シュレック2(原題:SHREK2)

 


 行った映画館で上映しているからこの映画を観たのですが、良く考えたらまだ公開前のはずではないですか。どうやら先行上映を観てしまった様です。思えば先行上映を観るのは初めての事。劇場は物凄く空いていましたよ。

 

 ディズニーの『美女と野獣』に待ったをかけたかの様な前作の続編にあたる本作。

シュレックとフィオナはすっかり愛し合い、2人の間を邪魔する者はもういないかと思っていたのですが、フィオナの結婚を祝おうとしたフィオナの両親で一国の国王夫婦はシュレックの姿を見て大ショック。特に国王は絶対にシュレックを認めないし、認められないのだ。国王は、シュレックをどうにかしようと目論むのだが・・・

 

前作でしっかり成長した(ふっ切れた?)フィオナとシュレック、そして今作のオープニングを見ていると、例えどんな事があろうと2人の仲を引き裂く事なんて無理だ!と僕は信じていたので、実は今回の1つ1つの事件に何らかの不安を感じる事は一切ありませんでした。とても安心して観られたのです。

 今作も前作同様にギャグとパロディが満載。元ネタが分からないパロディも多いですが、全編通して笑いが絶えない出来になっています。

終盤の、シュレックが仲間たちと大暴れするシーンは、アクション映画で言うなら「クライマックスでアクション連発シーン」的勢いでギャグのオンパレードになります。もう楽しくて楽しくて。シュレックの仲間達が、どうやて遠い遠い国まで駆け付けたのかが気になりますが、とりあえずそれは許してあげましょう。

 

 過去の御伽話を辛口で批判する傾向のこのシリーズ。だからと言って、決してひねくれたテーマを描くわけではなく、現実でも考えさせられるテーマを扱っています。怪物2人が容姿も含めて他人に認めてもらい、幸せに暮らしていける事をこの物語ではしっかり証明してくれた訳ですが、ここまでされると、過去のプリンセスグッズで儲けているディズニーはもう絶対にドリームワークスに勝てない気がします。

 

2004年7月17日鑑賞


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