スキャンダル(原題:朝鮮男女相悦之事)
う〜ん。日本では、『冬のソナタ』で一部の層から熱烈な支持を受けるペ・ヨンジュン初主演の映画です。
特に大いにハマった訳でもなく、1話を見ただけで開始してしまった日記のコーナー内で冬のソナタ感想文を連載している自分としては一応この映画もチェックしておかないといけないでしょうねぇ。
この映画を鑑賞したのは、映画公開翌日である日曜日の第1回目の上映時でした。
僕は映画を観る時は大抵シネコンで済ますのですが、チケット売り場に並ぶ客層を見た感じ、この映画を観そうな人はいませんでした。だいたい小学校高学年から中学生ぐらいが中心だったと思います。この客層だと『名探偵コナン』か『世界の中心で愛を叫ぶ』目当てだったんでしょうね。実際、150人程度入る劇場に客の入りは50人以下だったと思います。ちなみに、男性客の中では25歳である僕が圧倒的に最年少でしたね。
さて、この映画、別に何も面白くありません。『冬のソナタ』がヒットして、ペ・ヨンジュンが爆発的な人気を確立していなければ、都心部で単館上映される運命を歩む程度の映画だったんでしょうね。ペ・ヨンジュンが来日した時、空港に出迎えたファンの数は、どんなハリウッド俳優をも凌ぎました。おそらくこの映画はペ・ヨンジュンを見たい人がいるからこそ、この規模での上映になったのだと思います。それだけでしょう。特に、出演者やスタッフに思い入れのある人がいない限り、観る必要は無いと思います。
パンフレットには粗筋が最後まで書かれているじゃないですか。
そうだなぁ。終盤で「チョ婦人が流した嘘」の部分を「チョ婦人が見破った真実」って脚本に書き換えたら、大どんでん返しの、少しはマシな映画になったかも知れないですね。ま、そうしたとしても、最後に大どんでん返しが有るだけの映画なんでしょうけど。
『冬のソナタ』ではミニョンさんはいつでもマフラー姿。こちらではいつでもデカい帽子姿。韓国ってそう言う国なのかな?ってこの映画は朝鮮のお話しか。
ところで、原題はこれで正解なのかな?
2004年5月23日鑑賞