マトリックス リローデッド(原題:THE MATRIX:RELOADED)

 


 映画を観た順番ではなく、年を無視した日付だけを頼りに感想文を更新しているものだから、今回の様に前作の感想文を載せる前に続きの感想を書くハメに陥ったりしますが、特に気にしません。さぁ、あの『マトリックス』の続編がやって来ました。

 

 この映画、エージェント・スミスを演じたヒューゴ・ウィービングがインタビューで「最高のコメディに仕上がったよ」と言ったとか言わなかったとか噂されていますが、僕はこの噂を信じたい。エージェント・スミスがネオと戦っている最中にその数をどんどん増やしていく場面が前半に登場します。はっきり言って、同じ顔の人が次々と沸いてきて、たった1人の人間にやられるサマは観ていて笑いが止まりません。本来なら手に汗握るアクションシーンのはずなのですが、僕はずっとクスクスと笑っていました。そして思ったのです。この場面を観る為だけに映画の入場料を払っても高くない、と。実際DVDまで買って繰り返し見てしまいましたからね。

 

 ところで、前作『マトリックス』でしっかり完結したはずのこの作品、続編を作るのは良いけど、なんだかひたすら意味不明になってしまっていますね。展開としては、アクション→難しい会話→アクション→難しい会話の繰り返しなのですが、この難しい会話の部分の意味がさっぱり分からない。ここで難しい会話を寝ない様に我慢したら、次に素敵なアクションシーンを観られるから頑張ろうって、自分を励ましながら観るのが正しい鑑賞法なのかも知れません。カーチェイスのシーンはかなり凄かったですよ。

 

 そして物語はブツリと切られて最終章へと向かうのです。

 

2003年6月28日鑑賞


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