地の最寄の駅では早朝だというのに民家の前にまで屋台が立ち並び、お祭りムードが満点だった。
ちなみに僕は、裸の男たちが群がる上に危険極まりない祭りを見たいとは思わないので、そこに一生行く事は無いだろうと思っていたのだが、物心付く前に家族と行った事が有ると母親から聞かされ驚いた。しかも、そこでカルーセル麻紀を見かけたらしい。残念ながら彼は裸で祭りに参加していたのではなく、同様の趣味の人達が集まる団体で見学に来ていただけとの事だ。納得はしたが、別にどうでも良いや。
さて、天下の奇祭であり、且つ年に1日しか行われないこの祭りを見る為に毎年カルーセル麻紀の様な人を含め多くの老若男女がこの土地に集まる。最寄の駅では改札口を増やすなどして対応をしているのだが、今日ふと思ったのである。僕が学生の頃は確か、改札口が増えるだけではなくて電車を増発して対応していたのじゃなかったかな。ちょっと調べた感じだと今日は増発をしている様子は無かったのだが、これは一体何故なのだろうか。
かの天下の奇祭とはいえ、昔ほど人を集める魅力が無くなり、電車を増やすまでも無いというのが大方の見解だろうが、
僕は違うと思うのである。
はだか祭り増発列車に乗った事のある方ならご存知かも知れないが、せっかくの増発列車も決して沢山の人が利用している様子が無かった。しかも祭りに行かないであろう、スーツを着たサラリーマン等がメインで利用していたのである。これでは単なる便利電車であり、本来の姿では無いではないか。やはりはだか祭りの増発便と言うからには、身動きどころか顔も掻けないぐらい混雑した車両の中は全て裸男のみであると言うのが本来の姿ではなかろうか。
こう言う状態にならないのであればはだか祭り列車に価値は無く、だから廃止されに違いないと僕は考えるのであった。
[完]
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