予言

 


 これがJホラーシアターの第2弾ですかな?いや、『感染』に関してはしっかり「第1弾」と謳われているのだけど、こっちにはそんな事は書かれていない様なのですよね。ま、いいや。

 

 さて、この映画の鶴田法男監督は、幽霊の出ないホラーを目指したそうです。

題材は週刊少年チャンピオンで連載された「恐怖新聞」。タイトルだけ見るとギャグかしら?とも思うのですが、恐怖漫画の代表格らしいです。僕は知りません。映画の方の物語としては、えーと、その昔、予知能力に長けた女性がいて、離婚した夫婦が出てきて、もうすぐ死ぬことが分かっていて、離婚した夫婦が共同で解決に向けて乗り出して・・・あれ?これって『リング』じゃん。

 いや、ま、物語は『リング』とは全然違うのですけどね。似ている部分がちょっと気になりまして。

しかしこの離婚した夫婦(特に嫁)、不法侵入し過ぎじゃない?ところで不法侵入した鬼形の家は、十数年も前からずっと電気代を支払い続けているのですかね。そして不法侵入に加えて盗電までしちゃって。あれ?そういえば鬼形さん、どうやって32本目のビデオを棚に仕舞ったのだろう。ってか、何分テープか知らないけど、その全てを早送りで見続けた離婚夫婦、相当時間かかったでしょう。凄いね。しかも1本目を見始めた時と最後を見ている時、外から差し込む日光に変化が無い。何故だ。

 

 細かい突っ込みは良いとして、総合してこの映画、面白かったですね。

ラストの里見にとって辛いシーンの連続は、観ているこちらも「いつ終わるのか」とげんなりして来るぐらいの良いデキ。あれは確かに辛い。あれだ、ジョジョの奇妙な冒険の第5部のディアボロの最期みたいな感じですよ。

 

ハリウッド版の『ザ・リング』を観た時、怖い映画としてより、謎解きの要素の方に関心しました。確かに日本の『リング』は面白かったのだと再確認させられた感じです。この映画も『リング』の面白さを見習っている感じですかね。いや、良かった。泣けた。いろんな意味で。

 

2004年10月2日鑑賞 


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