キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(原題:catch me if you can)

 


まったく思います。事実は小説より奇なり。

信じられない事に、この映画も実話がベースとなっています。

16歳で小切手詐欺を思い立ち荒稼ぎし、パイロットに成り済まして世界中を飛び回り、医者も弁護士も演じるとんだ若造と、それを追うFBI捜査官のお話しなんですが、この粗筋を見てこの物語が実話だと思える人はいないでしょう。

 

『A.I.』でがっかりして、『マイノリティ・リポート』で何とも思わなくて。思えばスピルバーグ作品でハラハラドキドキと楽しめたのはこの作品が初めてだったのではないでしょうか?スピルバーグの娯楽映画はやっぱ面白いんだと認識させられましたよ(『プライベート・ライアン』は僕の中で神格化されているので、別の次元です)。

犯人と捜査官の追いかけっこも面白いですが、この2人の妙な親近感が描かれているのも良かったですね。逆に、こういう描写が無かったから他の人の脚本は採用されずになかなか映画化が実現しなかったそうなんですが。う〜ん。

 この作品のオープニングは、好きなオープニングの5本の指に入ります。っていうか2本の指に入るでしょう。

全体的にスタイリッシュな作りでしたが、オープニングが最も顕著だったと思います。

2003年4月6日鑑賞


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