トレジャー・プラネット(原題:TREASURE PLANET)

 


 スティーブンソンの「宝島」を原作に、舞台を宇宙に移したSF版宝島がこの映画。

この映画の原作となった「宝島」の事は全然知らないのですが、小さい頃にアニメ版の再放送を見て、続きが気になって仕方がない日々を送った事を覚えています。「宝島」はそれぐらい、子供にとって胸躍る内容だったのだと思います。

 

 舞台を宇宙に移したものの、大筋は原作通りらしいこの作品、SFアクション大作として非常に良く出来ていたと思います。

主人公のジムが憧れを抱くジョン・シルバーがあまりにも悪人面なのが気になりますが、まぁ良いでしょう。変なロボットのベンのデザインもちょっと気になりますね。この映画を「21エモン」のパクリだなんて言うつもりは毛頭ありませんが、あのデザインはちょっとなぁ。ジムとジョンの関係も、ああ言う描写をされると今後の展開が読めてしまうのは問題有りでしたね。

 

 ・・・と不満が出てきましたねぇ。そもそも、ディズニーで初めて宇宙を舞台にした映画らしいですが、僕としてはディズニーにSFアクションは求めていないのですよね。確かに全体的に見れば、平均はクリア出来る位には良く出来た映画です。しかし、このアニメを観ていても、20世紀フォックスのアニメを観ている気にしかなれないのです。プリンセスを出せとか、ミュージカルをしろとは言いませんが、ハッピーエンドである点以外で、どうにかしてディズニーらしさを出して欲しかったですね。

 

 ところで、僕はこの映画を字幕で観たのか吹き替えで見たのか思い出せません。

 

2003年7月13日鑑賞


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