催眠

 


 毎月1日は映画1000円の日!だとか、まぁ、学生時代はそう言うのを気にして映画を観に行ったり出来た訳ですよ。

当時大学生だった僕は、その日の授業が終わった後に「今日は映画が1000円だから何か観ないと損だ」と言って、友人を誘って一緒に観に行った映画です。たったそれだけの理由で観た映画で、何かに期待をしていた訳ではなく、単に入場料が安いから劇場に足を運んで、時間的に適当だったと言う、類を見ないぐらい後ろ向きで鑑賞した映画となったのです。会社帰りとかにふらっとあてもなく映画を観るなんてのは、実は理想的だったりもしますがね。

 

 さて。最初に沢山弁明しましたが、とにかく観た理由が理由だけに、ちっとも印象に残っていません。

これ、ホラー映画で良いのですかね?ショッキングな場面やグロテスクな物をそれらしい演出で観せているだけで、それはホラーとは言いにくい気がしますね。最後の方は貞子のパクリみたいなキャラクターが出張って来ますけどね。ま、だからと言って気を抜いて観ようとすると痛い目に合いますよ。ホラーじゃなくても充分に怖いと感じられますから。

 

 ところで、この映画の冒頭を観て「肉食いてー」と思ったら、それはどうなんでしょう。肉を焼くシーンにつける効果音が大変宜しくなかったので、僕はそうは思えなかったのですが、一緒に行った友人は非常に食いたくなったそうです。

 

 あ、他の友人は「菅野美穂に悪女をやらせたら最高」と絶賛していましたよ。そう言うのが好きな人はどうぞ。

 

1999年7月1日鑑賞 


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