第38話「冬のソナタを見るのだ13、14」


 第13話

 酒飲んで朝帰りした後にこのドラマを見ると眠たくて仕方がないですな。

 このドラマ、韓国では70分枠で放送されていたのに対し、日本では60分枠での放送なので、当然毎週10分はカットされてしまっています(厳密に言うと、その回の最後の場面が違っていたりと、いろいろ相違点が有るらしいですが)。今回、ミニョンさんが涙ながらにユジンに会いたいと電話で訴えかけるシーンが有るのですが、この後結局ミニョンさんはユジンには会えません。少し前に、サンヒョクと「ミニョンさんとはもう会わない。チュンサンの事は忘れる」と約束したばかりで、ユジンはミニョンさんの言葉に何も返さずに電話を切ってしまい、ミニョンさんに会いに行かなかったのです。ユジン、偉い!・・・・と、日本版ではそう言う風に見えます。しかし、韓国版からのカットシーンをチェックして見ると、なんとユジンはミニョンさんに会いにこうとしているのです。会いに行こうとしたのだけど、たまたま家に来ていたお母さんが体調を崩して行けなくなったのです。かわりにユジンの下に駆けつけたサンヒョクがミニョンさんに会いに行って、話をつけると言う展開がノーカット版。

 このシーンのカットはかなりマズいと思いませんか?日本版しか見ない人は、本当はミニョンさんに会って何かを伝えようとしたユジンの本心を知らないまま今後のストーリーを追う事になります。このシーンが有るか無いかで物語りが全然違う物になってしまうと僕は思うのです。例えばさ、チングクがティアラを選ぶシーンなんかは完全にカットしても良いのだし、他にもカット出来るシーンが有ったと思うので、もっとしっかり考えて放映して欲しかったなぁ、と思うのでした。

 

 第14話

 全20話のこのドラマ。もう物語は後半に突入しています。ずっとこのドラマを見てきましたが、今回ほどユジンを憎く思った回は無かったでしょう。お前は気持ちが揺らぎすぎだ。サンヒョクとの婚約パーティをすっぽかした時から、周りの人間を振り回しすぎなのである。ミニョンさんに気持ちが行ったかと思えば、サンヒョクともミニョンさんとも別れると言ったり、サンヒョクと縒りが戻ってこのまま上手く行くのかと思わせておいて、実は最もチュンサンが忘れられなかっただなんて。友達もお母さんもサンヒョクも皆悲しんでいるぞ。以前精神的ショックで完全に潰れてしまったサンヒョクは、今回良く気丈にしていると思います。本当に辛いだろうに。チェリンの様になってもおかしくないのに。

 ってな訳で、この憎らしいヒロインの物語を残り5話、どうしても見ないといけないのかと考えてしまいました。

あ〜ぁ、ここまで思ってしまうって事は僕も相当このドラマにハマってしまったのかなぁ。

 

 とりあえずユジンよ、探している人間の携帯電話の番号を知っているのならば、とりあえず呼び出してみるのが良いと思うぞ。

 

[完]


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