スパイキズ3−D ゲームオーバー(原題:SPYKIDS3−D:GAME OVER)

 


 日本でこの映画の情報が流れるようになる前から、この映画のタイトルが気になっていました。

「3D」だと?「ゲームオーバー」だと?後者の方はだいたい何を意味するのか分かります。僕の大好きだったシリーズも3作目で終わりなんだな、と残念がったのを覚えています。しかし前者の「3D」って何だ?それはなんと文字通りだったのです。あの懐かしい赤と青の眼鏡を掛けて観る映画だったのです。いやー、この監督、やっぱ好きですわ。

 

 今回も物語は子供、特にジュニを中心に進みます。と言うか、ジュニはOSSを辞めて私立探偵をやっているのだから大人達が活躍しないのは必然。そして物語の舞台はゲームの中。中に入ってプレイ出来るゲーム「GAME OVER」を開発したのはトイメーカーという謎の人物。こいつは全世界の子供達を支配するのが目的らしい。それを阻止するのがジュニの役割である。

 

 今回、舞台がゲームの中といことがあって、前作までの様な荒唐無稽なスパイグッズを出す必要がなくなってしまい、面白さははっきり言って減少している。変わりに、と言っても良いのか分からないけど、立体映像を生かしたゲームの中らしい見せ場は満載。ただし、これを大人が楽しめるのか?と問われると難しい。だいたい、上映時間にほぼ相当するだけ赤青の眼鏡を掛けていると気分が悪くなってくるのです。周りで観ている子供たちは随分楽しそうでしたけどね。

 

 映画のラストには今までのシリーズの登場キャラが総出演します。このシーンは素晴らしきファンサービスですね。

ホント、この映画、豪華キャストです。ジョージ・クルーニーにシルベスタ・スタローンにアントニオ・バンデアラス。彼らは皆脇役。そしてあっと言う間に消えていく役でイライジャ・ウッド。う〜ん。凄いなぁ。

 

2003年10月13日鑑賞


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