天使のくれた時間(原題:The Family Man)

 


 何に驚いたってねぇ、この映画の監督はあの『ラッシュアワー』のブレット・ラトナーが務めているではないですか。

ブレット・ラトナー監督のデビュー作『ランナウェイ』と『ラッシュアワー』を観ていると、とてもじゃないですが、こんな映画を撮れる人だとは想像できません。20代の頃に撮ったデビュー作で全米第2位に輝いたのも驚きですが、監督の多才さにも驚きました。

 

 と、のっけから暗にこの映画を誉めていますが、別に面白くて面白くて仕方がない作品と言う訳でもなく、大ヒットした訳でもありません。

ただ、人生と幸福について考えされられるこの作品を手堅く作っている事は間違いありません。手放しで誉めるべきでしょう。変な天使が出てきますが、これは『シティ・オブ・エンジェル』でニコラス・ケイジが演じていた天使よりはよっぽどマシだと思いますね。はい。

 

 今回の感想文を書くにあたって、この映画のパンフレットを読み返すまで、この物語の序盤で、ニコラス・ケイジが学生を演じているのだと思い込んでいました。そして、こんな顔の学生がいるかいな!と心の中で突っ込んでいたのですが、どうやら勘違いだった様です。27歳前後の役だったんですね・・・う〜ん、それもちょっとどうかと。

 

2001年5月13日鑑賞


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